農業生産法人 株式会社ミヤモトオレンジガーデン

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テーマ : 野菜・果物のお話

こんにちは。
野菜ソムリエの玉之内祐子です。

今回は夏野菜「オクラ」について深掘りしてみたいと思います。

オクラはアオイ科トロロアオイ属、エジプトやエチオピアなどアフリカ北東部が原産と考えられています。
日本では鹿児島県や高知県、沖縄県などの暖かい地域で多く生産されています。

特有の歯ごたえと粘り、そして星形になる断面が魅力です。
特に粘り成分であるペクチンは水溶性食物繊維で、腸内環境を整えるのには欠かせない重要な成分。

また、夏バテ予防に役立つビタミンB群、ビタミンC、β‐カロテンなどの栄養素も豊富に含まれています。

サラダはもちろん、そうめんやうどんのトッピング、スープや炒め物にも入れて栄養価アップ。

選ぶときは、うぶ毛がぎっしり生えていて、切り口が黒ずんでおらず、ガクが緑できれいなものを。
大きすぎるとかたくなっていることもあるので、小さめのものが◎。

茹で時間は1分半〜2分くらいが、かたさと粘りのバランスが良くおすすめです。

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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。

一年中出回っている国産にんにくにも、実は旬があることをご存知でしょうか?

日本一の生産量を誇る青森県十和田市では、毎年6月の下旬から一斉に収穫がスタートし、
街中がフレッシュなにんにくの香りに包まれます。

通常収穫したら乾燥の工程を経て出荷されますが、数量は少ないものの、
収穫したてのフレッシュな「新にんにく」としても出回ります。

青果店に並ぶのも2週間くらいと非常に短いですが、
この「新にんにく」ならではの香りと味わいが好きなファンも多いです。

先日、その新にんにくを味わう試食会にお邪魔して来ました。
中でも一番おいしかったのは、ホイル焼きです!

実は糖度が40度もあるので、グリルするとキャラメルのように粘りが出てきます。
食感はねっとりとホクホクの中間くらい。

味はまるでとうもろこしという甘みと香り!

乾燥とは違う今しか味わえない新にんにく。
見かけたらぜひお試しあれ!

 

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こんにちは。
野菜ソムリエの玉之内祐子です。

7月に入り、夏野菜がたくさん出回るようになってきました。
今回は夏野菜の中でもどんな料理にも合わせやすい「ナス」を深堀りしてみたいと思います。

ナスはナス科ナス属、インド原産で、日本でも少なくとも奈良時代から栽培の記録があるほど歴史の古い野菜です。
全国各地で品種改良が進み、地域によって形や味わい、色、調理方法など様々。

京都の賀茂なすや大阪の泉州水なす、山形の民田なすなどは、伝統野菜・特産品としても有名です。

基本的には淡白な味わいでクセがなく、煮ても焼いても揚げてもおいしい万能選手。
特に油との相性は抜群で、とろけるような食感のなめらかさは唯一無二です。

ただし、逆に言うと油を吸い過ぎる特性があるため、使う油の量には気を付けましょう。
一旦、電子レンジで加熱して火を通しておくと、油を使い過ぎることなく調理することができるのでおすすめです。

ぜひ、試してみてくださいね。

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こんにちは!
野菜ソムリエの知久です。

とうもろこしがおいしい季節になりました!
埼玉県内で一番の野菜生産額を誇る深谷市でも、とうもろこしが旬を迎えています。

深谷ねぎで有名な地域ですが、夏場のとうもろこしも有名で、
このシーズンになると道の駅おかべにケースで買いにくるお客様が増えます。

品種は「味来(みらい)」というイエローコーンで、
強い甘みがあり、生食でもおいしいです。

生産者に確認したところ、あと1〜2週間くらいは収穫できるらしいので、
ドライブなどで深谷へお越しの方は、ぜひ箱買いにトライしてみてください。

様々な食べ方がありますが、やはりシンプルに茹でるのが一番多いでしょうか?
茹でるのもよいですが、たっぷりのお湯で茹でてしまうと、
甘みや旨みが水に流れてしまうので、オススメはレンジ加熱による「蒸し」です。

薄皮を数枚残して水で濡らし、ラップをして600Wで4分加熱。
そのまま蒸らせば完成です!

ぜひお試しを!

こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。

じめじめとした梅雨には、さっぱり口当たりの良いものが食べたくなりますよね。
湿気を吹き飛ばすような、鮮やかで元気の出る旬の野菜や果物をご紹介します。

この時期、キュウリやピーマン、ナスやズッキーニなどの夏野菜が多く出回り始めます。
水分たっぷりでみずみずしく、ジューシー。
ぜひ、ハリとツヤがあって切り口がみずみずしいものを選んでくださいね。

また、甘みやうま味たっぷりのトウモロコシや枝豆も旬をむかえる季節。
こちらは茹でるだけ、蒸すだけの簡単調理で、満足感のあるおやつやおつまみになります。

果物では、さくらんぼ・びわ・ブルーベリーが最旬をむかえます。
他にも、メロン・スイカ・パイナップル・ライチ・マンゴーなどがおすすめです。

カンキツ類では、梅雨にうってつけのさわやかさをもつ
甘夏や河内晩柑が手に入ります。

ビタミンやミネラル、食物繊維たっぷりのフルーツから元気をもらいましょう。

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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。
先日はパイナップルの収穫体験の話をしましたが、
今回はバナナの収穫体験についてお話したいと思います。

これも沖縄本島での話なのですが、
収穫させてもらったのはなんと一般住宅の庭先でした。
沖縄では庭でバナナを育てている方が多いらしく、羨ましい限りですね!

