農業生産法人 株式会社ミヤモトオレンジガーデン

2022年11月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  

ブログ内検索

2022年11月

みかんでもっと笑顔になる 「黒柿」

野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.474

=============================

こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
先日、旅行で山形を訪れた際に、大変珍しい果物に出会いました。それは皮が真っ黒の「黒柿(黒実柿)」です。調べてみると不完全甘柿の一種でかなり希少なものらしく、一般流通はほとんどしていないそう。10月から11月ごろにまれに道の駅などに出回る程度。こういった出会いがあるのが旅の醍醐味のひとつですよね。重量は約100gと小ぶりで、頭頂部は少しとがっています。果皮は黒色でツヤがあり、果肉の色は一般的な柿と同じ濃い橙色で、味は完熟すると糖度が高くしっかりと甘みを感じられます。大きな特徴として、この黒柿の木がとても貴重なもので、樹齢100年以上の古木になると心材に墨のような模様がはいることがあり、和家具や建築材、工芸品など観賞用として珍重されているそうです。神秘の銘木として知る人ぞ知る黒柿、その実を食べることができて幸運でした。今後も素敵な野菜果物との出会いを探して旅に出たいと思います。

category : 野菜・果物のお話comments : (0)

野菜がもっと好きになる 「かぼちゃを守るソルゴー」

野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.447

=====================================

こんにちは!野菜ソムリエの知久です。

先日、宮古島でかぼちゃ畑を見学してきました。亜熱帯気候で冬でも温暖な宮古島では、主に冬春期が野菜の最盛期で、かぼちゃも年末から5月にかけて出荷時期を迎えます。露路栽培なので、車を走らせていれば見かける機会もあるはずなのに、今まで気づかなかったのには理由がありました。夏には台風、冬には冷たい強風が吹く日の多い宮古島では、野菜や果物を暴風から守るために、様々な工夫が凝らされています。かぼちゃ畑の周りには、風よけとして「ソルゴー」というイネ科の植物を植えます。かぼちゃの苗が膝下ほどの高さで、ソルゴーは1メートル以上。必然的に目隠しとなり、かぼちゃの苗に気づかなかった訳です。他にも、アブラムシなどの害虫を捕食するテントウムシの待機所にもなり、すきこむことで緑肥にもなります。ソルゴーに守られて育つ宮古島のかぼちゃが、船で運ばれ、売り場に並ぶのも間もなくです。

category : 野菜・果物のお話comments : (0)

みかんでもっと笑顔になる 「塩みかんで洋風きんぴら」

野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.473

=======================================

こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
そろそろゴボウもおいしい季節。今回は晩秋から冬にかけておいしいゴボウを使った塩みかんレシピをご紹介します。
「塩みかんで洋風きんぴら」

【材料】(2人分)
ゴボウ 1/2本
ニンジン 1/4本
塩みかんマリネの素 小さじ1
しょうゆ 小さじ1
酒 小さじ2
バルサミコ酢 小さじ2
オリーブオイル 適量

【作り方】
1.ゴボウはたわしなどでよく洗い、太めの千切りにする。ニンジンも同程度の太さに切る。
2.フライパンにオリーブオイルを熱し、ゴボウとニンジンを炒める。
3.2に火が通ったら、調味料をすべて入れてさっと炒める。

塩みかんマリネの素には甘みも入っているので、きんぴらのようなあまじょっぱいおかずにもぴったり。フルーティーなバルサミコ酢との相性も抜群です。アレンジとして、鶏肉などを入れるとメインのおかずにもなります。マイタケやシメジをプラスしてヘルシーにカサ増しするのもおすすめ!よければ試してみてくださいね。

category : 塩みかん活用レシピcomments : (0)

野菜がもっと好きになる 「下仁田ネギ」

野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.446

============================

こんにちは!野菜ソムリエの知久です。

11月に入り霜がおりてくると、甘さが増してくるのが根深ネギです。その昔、江戸の大名に「送料がいくらかかっても構わないから大至急200本送れ!」と言わせたネギがあることをご存知でしょうか?それは群馬県甘楽郡下仁田町を中心として、その周辺で栽培される「下仁田ネギ」です。量販店の青果コーナーでも見かけるようになりましたね。白根が太いのが特徴で、熱を通すと甘さが増し、特有の風味とトロッとした食感が味わえます。近年、品種改良が進み、その他の地域でも栽培できる新種の下仁田ネギができたそうですが、通の方に言わせえると「独特の風味は、この地域の在来種が格別に良い」のだとか。先日、頂く機会があって、すき焼きに入れたところ、「甘い!」と叫んでしまうほどの糖度と、独特の風味に感動しました。トロッとした食感が卵との相性も抜群です。ネギ好きな方、まずはすき焼きで、是非ご賞味あれ!

