農業生産法人 株式会社ミヤモトオレンジガーデン

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テーマ : みかんのご紹介

みかんでもっと笑顔になる「甘夏」

野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.551

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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。

カンキツシーズンも終盤を迎え、
この季節に食べられるカンキツも少なくなってきました。

そんな中、今食べごろなのが「甘夏」です。
夏みかんの枝代わりで生まれたと言われている甘夏は、
1月に収穫して酸が抜けるまで熟成させ、
3月中旬から6月ごろまで出回ります。

プチプチとした食感の良さに加えて、
甘みと酸味のバランスがよく、
さっぱりとしていてこの時期のビタミン&水分補給にぴったり。
皮が厚いので、比較的日持ちもしますし、
この皮がおいしいのも甘夏の魅力です。

ほろ苦く、香り高い甘夏の皮は、数あるカンキツの中でも絶品。
ぜひ捨てずにマーマレードや甘夏ピールに加工して楽しんでいただければ!
おすすめはしっとり仕上げる甘夏ピールの甘煮。
しっかり茹でこぼして苦みを抜き、シロップでじっくりコトコト煮ると、
手が止まらなくなる大人のおやつに。

ぜひ果肉だけでなく皮まで存分に食べきってくださいね。

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果物がもっと好きになる「清見(きよみ)」

野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.486

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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。

今年は寒の戻りが影響して、桜の開花が全国的に遅れているようですが、桜が咲き始める頃に出てくる「清見(きよみ)」という柑橘をご存知でしょうか?日本の温州みかんとアメリカのオレンジを交配して誕生した品種で、温州みかんの甘さと、オレンジのジューシーさの良い部分を受け継いでいます。4月以降は、河内晩柑やニューサマーオレンジのような、清々しくサッパリとした柑橘の時期になるので、甘みの強いオレンジ色の柑橘としてはラストバッターとなります。栄養価の面でも優れていて、ビタミンCとカロテンの含有量は、温州みかんよりも多いです。皮が厚くて手で剥きづらいのが難点ですが、8等分のスマイルカットにしてからナイフで皮を削ぐと、食べやすいです。皮の香りも良いので、捨てずに砂糖煮にしてオレンジピールならぬ、清見ピールにすると丸ごと楽しめますよ!今が旬の清見をぜひご堪能くださいね。

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みかんでもっと笑顔になる 「パール柑」

野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.542

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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
晩柑がおいしい季節ですね。店頭には様々な品種が並び、今日はどれにしようかな?と選ぶのが楽しくもあります。今回はそんな晩柑類の中でもさっぱり系の「パール柑」をご紹介します。
パール柑は文旦の仲間で、プリっとした果肉とさわやかな香り、ほどよい甘みにバランスの良い酸味、黄色い果皮で上品な風味のカンキツです。品種名は「大橘(おおたちばな)」といい、熊本県では「パール柑」、鹿児島県では「サワーポメロ」という名でブランド化されています。大きさはグレープフルーツくらいで食べ応えがありますが、さっぱりしているのでペロッと一人で一個をあっという間に食べられてしまいます。また、果肉が一粒一粒しっかりとしているので、果汁でべとべとになることもなく、食べやすいのも魅力。じょうのう(内側の薄皮)はむきやすいので皮むきに夢中になってしまうほど。ぜひ旬のこの時期に召し上がってみてくださいね。

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みかんでもっと笑顔になる 「新カンキツ:にじゅうまる」

野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.541

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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
次々に新しい品種の開発が進む果樹業界。佐賀県で新たに開発されたカンキツ「にじゅうまる」をご存じでしょうか?見た目、香り、甘さ、果汁、食感、そのすべてが二重丸!と言えるほど上出来なみかんということで、名付けられたストレートな名前がインパクト大。西之香×太田ポンカンの掛け合わせで2017年に品種登録されました。食べ応えのある大きさと爽快な香り、プチっとした食感とジューシーな果汁。甘みと酸味の絶妙なバランスで中晩柑のいいところどりのようなカンキツです。12月下旬から1月ごろに収穫され、その後、1~2か月ほど貯蔵施設にて保管されます。この貯蔵期間を経ることで酸味が抜け、甘みが凝縮したみかんになるそう。「にじゅうまる」はブランド名で、同じ品種で「びぜんユース」という名前でも出回っています。まだまだ希少なカンキツですが、見かけたらぜひ試してみてくださいね。

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みかんでもっと笑顔になる 「今年の早生みかん」

野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.524

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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
11月なのに半袖で過ごせる日があるなんて驚きです。畑の野菜や果物たちもさぞ戸惑っていることでしょう。この気候ではありますが、いよいよ今年のみかんシーズンも本番を迎えております。ミヤモトオレンジガーデンさんでも早生みかんの出荷が開始されたようです。一足早く食べさせていただきましたが、ジューシーで甘みも酸味もバランスよく、とってもおいしい!ひとつでは止まれないみかんです。朝晩の寒暖差や季節の変わり目で体調を崩しがちな時期なので、手軽にビタミンやミネラル補給ができるみかんは一家に一箱、常備をおすすめします。そしてあっという間に年末が来てしまいそうですが、その前に愛媛カンキツのお姫様、トロリととろける果肉の「紅まどんな(愛媛果試第28号)」も登場することでしょう。ミヤモトオレンジガーデンさんでは「まごころまどんな」として販売されますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