収穫には脚立が必要で、
ひとりでは支え切れない大きさと重量のため、ふたりでスタンバイします。
カットするのも、竹をノコギリで切るような感じで、
慣れていないとなかなか切れません。
歯のついた鋭利なナイフで、少しずつカットしていきます。

また、切り口から流れ出る液体が衣服に付着すると染みになり、
洗っても落ちないので、カッパもお借りしました。

ようやく収穫した後も、螺旋状に10段近く連なっているバナナを、
水を溜めた浴槽の中で専門家にカットしてもらい、ようやく見慣れている姿のバナナになりました。

これを常温で吊るし、10日後に黄色くなった時の味は格別でした!

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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。

6月11日は2025年の二十四節気の「入梅」です。
入梅には「梅の実が熟し、梅雨に入る頃」という意味があります。
年に一度の「梅仕事」、私も取り掛かろうかなと思っています。

というのも重い腰を上げてしまえば意外と簡単なのがこの梅仕事。
手軽にできるおすすめは「梅シロップ」です。
清潔な保存瓶を準備し、梅のヘタを竹串などで取ります。
梅はよく洗いしっかりと水気を取り、瓶に梅と同量の氷砂糖と交互に入れていきます。

そしてここでワンポイント!
全体量に対して10%~20%の(お好みのお酢加減で)リンゴ酢を入れること。
酢の防腐効果で失敗しにくくなるのと、
じめじめした梅雨にぴったりの爽やかなシロップに仕上がります。

あとは1日一回、全体が混ざるように軽く振るだけ。3日ほどで氷砂糖が溶け、
3週間ほど経てばシロップの完成。
水や炭酸水、牛乳や飲むヨーグルトなどで割ってお召し上がりください。
試してみてくださいね。

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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。

先日、沖縄本島でパイナップルの収穫をしてきました。
お邪魔したのは、沖縄県宜野座村のパイナップル農家さん。
訪れた6月上旬は、「ポコットパイン」の収穫がスタートしたばかりでした。

畑の土は、レンガ色より明るい「国頭マージ」という酸性土で、
本州とは全く違う土壌に驚きます。
国頭マージはパイナップルの栽培に非常に適しているそうで、
沖縄本島の中部から北部に広く分布しています。

さあ!いざ収穫です!

果実を覆う長葉の側面には、細かいノコギリ状の棘があり、
軍手は容易に貫通してしまうので、厚手のゴム手袋を着用します。

表面が3割ほど黄色くなってきたら、収穫のサイン。
鋭利なナイフで軸をカットしていきます。
慣れてくると、サクッと切れるようになります。

畑で味わう収穫したばかりのパインは格別で、芯の甘さに驚きました。
「美らパイン」として流通しています。

ちぎっても食べられますが、
縦にカットして芯の甘さをぜひ体感してください。

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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。

6月に入り、2025年ももう少しで折り返し地点。
この時期、とても短い旬ではありますが、ヤングコーンが出回ります。
毎年楽しみにしているという方も多いのではないでしょうか。

ヤングコーンはトウモロコシを若取りしたもので、
ベビーコーンとも呼ばれ、シャキッ、コリッとした食感と、
トウモロコシ特有のうまみや甘みが魅力です。
選ぶときは皮付きでひげがツヤのある薄緑色のものがおすすめ。
新鮮なものはひげまでおいしく食べられます。
食べ方のおすすめは色々とありますが、シンプルに素材の味を引き出す方法をご紹介します。

外側の厚い皮を数枚むき、薄皮とひげを付けたままグリルで約10分加熱。
焼きあがったら皮をむいてひげごと召し上がってみてください。
薄皮をつけたまま焼くことで、中はしっとりと蒸し焼き状態に。
お好みでバターしょうゆやマヨネーズ、オリーブオイル+塩を付けて。
試してみてくださいね。

 

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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。

新生姜のお徳用サイズが出始めましたね。
収穫してすぐに出荷される新生姜。
色が白く、切り口の赤い部分とのコントラストが美しいのが特徴です。

新生姜のお徳用サイズが売り場に並ぶと、初夏だなと感じます。
毎年「甘酢漬け」を大量に作る方も多いのではないでしょうか?
実は意外と長い間、収穫出荷されていることをご存知でしょうか?
出荷量のピークは6月ですが、生姜の出荷量が44パーセントを占める高知県では、
県内で産地リレーしながら3月から9月まで収穫が続きます。
周年手に入る飴色の囲い生姜との違いは、その出荷方法で品種は変わりません。
囲い生姜は秋に一斉に収穫された後、一定の湿度と温度が保たれた貯蔵庫に入れられ、
翌年1年かけて順次出荷されていきます。
収穫したての爽やかな香りが楽しめるのは新生姜だけです。
繊維が少なく辛みも穏やかなので、ぜひお料理にたっぷり使ってお楽しみください。

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