こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
最近は、地域独自の生産方法や特徴的な味わいを持ち、
付加価値の高い野菜や果物に商標を付けてブランド化したものが増えてきましたが、
その中のひとつである高糖度サツマイモ「甘太くん」をご存じでしょうか。
「甘太くん」は、大分県の火山灰土が広がる、
臼杵市と豊後大野市の丘陵地帯を中心とした、
サツマイモ栽培に適した自然豊かな環境で生産されています。
「べにはるか」という品種の中でも一定の基準をクリアしたもののみを
「甘太くん」として出荷。
秋が旬のサツマイモですが、この「甘太くん」は天日干しされたのち、
一定期間貯蔵して糖度を高めてから出荷されるため、12月に多く出回ります。
きめが細かくしっとりとした舌触りで際立つ甘さが魅力です。
特に焼き芋にしたときのおいしさは格別で、まるで天然のスイーツ。
一度食べると忘れられない、毎年食べたいサツマイモです。
今が旬の「甘太くん」、ぜひ試してみてくださいね。
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
12月11日は「胃(1)に(2)良い(11)」の語呂合わせから胃腸の日。
2024年もあっという間に師走ですが、
この一年、胃腸にかけてきた負担を振り返って
労わる日にしてみてはいかがでしょうか?
胃腸にやさしい食べ物といえば、
うどんやお粥、雑炊など刺激の少ないやわらかいものがあげられます。
おすすめは、色々な野菜をじっくり煮込んだ具だくさんのスープです。
やわらかく煮込まれた野菜は消化に良く、
水溶性の栄養素もスープとして逃がさず摂取。
寒い日に体の中から温まることもできます。
そして意外と盲点ですが、
胃腸の健康に欠かせないのが、生活習慣を見直すことです。
十分な睡眠をとること、毎朝起きる時間をそろえること、
規則正しく同じ時間に同じ回数食事をとること、
ゆっくり良く嚙むこと。
これらの習慣を意識するだけで、良い変化がみられるかもしれません。
ぜひ元気な胃腸でおいしい誘惑の多い年末年始をお迎えください。
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。
前回はねぎサミットと、
そこで出会った難波葱のことをご紹介しましたが、
今回は難波葱と塩みかんを使った
塩チャプチェのレシピをご紹介したいと思います。
【材料】(2人分)
・難波葱‥1袋
・春雨‥35g
・豚挽肉‥100g
・すりおろし生姜‥小さじ1/2
・すりおろしニンニク‥小さじ1/2
・鶏ガラスープの素‥小さじ2
・水‥100ml
・ごま油‥大さじ1
・塩みかん‥小さじ1/2
【作り方】
①春雨はお湯に5分ほど浸けておく。
難波葱の根を除き、3㎝幅にカットする。
②フライパンにごま油を入れて中火にかけ、豚挽肉を炒め、
白っぽくなってきたら生姜とニンニク・葱の白い部分を加えてさらに炒める。
③お湯を切った春雨と葱の青い部分を加えて炒め合わせ、
水・鶏ガラスープの素・塩みかんを加えて、
汁気がなくなるまで炒め煮にして完成。
難波葱の代わりに博多万能ねぎや九条葱でもOKです。
ぜひお試しくださいね。
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
12月に入り、段々と寒さも増してきました。
いよいよかんきつ類の季節ですね。
愛媛県庁のHPによると、
愛媛県の令和3年産かんきつ類収穫量は温州みかんが全国第2位、
中晩柑類は全国第1位、
それらを合わせたかんきつ類全体でも全国第1位となっています。
かんきつ王国愛媛の名をほしいままに、
バラエティも豊かでその種類の多さは他県を圧倒するほど。
みかんはもちろん、紅まどんな、伊予柑、甘平(かんぺい)、
せとか、河内晩柑、媛小春など
様々な品種を楽しめるのが愛媛県のかんきつ類の魅力のひとつです。
今年は夏の猛暑の影響が心配されますが、
そんな中育てられたかんきつたちは大変貴重で感謝の気持ちが溢れます。
まずは今の時期ですと、
毎年楽しみにしている方も多い「紅まどんな」でしょうか。
最近店頭で見かけるようになって、出会えると嬉しくなります。
ぜひ2024~2025年のかんきつ類も楽しみつくしましょう!
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。
先日、茨城県水戸市で開催された『全国ねぎサミット』に参加してきました。
ねぎサミットは、日本の食卓を彩るねぎにスポットを当てたグルメの祭典で、
全国からブランドねぎが集う他、
ねぎグルメを堪能できるねぎ好きには堪らないイベントです。
普段、青果店やスーパーに並ばないねぎが購入できるので、
白ねぎが主流の東日本住民としては、
西日本の青ねぎをメインにいくつか購入しました。
青ねぎというと京都の九条葱が有名ですが、
最も歴史が古いねぎを教えてくれたのが大阪ブースの男性でした。
関西弁も心地よく聞き入ってしまいます。
中国西部やシベリアが原産地とされているねぎが
日本で最初に伝わった場所が大阪で、
盛んに栽培されていた種が京都に持ち込まれ、
今の九条葱になったそうです。
歴史が学べるのもサミットならでは!
来年は兵庫県朝来市が開催地らしいので、
ねぎ好きの方はぜひ足を運んでくださいね!