category : 野菜・果物のお話comments : (0)

みかんでもっと笑顔になる 「自然薯の日」

野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.472

=============================

こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
11月16日は6という数字を「も」の字に見立てて、11(いい)16(いも)の語呂合わせから自然薯の日に制定されています。自然薯は日本原産のヤマノイモ科・ヤマノイモ属に分類されるつる性植物。正式には「山芋(ヤマノイモ)」と言い、形は似ていますが、長芋とは別品種です。独特の甘みがあり、粘りが強いことが特徴です。その滋養強壮の効能から「山菜の王者」や「山のうなぎ」とも称されていて、消化酵素であるアミラーゼを豊富に含みます。酵素は熱に弱いため、生で食べるのがおすすめ。よく、自然薯と長芋の違いを聞かれることがありますが、大きな違いは「水分量」。長芋は水分量が多いため、すりおろしても粘り気が少なく、逆に自然薯は強い粘り気があり、味も濃く感じます。出汁で割ってもその粘り気が弱まることがないので、とろろに最適です。旬は11月中旬から12月ごろ。実際に圧倒的な粘りの違いを確かめてみてくださいね

category : 野菜・果物のお話comments : (0)

野菜がもっと好きになる「塩みかん香るマヨ蓮根」

野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.445

===================================

こんにちは!野菜ソムリエの知久です。

前回は、塩みかん(完熟)と蓮根を使ったレシピをご紹介しましたが、今回は、塩みかん(青)と蓮根を使ったサラダをご紹介したいと思います。

【材料】(2人分)

・蓮根‥80g

・塩みかん(青)‥小さじ1/2強

・マヨネーズ‥大さじ1

・刻み海苔‥大さじ3

・いりごま‥少々

【作り方】

①蓮根の皮をむき、薄くスライスし、さっと酢水(分量外)で洗ってから水気を切り、耐熱容器に入れて軽くラップをする。

②500Wの電子レンジで1分加熱し、上下を混ぜ合わせてから更に1分加熱し、ラップを外して粗熱をとる。

③マヨネーズと塩みかん、刻み海苔を加えてよく混ぜ合わせる。

④器に盛って、いりごまを散らして完成。

刻み海苔とごまはフライパンでから炒りしてから使うと、より香り豊かに仕上がります。海苔と青みかんの爽やかな香りが相性抜群です。今が旬の蓮根に塩みかんの香りを添えて、色々お楽しみくださいね。

category : 塩みかん活用レシピcomments : (0)

みかんでもっと笑顔になる「今年の早生温州みかん」

野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.471

=====================================

こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
愛媛みかんの主力である「早生温州みかん」の季節がいよいよやってきます。東京の大田市場では11月7日にJAにしうわの早生温州の初競りが行われる予定ですが、私は一足早くミヤモトオレンジガーデンさんのものを食べさせていただきました。甘み・酸味・香り、どれも素晴らしく、ひと房ひと房にぎゅっと凝縮された味わいはバランスが抜群!今年は7月から9月の高温と少雨で高糖度に仕上がっていて、同じく酸度も高い傾向にあったのですが、10月の降雨でその酸がほどよく抜けて、バランスのとれた味わいになっているそう。という訳で、今年は箱買いしても早々に食べきってしまいそうです。しかも、みかんは持ち歩きにも最適な果物。バックに忍ばせて食後のビタミン補給や小腹がすいた時のおやつとして食べるのにもぴったり。ぜひ旬のめぐみをたっぷり召し上がってくださいね。私も冬の間は毎日みかん生活を目指しています。

 

category : みかんの楽しみ方comments : (0)

みかんでもっと笑顔になる 「レンコン収穫体験」

野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.470

==================================

こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
先日、ご縁があって茨城県の土浦市でレンコンの収穫体験をしてきました。茨城県といえば、日本で収穫されるレンコンの約50%を生産している大産地。中でも土浦市は琵琶湖に次ぐ広い面積の湖「霞ヶ浦」に隣接し、レンコン栽培のメッカとして有名です。レンコンは沼のような場所で栽培される野菜で、足の付け根あたりまである沼の中に入り、泥の中に埋まっている蓮根を探り当てて収穫します。ウエットスーツのような素材のレンコンスーツを着て、片手に水圧の強いホースを持って挑みます。4連や5連に連なったレンコンを折らずに収穫できれば大成功。沼地は井戸水で、夏は冷たく、冬は温かいそうで、この時期に入っても全く寒くなかったです。収穫後は掘りたてを天ぷらにしていただきました。これが今までに食べたレンコンの中で一番おいしかったです。本当に貴重な経験となりました。茨城県土浦産の「八島レンコン」おすすめです。

category : 野菜・果物のお話comments : (0)