「熊本の赤ナス」みかんでもっと笑顔になる 野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.555
2024-6-19 9:00
テーマ : 野菜・果物のお話
みかんでもっと笑顔になる「熊本の赤ナス」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.555
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
蒸し蒸しと暑くなってきました。
今回は夏野菜の代表格「ナス」の中でも熊本県の特産品「赤ナス」をご紹介します。
熊本の赤ナスは大正時代から生産されている伝統野菜で、
古くから食べられていました。
しかし、どうしても各農家で品質にばらつきがあったため、
熊本県農業研究センターが品種改良して
2002年に「ヒゴムラサキ」という新品種を開発。
以後ブランド化を進めています。
このヒゴムラサキは一般的なナスと比べて非常に長く太いのが特徴で、
果皮も濃い紫ではなく、赤紫色です。触れるとわかるのですが、
見た目に反して軽く、ふわっとやわらかさを感じます。
生で食べられるほどアクが少なく、
加熱すると甘みが際立ちトロっとした食感が楽しめます。
ナスは夏野菜の一つではありますが、
このヒゴムラサキは真夏をはずした2月から6月と9月から11月が出回り期。
ぜひ見つけて試してみてくださいね。