「甘くておいしい冬野菜」野菜がもっと好きになる 野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.522
2025-1-27 12:00
テーマ : 野菜・果物のお話
こんにちは!野菜ソムリエの知久です。
暦の大寒も過ぎ、
春が来るのが待ち遠しい今日この頃ですが、
寒さが「おいしさ」の鍵となる野菜は
この時期にしっかり堪能したいものです。
冬に旬を迎えるほうれん草やブロッコリー・大根などは、
甘みがあっておいしと感じるものが多いですが、
これは野菜が寒さで凍らないよう細胞に糖分を蓄えるためです。
栄養価も旬以外のものより高いものが多く、
ほうれん草は、夏場のほうれん草よりビタミンCの量が3倍もあります。
寒さに当たると、
ブロッコリーやキャベツの外葉が紫色になることがあります。
これはポリフェノールの一種であるアントシアニンです。
甘くておいしい上に、アントシアニンも摂れるので一石二鳥!
大根やカブも、今の時期は加熱しなくても甘く感じるので、
千切りやスライスにしてサラダで食べるのがオススメです。
熱に弱い消化酵素も守られます。
旬の野菜をたっぷり食べて健やかにお過ごしくださいね。