こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
11月も後半、ようやく寒くなってきましたね。
今回はこの時期に旬をむかえる野菜「ゴボウ」のおいしい食べ方をご紹介します。
きんぴらや筑前煮など和食に欠かせないゴボウですが、
実は食材として使っているのは世界中でも日本だけというめずらしい野菜です。
春の新ゴボウはやわらかく、香りが良いとされ、
秋冬のゴボウは甘みがあり、味が良いとされています。
食物繊維が豊富で、
水溶性・不溶性どちらの食物繊維もバランスよく含んでいる優秀な食材。
独特な風味と食感があり、
他のものには替えがきかない唯一無二の野菜といえます。
簡単でおすすめの食べ方は、
丸太のように1㎝幅に輪切りにして片栗粉をまぶし、揚げ焼きします。
表面がきつね色に色付くまで中火でじっくり火を入れます。
味付けは塩、胡椒、あおさで。
海苔の風味がたまらない!
パクパク手が止まらないおやつやおつまみにぴったりの一品です。
よければ試してみてくださいね。
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
秋から冬にかけて季節が移ろう今日この頃。
白菜やホウレンソウなど、寒さが増すこの時期に旬を迎える食材は
色々ありますが、サトイモもそのひとつ。
実はサトイモは芋類の中ではカロリーが低く、
ポテトサラダやカレーなどをよりヘルシーに仕上げたい場合は
ジャガイモとの置き換えにおすすめです。
サトイモには特有の粘りがあり、
皮をむくのが面倒に感じる方もいるかもしれません。
そんな方におすすめなのが、加熱してから皮をむく方法です。
生のサトイモの真ん中にあらかじめ
ぐるりと一周包丁で切り目を入れて
竹串がすっと通るようになるまで茹でます。
ザルにあげて粗熱を取り、
切れ目の両サイドを指でつかんで引っ張ると、
気持ちいいくらいツルンと皮が取れます。
同じように切れ目を入れてラップをして
電子レンジで加熱しても皮はむけますが、
茹でた方がよりむきやすいです。
お好きな方でぜひ一度試してみてくださいね。
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。
先月位から関東の売り場でも青パパイヤを普通に見かけるようになりました。
以前よりは少しずつ浸透してきている感じがしますが、
みなさまは、果物コーナーにある黄色いパパイヤと、
野菜コーナーにある青パパイヤ。どちらを手に取りますか?
果物として食べる黄色いパパイヤ。
量販店でよく見かけるのはハワイ産だったりします。
さっぱりとした味わいで時折苦味を感じるものも。
果物として食べるパパイヤだったら直売所などで売られている、
沖縄県産のパパイヤをおすすめします。
完熟手前の緑色と黄色のまだら模様の状態で売られていたら、
常温で追熟させて全体にオレンジがかった
黄色になるまで待ってから食べると、甘さも充分!
歯がいらないほど柔らかくジューシーでおいしいです。
地元沖縄県では青パパイヤを野菜として料理に使うことがほとんどだそうですが、
これから観光に行かれる方はぜひ味わってみてください。
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
秋の果物の代名詞「柿」。
最近では「和歌山のたねなし柿」に含まれる「柿タンニン」が
悪玉(LDL)コレステロール値を低減させられることを臨床試験で実証し、
機能性表示食品として消費者庁に受理されました。
栄養価の面でも注目度の高い柿ですが、
品種開発も進み、新品種が続々と誕生。味へのこだわりも高まっています。
その中の一つに福岡県が10年の歳月をかけて育成した
「秋王」という品種があります。
「秋王」は甘柿で初めての種がほとんどできない柿として開発されました。
(※極まれに入ることもあり)
甘柿の代表格「富有」とサクサクとした食感の「太秋」を交配。
糖度が「富有」よりも1~2度高く、
「太秋」譲りの歯切れのよい食感です。
色付きが良く、ツヤのあるきれいな橙色が見た目に美しいのも魅力です。
10月下旬から11月上旬にかけて旬をむかえ、
毎年楽しみにしているファンも急増中。
見かけたらぜひ試してみてくださいね。
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。
先日、青森県十和田市の川田農園を訪問してきました。
川田農園では温泉栽培といって、
温泉水を利用して小松菜と三東菜を育てています。
最初に温泉水を使い始めたきっかけは、
連作で土壌が酸性になるのを、
アルカリ性の温泉水で中和できるかもしれない!という発想からでした。
源泉の温度が30℃程度と低く、
そのまま作物に与えても問題ないそうで、
ハウスの地下50㎝ほどの所にパイプを通して温泉水を循環させているため、
冬場でも一定の温度を保つことができます。
ハウスの中に入ってみると、
湿度のある空気と外気よりも温もりを感じます。
緑色の小松菜と黄緑色の山東菜。
その場で食べてみたその葉は柔らかく、
えぐみもなく温泉水の塩気があり、むしろ甘く感じます。
そのままサラダでモリモリ食べたくなる美味しさでした。
地元の直売所で販売しているので、
奥入瀬渓流の観光帰りにぜひ購入してほしい逸品です。