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みかんでもっと笑顔になる 「カボス」

野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.515

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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
9月に入り、九州では「カボス」を店頭でよく見かけます。なんと生産量の約9割以上が大分県産という大分の特産品。露地物の旬は8月から10月です。ビタミンCやクエン酸を含み、ジューシーな果汁とさわやかな香り、そしてほろ苦さが魅力のカンキツ。レモンやゆずなど他の香酸カンキツに比べて甘みがあり、酸味がまろやかなカボスはあらゆる食材に合わせやすく、素材の味を引き立てます。スダチと似ていますがひと回りほど大きく、ピンポン玉とテニスボールの間くらいの大きさです。種が多いイメージがありますが、品種によっては種入りが少ないものもあります。「香美の川」や「祖母の香」という名前で、希少品種なのでなかなか見かけることはできませんが、今年は探してみたいと思います。まだまだ残暑が厳しい日々ですが、さわやかなカボスを存分に使ったお料理や飲み物で食欲旺盛に乗り切れそうです。

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果物がもっと好きになる 「小夏と文旦の深い関係」

野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.465

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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。

5月も半ばを過ぎ、日本各地で30度を越える日も出てきました。そんな暑い最中、高知県の土佐文旦農家は、花粉をつける交配作業に大忙しです。土佐文旦は仄かな苦みと爽やかな味わいが特徴的な、高知県民のソウルフード。実は、自身の花粉では受精しにくい性質を持っています。そこで必要になってくるのが小夏の花粉です。小夏は、直径5㎝ほどの小玉柑橘で、酸味のある果肉と甘みのある白い甘皮部分が特徴的な柑橘。開花前の小夏の蕾を収穫し、花粉を集め、タンポと呼ばれる専用器具を使って、ひとつひとつ人工受粉させていきます。それも1回でなく日を変えて3回も!繊細かつ気の遠くなる作業ですね!そのため、土佐文旦農家では小夏を一緒に栽培し、文旦の人工受粉が落ち着く5月下旬から小夏の出荷作業に入る方が多いとか。売り場で小夏を見かけたら、そんな話を思い浮かべながら手に取って貰えると嬉しいです。

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野菜がもっと好きになる「山口県のゆめほっぺ」

野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.459

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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。

愛媛県には、紅まどんな・甘平・媛小春などのオリジナルブランドがありますが、他県にはどんなオリジナルブランドがあるのだろうか?と考えていた矢先に、物産展で山口県の「ゆめほっぺ」を発見しました!「ゆめほっぺ」は商標登録名で、品種名を「せとみ」と言います。山口県といえば、瀬戸内海を挟んで愛媛県との間にある周防大島のみかんが有名ですね。「せとみ」は山口県農林総合技術センターが昭和56年から新品種の育成に取り組み、「清美」と山口県原産の「吉浦ポンカン」を掛け合わせて、20年以上の歳月をかけて育成した山口県オリジナル品種です。JA山口大島の選果場で厳格に選別されたものが「ゆめほっぺ」として出荷されます。実際に食べてみたところ、濃厚な甘さが口に広がり酸味は殆どなく、プチプチとした食感や皮のむきやすさは、不知火に似ていました。見かけたらぜひ一度味わってみてくださいね。

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みかんでもっと笑顔になる 「デコポン」

野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.487

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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
ちらほらと春の気配を感じる季節になりました。3月に入るとデコポンがたくさん出回りますね。ちょうど本日3月1日はデコポンの日。デコポンが熊本県より初めて出荷され、東京の青果市場で取引されたのが1991年(平成3年)3月1日だったことに由来して日本園芸農業協同組合連合会が制定しました。プチっと弾けるジューシーな果肉に甘味と酸味の絶妙なバランスで一躍人気者になったカンキツです。最近では匠の技で育てられたブランドデコポンや枝代わりの新品種なども見かけるようになりました。ハウス栽培のものは12月ごろから出回りますが、露地栽培のデコポンの旬は3月~4月とまさにこれから。少しずつ日照量も増えるこの時期に太陽の光を浴びて育つデコポン。毎年楽しみにしている方も多いはず。常温保存もできますが、ひとつずつポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保管すると少し長く楽しめるのでおすすめです。

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みかんでもっと笑顔になる 「はるひ」

野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.485

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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
かんきつシーズン真っ最中。最近私が出会った品種をご紹介します。「いずのはる(はるひ)」というかんきつで、食味が優れる「カンキツ興津46号(「スイートスプリング」×「トロビタ」オレンジ)」と香りのさわやかな「阿波オレンジ(「ヒュウガナツ」×「トロビタ」オレンジ)」の交配で生まれた新品種です。品種名は「はるひ」なのですが、全国でも生産量が少なく、集約的に生産しているのが伊豆地方だけということで、「いずのはる」として出回ることが多いそう。日向夏に似たさわやかな風味があり、多汁で糖度も高く(13度程度)、適度な酸味あり。果実は平均150g程度で、形はまん丸に近く、果皮の色は黄色から橙黄色。2月から3月にかけて伊豆の河津桜が咲くころに旬をむかえます。種が入りやすいこととじょうのう膜が少し厚めなことが玉に瑕ですが、風味と食味がいいのでぜひ一度試していただきたい品種のひとつです。

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