「佐土原なす」みかんでもっと笑顔になる 野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.563
2024-8-14 9:00
テーマ : 野菜・果物のお話
みかんでもっと笑顔になる「佐土原なす」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.563
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
先日「佐土原なす」を生産している農家さんの畑に伺い、
収穫させていただきました。
佐土原なすは宮崎県で江戸時代から作られていた伝統野菜で、
一時はその栽培の難しさから衰退の憂き目に。
一度途絶えてしまったのですが、
なんとか復活させようという動きが強まり2002年に栽培が再開されました。
現在は生産者の皆さんの熱意もあり、収量も増え、見事復活を果たしたのです。
佐土原なすの特徴はなめらかでとろけるような口当たりと強い甘みです。
熊本県の赤ナスのルーツとも言われていて、大ぶりでやわらかく、
風が吹いて葉が実に触れるだけで傷が付いてしまうそう。
繊細な野菜です。皮は薄く、実はフワッとしていてきめの細かいスポンジのよう。
大きめに切って加熱するとジューシーな食感ととろける舌触り、
そして強い甘みを楽しめます。
オリーブオイルでソテーして塩胡椒するだけでごちそうになります。
ぜひ試してみてくださいね。