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
今回は塩みかんを使ったフルーツサラダのレシピをご紹介します。
「ブドウとチーズのサラダ 塩みかん風味」
【材料】(2人分)
お好みのブドウ(ミックスしてもOK) 10粒程度
ミニトマト 5個
モッツァレラチーズ 100g
パセリ 少々
塩みかん(青みかん) 小さじ1
ショウガ(すりおろし) 少々
オリーブオイル 大さじ1
【作り方】
1.ブドウとミニトマトを半分に切る。
2.モッツァレラチーズも1と同じ大きさになるくらいに切る。
3.パセリはみじん切りにする。
4.ボウルに塩みかん(青みかん)とショウガ(すりおろし)と
オリーブオイルを入れて混ぜ合わせ、1~3の材料を加えて軽く和える。
すっきりとした風味のショウガと塩みかん(青みかん)の相性が良く、
フルーツがデザートではなく、一味違ったサラダに。
生ハムを加えてさらに食べ応えを出したり、
バジルなどのハーブで風味を足したりするのもおすすめ。
よければ試してみてくださいね。
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
秋は様々な果物が旬を迎えますが、スターフルーツもそのひとつ。
秋から冬にかけておいしいものが出回ります。
原産地は南インドなどの熱帯アジアと考えられていて、
日本では主に沖縄県で栽培されています。
和名は五斂子(ごれんし)といい、
カットした断面が星形に見えることからスターフルーツと名付けられました。
黄色い果肉はジューシーでほんのり甘酸っぱく、
サクサクとしていて、どこか和梨に似た食感です。
そのまま生食する他に、ピクルスにするのがおすすめです。
また、サラダの彩りやアクセントにすると味も見た目も華やかになります。
選び方のポイントはシワが無く、果皮にハリとツヤがあるもの。
持った時に重量感のあるもの。
全体的に均一に色付いているものが良品とされています。
カリウムや食物繊維を豊富に含みます。
なかなか馴染みのないフルーツですが、
旬の時期にぜひ試してみてくださいね。
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。
生姜の産地と言ったらどこを思い浮かべますか?
四国にある高知県が全体の40%以上を占める一大産地で、
中でも四万十地区が高知県の作付面積の3割以上を占める県内一の産地です。
その理由は、年間の降水量と日照量の両方が1位という四万十地区が、
高温多湿を好む生姜の生育に最適な気候であること。
更には標高230mという高南台地特有の寒暖差が、
栄養をたっぷり蓄積してしっかり肥えた生姜を育てるそうです。
6月から収穫される新生姜と品種は同じもので、
主にハウスで育てられる新生姜はすぐに出荷されますが、
四万十地区で露路栽培されている囲い生姜は、
収穫後一定の湿度と温度が保たれた予冷庫で保管され、
翌年1年かけて計画的に出荷されていきます。
売り場を覗けばいつでも生姜を購入できるのはそのためです。
朝晩寒くなってきたので、加熱生姜をたっぷり食べて、
体を温めながら冬本番を迎えたいですね。
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
2024年もそろそろみかんシーズンに突入します。
極早生みかんと呼ばれる9月~10月に出回るみかんは、
キリっとした酸味の中に甘味を感じる果汁たっぷりの秋みかん。
青みの残る外皮は薄く、内側の皮(じょうのう膜)もとても薄いので
口当たりが良く、食べても気になりません。
冬場に食べる甘いみかんももちろんおいしいですが、
この時期にしか食べられない極早生みかんは
カンキツ好きにはたまらない魅力があります。
あまり日持ちはしないので、
新鮮なうちに食べきってしまいましょう。
酸味を活かしてサラダにしたり、ドレッシングにしたり、
リンゴやナシなど旬の果物と合わせてミックスジュースにするのもおすすめ。
そして、この極早生みかんを皮切りに、
早生・中生・晩生の温州みかんや様々なカンキツ類が続々と登場します。
それぞれの品種の旬は意外と短くあっという間です。
カンキツシーズン2024も存分に楽しみましょう!
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。
東西に長い日本列島で、
ラストに収穫シーズンを迎える北海道札幌市東区で、
先月中旬から札幌黄という品種の玉ネギの出荷がスタートしました。
明治初期にアメリカから導入された品種を旧札幌村で栽培。
その後札幌の気候風土に合うように改良を重ね、
F1品種が主流の今でも、札幌の地で育て続けられています。
その量は同地で栽培される作付面積の僅か3パーセント程という希少さ。
なぜなら、F1品種に比べて育てるのが難しく、
傷むも早いため流通に向かず、
東京や大阪などの市場に出回ることがほぼないため、
育てる生産者も少ないそうです。
ただ、プロの料理人にファンが多く、
特に加熱した時の香りの立ちかたや旨みは格別で、
スープにするとまるでブイヨンを入れたような奥深い味わいになります。
ネット通販で送ってくれる農家さんもあるようなので、
気になる方はお取り寄せしてご自分の舌で体感してくださいね。
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