「食べる輸血!?ビーツの魅力」みかんでもっと笑顔になる 野菜ソムリエ 小宅祐子さん vol.240
2018-6-9 3:34
テーマ : 野菜・果物のお話
みかんでもっと笑顔になる 「食べる輸血!?ビーツの魅力」
野菜ソムリエ 小宅祐子さん vol.240
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こんにちは。野菜ソムリエの小宅祐子です。先日、コールラビやズッキーニ、カラフルなジャガイモなど、珍しい野菜ばかりを育てている農園へお邪魔して農作業のお手伝いをしてきました。その中で赤や黄、渦巻き模様のビーツも収穫させてもらったのですが、このビーツという野菜、「食べる輸血」と言われるほど栄養が豊富です。見た目はカブのようですが、実はホウレンソウと同じ「アカザ科」の仲間で、ロシア料理のボルシチに使われることで有名です。鮮やかな赤はベタシアニン、また鮮やかな黄色はベタキサンチンというポリフェノールの一種。高い抗酸化作用を持ちます。カリウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、葉酸、食物繊維など様々な栄養素を含み、スーパーフードとも呼ばれています。茹でる場合は皮を剥かずに丸ごとゆっくり弱火で火を通すと栄養素や色素の流出を防ぐことができます。旬は6月~7月と11月~12月。珍しい野菜ですが見かけたらぜひ手に取ってみてくださいね。