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
ダイコンがおいしい季節になってきましたね。
今回は塩みかんマリネの素を使ったダイコンレシピをご紹介します。
「塩みかん風味の大根サラダ」
【材料】(2人分)
ダイコン(上部) 150g
カイワレ大根 1パック
かつお節 適量
きざみのり 適量
〇塩みかんマリネの素 小さじ2
〇しょうゆ 小さじ1
〇純米酢 小さじ2
〇こめ油 大さじ1
【作り方】
1.ダイコンは皮をむいて繊維に沿った千切りにし、
5分ほど冷水にさらしておく。
2.カイワレ大根は根元を切り落とし、3㎝長さに切る。
3.ボウルに〇の調味料を入れてしっかりと混ぜ合わせる。
4.1の水気をしっかりとふき取り、
3のボウルに大根とカイワレ大根を入れて和える。
5.皿に盛り付け、かつお節ときざみのりを飾る。
ダイコンは上部がみずみずしく甘みがあってサラダ向き。
繊維の方向に切ることでシャキシャキとした食感が楽しめます。
塩みかんの風味との相性抜群!
ぜひ試してみてくださいね。
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。
体の解毒力や抗酸化力を高める効果が期待できる
スルフォラファンを豊富に含むブロッコリースプラウト。
スルフォラファンの吸収率を高めるには、
生のままよく咀嚼して食べることが良いとされています。
今回はそんなブロッコリースプラウトと
塩みかんを使ったサラダをご紹介したいと思います。
【材料】(2人分)
・ブロッコリースプラウト‥20g
・白菜‥20g
・茹で卵‥1個
・塩みかん(青)‥小さじ1/2
・ごま油‥大さじ1
・酢‥小さじ2
・コチジャン‥小さじ1/4
【作り方】
①白菜は3㎝幅の太千切りにして、ゆで卵は殻をむいて6等分する。
②その他の調味料を小皿に入れてよく混ぜ合わせる。
③ブロッコリースプラウトと①を皿に盛り付け、②をかけて完成。
青みかんの香りは、アブラナ科の野菜特有の青臭さをマスキングしてくれ、
ごま油がスプラウトの辛味をマイルドにしてくれます。
よかったらお試しくださいね。
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
11月も後半、ようやく寒くなってきましたね。
今回はこの時期に旬をむかえる野菜「ゴボウ」のおいしい食べ方をご紹介します。
きんぴらや筑前煮など和食に欠かせないゴボウですが、
実は食材として使っているのは世界中でも日本だけというめずらしい野菜です。
春の新ゴボウはやわらかく、香りが良いとされ、
秋冬のゴボウは甘みがあり、味が良いとされています。
食物繊維が豊富で、
水溶性・不溶性どちらの食物繊維もバランスよく含んでいる優秀な食材。
独特な風味と食感があり、
他のものには替えがきかない唯一無二の野菜といえます。
簡単でおすすめの食べ方は、
丸太のように1㎝幅に輪切りにして片栗粉をまぶし、揚げ焼きします。
表面がきつね色に色付くまで中火でじっくり火を入れます。
味付けは塩、胡椒、あおさで。
海苔の風味がたまらない!
パクパク手が止まらないおやつやおつまみにぴったりの一品です。
よければ試してみてくださいね。
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
秋から冬にかけて季節が移ろう今日この頃。
白菜やホウレンソウなど、寒さが増すこの時期に旬を迎える食材は
色々ありますが、サトイモもそのひとつ。
実はサトイモは芋類の中ではカロリーが低く、
ポテトサラダやカレーなどをよりヘルシーに仕上げたい場合は
ジャガイモとの置き換えにおすすめです。
サトイモには特有の粘りがあり、
皮をむくのが面倒に感じる方もいるかもしれません。
そんな方におすすめなのが、加熱してから皮をむく方法です。
生のサトイモの真ん中にあらかじめ
ぐるりと一周包丁で切り目を入れて
竹串がすっと通るようになるまで茹でます。
ザルにあげて粗熱を取り、
切れ目の両サイドを指でつかんで引っ張ると、
気持ちいいくらいツルンと皮が取れます。
同じように切れ目を入れてラップをして
電子レンジで加熱しても皮はむけますが、
茹でた方がよりむきやすいです。
お好きな方でぜひ一度試してみてくださいね。
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。
先月位から関東の売り場でも青パパイヤを普通に見かけるようになりました。
以前よりは少しずつ浸透してきている感じがしますが、
みなさまは、果物コーナーにある黄色いパパイヤと、
野菜コーナーにある青パパイヤ。どちらを手に取りますか?
果物として食べる黄色いパパイヤ。
量販店でよく見かけるのはハワイ産だったりします。
さっぱりとした味わいで時折苦味を感じるものも。
果物として食べるパパイヤだったら直売所などで売られている、
沖縄県産のパパイヤをおすすめします。
完熟手前の緑色と黄色のまだら模様の状態で売られていたら、
常温で追熟させて全体にオレンジがかった
黄色になるまで待ってから食べると、甘さも充分!
歯がいらないほど柔らかくジューシーでおいしいです。
地元沖縄県では青パパイヤを野菜として料理に使うことがほとんどだそうですが、
これから観光に行かれる方はぜひ味わってみてください。
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