「世界一のナス」みかんでもっと笑顔になる 野菜ソムリエ 小宅祐子さん vol.256
2018-10-3 7:51
テーマ : 野菜・果物のお話
みかんでもっと笑顔になる 「世界一のナス」
野菜ソムリエ 小宅祐子さん vol.256
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こんにちは。野菜ソムリエの小宅祐子です。
先日、宮崎県の野菜・果物をふんだんに使った料理教室イベントで貴重な食材に出会いました。
宮崎県は温暖な気候と太陽の恵みが美味しい食材を育む土地柄で、マンゴーをはじめ、言わずと知れた食材の宝庫。中でも江戸時代から作られてきた伝統野菜「佐土原(さどわら)なす」は、世界的に有名なイタリアンの奥田政行シェフに“世界一のナス”と言わしめるほど素晴らしいナスです。長ナスで、表面が薄紫色。あくが少なく、甘みがあり、フルーティー。まるで梨のような食感で、生食できます。あくがない証拠に、切ってしばらく放置しても変色せずに白く美しいままの姿に驚きました。焼くと果肉がとろっとろにとろけて甘みが際立ち、肉や魚にも負けない存在感。メインを張れる食材です。
一時は絶滅の危機に瀕した奇跡のナス、その美味しさは一度食べる価値ありです。見つけたらぜひ試してみてくださいね。