「繊細野菜、パプリカ」みかんでもっと笑顔になる 野菜ソムリエ 小宅祐子さん vol.241
2018-6-13 7:40
テーマ : 野菜・果物のお話
みかんでもっと笑顔になる 「繊細野菜、パプリカ」
野菜ソムリエ 小宅祐子さん vol.241
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こんにちは。野菜ソムリエの小宅祐子です。
季節が夏に進むにつれて、売り場に並ぶ野菜は彩りを増します。中でもひと際目を引くのが赤・黄・オレンジなどのパプリカではないでしょうか。同じ仲間のピーマンとはまた違って、大玉で肉厚、フルーティで甘いパプリカは1993年にオランダから初めて輸入されました。日本に流通するようになると、カラフルで見た目も食べても美味しく、ピーマンと比べて栄養価も高いことからたちまち新顔野菜として人気が出ました。しかし、とても繊細な野菜のため栽培が難しく、国内消費のほとんどが輸入品。高温多湿な日本の気候がパプリカ栽培には向いておらず、国産パプリカはとても貴重な野菜のひとつです。
輸入物は未熟のうちに収穫して出荷されますが、国産は完熟したものを収穫するため栄養価が高く、甘みが強く、シャキシャキとした瑞々しい食感が魅力。生でかぶりつきたい美味しさです。国産パプリカ、見つけたらぜひお試しください。