こんにちは!野菜ソムリエの知久です。
暦の大寒も過ぎ、
春が来るのが待ち遠しい今日この頃ですが、
寒さが「おいしさ」の鍵となる野菜は
この時期にしっかり堪能したいものです。
冬に旬を迎えるほうれん草やブロッコリー・大根などは、
甘みがあっておいしと感じるものが多いですが、
これは野菜が寒さで凍らないよう細胞に糖分を蓄えるためです。
栄養価も旬以外のものより高いものが多く、
ほうれん草は、夏場のほうれん草よりビタミンCの量が3倍もあります。
寒さに当たると、
ブロッコリーやキャベツの外葉が紫色になることがあります。
これはポリフェノールの一種であるアントシアニンです。
甘くておいしい上に、アントシアニンも摂れるので一石二鳥!
大根やカブも、今の時期は加熱しなくても甘く感じるので、
千切りやスライスにしてサラダで食べるのがオススメです。
熱に弱い消化酵素も守られます。
旬の野菜をたっぷり食べて健やかにお過ごしくださいね。
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
寒い時期に旬をむかえる野菜たちは、
自分の中の水分が寒さで凍ってしまわないように細胞に糖を蓄えます。
そのため甘みを強く感じる野菜が多いのです。
ホウレンソウもそのひとつ。
特にこの時期に出回る「寒締めホウレンソウ」は
一般的なホウレンソウに比べ、糖度だけでなく、
ビタミンC、βカロテン、ビタミンEの含有量も高いことで知られています。
そんな甘くておいしい上に栄養価も高いホウレンソウをたっぷり摂れる、
とっておきレシピをご紹介します。
まずホウレンソウはサッと(1分程度)茹でてざく切りにします。
タマネギのみじん切りと少量の水を加え、
ミキサーまたはブレンダーにかけてペースト状に。
これを鍋にかけて牛乳で伸ばし、
炒めたベーコンやマッシュルームを加えます。
塩と胡椒で味を調えたら完成です。
寒い日に体の芯からあたたまるホウレンソウのポタージュ。
栄養もたっぷりなのでぜひ試してみてくださいね。
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。
世界中で親しまれている香辛野菜の生姜。
日本でも薬味や下味に欠かせない野菜です。
熱帯アジアが原産なので、
関東から南にかけて比較的暖かい、
高知や千葉・熊本などが主な産地となっています。
生姜のような根菜や葉っぱを食べる葉野菜も、
収穫せずに放置しているとやがて花を咲かせます。
亜熱帯の宮古島では、
昨年生姜を栽培している農家で沢山花が咲いたそうで、
JAのあたらす市場に写真が飾られていました。
花茎は松ぼっくりのような卵型でウロコ状の鱗片があり、
その隙間から茗荷の花に似た赤く小さな花が咲きます。
茗荷もショウ科ショウガ属の仲間なので納得ですね。
ショウガ科シュクシャ属の観賞植物にジンジャーというものがありますが、
こちらは蝶に似た白やオレンジの花を咲かせます。
甘くスパイシーな香りが心地よく、個人的に大好きな花です。
来週は生姜を使った万能オイルをご紹介します。お楽しみに!
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
この時期においしいカンキツと言えば「ポンカン」ですよね。
酸味が少なく、甘みが強いのが特徴です。
ポンカンはあまり品種分けされて売られることがないので、
知らない方も多いですが、大きく2つに分けられます。
果実の形が腰高の「高しょう系」のものと、
果実の形が扁平の「低しょう系」のもので、
代表的なものに「高しょう系」は今津ポンカン、
「低しょう系」のものは太田ポンカンなどがあります。
手で簡単に皮がむけて、内皮も薄いので
そのまま食べても気にならないというのも魅力的です。
そのまま食べるだけでなく、
皮と種も一緒に煮込むマーマレードジャムもおすすめ。
種からペクチンが溶けだし、とろみが付いて、
皮のほろ苦さも楽しめます。
また、キャロットラペにオレンジの代わりにポンカンを使うのも◎。
ポンカンの甘さがいい仕事してくれます。
ポンカンの旬は1月~2月。
ぜひこの時期だけのおいしさを味わってくださいね。
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。
お正月に欠かせない蓮根。
複数の穴が空いており、向こう側が見通せることから、
「将来の見通しが良い縁起物」として
古くからお節料理に用いられてきました。
お歳暮などの贈答用としての需要も高く、
12月が生産者にとっても一番忙しい時期です。
日本一の生産量を誇る茨城県では、
田んぼの中で栽培されている蓮根に水圧をかけて掘り起こします。
冷たい水中に腰まで浸かる重労働です。
蓮根の旬は10月から2月とされていますが出荷期間は意外と長く、
花が咲く7月頃から開始され「新蓮根」として出回ります。
冬場の蓮根と比べて、みずみずしくでんぷん質も少ないので、
薄くスライスして生でも食べられます。
逆に2月末頃になると、でんぷん質が増え、
加熱するとホクホクとした食感と甘みが強くなります。
季節によって味わいが異なる蓮根。
お節料理だけで味わうのはもったいない!
ぜひ、季節ごとにお楽しみください。
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。
体の解毒力や抗酸化力を高める効果が期待できる
スルフォラファンを豊富に含むブロッコリースプラウト。
スルフォラファンの吸収率を高めるには、
生のままよく咀嚼して食べることが良いとされています。
今回はそんなブロッコリースプラウトと
塩みかんを使ったサラダをご紹介したいと思います。
【材料】(2人分)
・ブロッコリースプラウト‥20g
・白菜‥20g
・茹で卵‥1個
・塩みかん(青)‥小さじ1/2
・ごま油‥大さじ1
・酢‥小さじ2
・コチジャン‥小さじ1/4
【作り方】
①白菜は3㎝幅の太千切りにして、ゆで卵は殻をむいて6等分する。
②その他の調味料を小皿に入れてよく混ぜ合わせる。
③ブロッコリースプラウトと①を皿に盛り付け、②をかけて完成。
青みかんの香りは、アブラナ科の野菜特有の青臭さをマスキングしてくれ、
ごま油がスプラウトの辛味をマイルドにしてくれます。
よかったらお試しくださいね。
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
11月も後半、ようやく寒くなってきましたね。
今回はこの時期に旬をむかえる野菜「ゴボウ」のおいしい食べ方をご紹介します。
きんぴらや筑前煮など和食に欠かせないゴボウですが、
実は食材として使っているのは世界中でも日本だけというめずらしい野菜です。
春の新ゴボウはやわらかく、香りが良いとされ、
秋冬のゴボウは甘みがあり、味が良いとされています。
食物繊維が豊富で、
水溶性・不溶性どちらの食物繊維もバランスよく含んでいる優秀な食材。
独特な風味と食感があり、
他のものには替えがきかない唯一無二の野菜といえます。
簡単でおすすめの食べ方は、
丸太のように1㎝幅に輪切りにして片栗粉をまぶし、揚げ焼きします。
表面がきつね色に色付くまで中火でじっくり火を入れます。
味付けは塩、胡椒、あおさで。
海苔の風味がたまらない!
パクパク手が止まらないおやつやおつまみにぴったりの一品です。
よければ試してみてくださいね。
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
秋から冬にかけて季節が移ろう今日この頃。
白菜やホウレンソウなど、寒さが増すこの時期に旬を迎える食材は
色々ありますが、サトイモもそのひとつ。
実はサトイモは芋類の中ではカロリーが低く、
ポテトサラダやカレーなどをよりヘルシーに仕上げたい場合は
ジャガイモとの置き換えにおすすめです。
サトイモには特有の粘りがあり、
皮をむくのが面倒に感じる方もいるかもしれません。
そんな方におすすめなのが、加熱してから皮をむく方法です。
生のサトイモの真ん中にあらかじめ
ぐるりと一周包丁で切り目を入れて
竹串がすっと通るようになるまで茹でます。
ザルにあげて粗熱を取り、
切れ目の両サイドを指でつかんで引っ張ると、
気持ちいいくらいツルンと皮が取れます。
同じように切れ目を入れてラップをして
電子レンジで加熱しても皮はむけますが、
茹でた方がよりむきやすいです。
お好きな方でぜひ一度試してみてくださいね。
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。
先月位から関東の売り場でも青パパイヤを普通に見かけるようになりました。
以前よりは少しずつ浸透してきている感じがしますが、
みなさまは、果物コーナーにある黄色いパパイヤと、
野菜コーナーにある青パパイヤ。どちらを手に取りますか?
果物として食べる黄色いパパイヤ。
量販店でよく見かけるのはハワイ産だったりします。
さっぱりとした味わいで時折苦味を感じるものも。
果物として食べるパパイヤだったら直売所などで売られている、
沖縄県産のパパイヤをおすすめします。
完熟手前の緑色と黄色のまだら模様の状態で売られていたら、
常温で追熟させて全体にオレンジがかった
黄色になるまで待ってから食べると、甘さも充分!
歯がいらないほど柔らかくジューシーでおいしいです。
地元沖縄県では青パパイヤを野菜として料理に使うことがほとんどだそうですが、
これから観光に行かれる方はぜひ味わってみてください。
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
秋の果物の代名詞「柿」。
最近では「和歌山のたねなし柿」に含まれる「柿タンニン」が
悪玉(LDL)コレステロール値を低減させられることを臨床試験で実証し、
機能性表示食品として消費者庁に受理されました。
栄養価の面でも注目度の高い柿ですが、
品種開発も進み、新品種が続々と誕生。味へのこだわりも高まっています。
その中の一つに福岡県が10年の歳月をかけて育成した
「秋王」という品種があります。
「秋王」は甘柿で初めての種がほとんどできない柿として開発されました。
(※極まれに入ることもあり)
甘柿の代表格「富有」とサクサクとした食感の「太秋」を交配。
糖度が「富有」よりも1~2度高く、
「太秋」譲りの歯切れのよい食感です。
色付きが良く、ツヤのあるきれいな橙色が見た目に美しいのも魅力です。
10月下旬から11月上旬にかけて旬をむかえ、
毎年楽しみにしているファンも急増中。
見かけたらぜひ試してみてくださいね。
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