農業生産法人 株式会社ミヤモトオレンジガーデン

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テーマ : 野菜・果物のお話

こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。

今年もみかんの旬がやってきました!
我らがミヤモトオレンジガーデンさんも順次、
早生みかんの出荷がはじまっています。
日本でも有数のみかん産地である愛媛県西宇和地区八幡浜市産のみかんです。
外皮が薄く、ぱんぱんに詰まったジューシーな果肉は
甘い中にも程よい酸味があり、その絶妙なバランスから、
いくつでも食べたくなってしまうおいしさで、
気が付けばひと箱があっという間になくなってしまいます。

欠かせない栄養素であるビタミンCは、
こまめに摂取することが必要不可欠ですが、
その点、みかんは朝・昼・間食・夜とどのタイミングでも気軽に食べやすく、
ビタミンC補給の観点からも大変有効です。
そして温州みかんを皮切りに、まどんなや甘平、せとかや媛小春といった
最高級ブランドカンキツが楽しめる季節がやってきます。

今シーズンも晩秋から春にかけて、存分に様々なカンキツを楽しみたいですね。

こんにちは!野菜ソムリエの知久です。

11月17日は蓮根の日です。
蓮根の一大産地である茨城県土浦市に全国の生産者が集まって、
1994年の今日「れんこんサミット」を開催したことに由来します。

蓮根の有名な産地はいくつかありますが、
生産量のほぼ半数を占めているのは茨城県です。
豊富な水と低湿地帯に恵まれた霞ヶ浦周辺が主な産地です。
茨城県産の蓮根は、丸いフォルムで
シャキシャキとした食感と優しい甘みが特徴です。

西で有名な産地・徳島県の蓮根は、
スリムなフォルムで、粘土質な土壌で育つため味が濃いのが特徴だそうです。

古くから穴が空いている蓮根は「将来が見通せる」縁起物として
お正月料理には欠かせない食材のため、
年末が近づくと値段が上がってきます。

比較的お手頃価格の今のうちに購入し、
甘酢漬けを作って冷凍保存しておくのがおススメです。
漬け汁ごと冷凍しておけば、
自然解凍ですぐに召し上がれますので、ぜひお試しくださいね。

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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。

新米の季節ですね。
様々なブランド米が出回る昨今、なんと愛媛県が16年という歳月をかけて開発し、
誕生した「ひめの凛」という品種があるのをご存じでしょうか?

2019年にデビューし、食味の良さを高く評価されている新品種です。
夏の暑さに強く、たくましく育つ稲に実るのは、大粒で透明度の高い、美しいお米。
その特長は、甘く上品な香りと大粒でしっかりとした食感。
口の中にすっと広がる上品な甘み。一粒一粒にツヤのある炊き上がり。
また、冷めてももっちり感が持続するためお弁当やおにぎりにもぴったりです。
バランスがいいので、どんなおかずにも合わせやすく、
料理の味を引き立ててくれます。
もっちりとしていて食べ応えのあるお米が好きな方におすすめの品種です。

ロゴは米粒の形を女性の顔と髪に見立てた上品なデザインで、
他のお米のパッケージとは一線を画す、目を引く仕様に。

機会があればぜひ手に取ってみてくださいね。

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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。

前回は、明治初期に栽培されていた北海道最古のりんご「緋の衣」という品種が、
輸出されるほど盛んに栽培されるまでになった話をお伝えしました。
昭和20年代まで、余市の代表格であった「緋の衣」も、
改良されていく他品種に押されて、徐々に姿を消していきます。

そんな中、雷に打たれても大切に守られ続けていたのが
吉田農園の「緋の衣」でした。
開拓のために渡った北海道の地で、
大切に守りぬかれた大樹に感銘をうけた会津藩主の孫が枝を譲りうけ、
平成の時代に会津の生産者が再び育苗に力を注ぎ、
再び苗が余市の吉田農園に戻って、スクスクと育っているそうです。

北海道で買って食べてみた「緋の衣」は果肉がしっかりしており、
蜜入りの半透明で酸味がしっかり効いていて、
アメリカ産のりんごに近い味わい。
生産者の努力によって令和の現代でも100年前のりんごが食べられるのは
非常に感慨深く、感動的ですね。

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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
11月5日は「いい(11)りんご(5)」の語呂に合わせて「いいりんごの日」。
2001年に青森県によって制定されました。
青森県は津軽地方に世界でも有数の生産団地があり、
令和6年度の農林水産省の統計データによると、
全国のりんご生産量の約60%を占める日本一のりんご王国です。
そして、青森りんごと言えば「ふじ」が有名ですが、
2025年は「ふじ」という品種が誕生して85年。
今でもトップを走る優秀な品種で、
日本でのシェアはもちろんナンバー1ですが、
なんと世界シェアもナンバー1。
世界のりんご生産量の半分近くを占める中国では6割以上が「ふじ」を生産。
他にもアメリカ、チリ、ニュージーランド、アフリカ大陸など
世界各国で作られています。
世界で愛されるりんご、それが「ふじ」という品種なのです。
晩生(おくて)のふじはちょうど11月ごろから出回り始めます。
旬をぜひご堪能ください。

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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。

りんごがおいしい季節になりましたね。
りんごの産地というと、青森県や長野県が有名ですが、
実は北海道でも様々な品種が栽培されています。
中には本州で見かける機会が少ない、
希少で珍しい品種に出会うこともあります。

今回は、明治時代の品種『緋の衣』というりんごと巡り会いました。
「余市町郷土史」によると、明治5年に米国から輸入した苗が
東京の官園で育成され、明治8年に札幌他、道内各地に無償配布されました。
北海道の開拓を命じられた会津藩士の庭に植えていたりんごが国内で最初に実り、
これが余市のりんごの始まりと言われています。
「特産品にしよう!」と肥料などの工夫を凝らし、
やがで会津のリンゴ侍が作るりんごは旨い!と評判になって
商人が買い付けに来るようになり、
その後『緋の衣』という名前に統一され、ロシアや東京へ販路が広がりました。

気になるお味の感想は来週に続きます。
お楽しみに!

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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。

秋が旬の食材のひとつ、キノコ。
年中出回ってはいますが、旬は秋!というイメージが強いですよね。
低カロリーで食物繊維やビタミン・ミネラル、
さらにはうまみ成分も豊富に含まれ、和食にも洋食にも欠かせない存在です。
総合的に見ると、国内のキノコ生産量は増加傾向にあり、
なかでも「ぶなしめじ」「まいたけ」「エリンギ」は
大きく生産量を伸ばしています。

近年では「菌活」という言葉もよく聞くようになってきましたが、
キノコは菌そのものだけを食べられる唯一の食材であり、
「菌食材の王様」と呼ばれています。
菌活は整腸作用や美肌づくり、筋肉・骨づくり、免疫維持やダイエット…など
美容・健康に関する様々な理想に近づく食習慣とも言われています。

そして、1種類だけでなく、
複数種類のキノコを組み合わせるとうまみ成分がグンとアップ!

食欲の秋、ぜひおいしく菌活してみてくださいね。

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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。
先日、日本一寒い町として有名な北海道の陸別町
のタネラボさんに行って来ました。薬用植物を栽培している農家さんで、
漢方薬に使われる様な植物をハンドクリームやハーブティーの原材料・
更には食べる用に栽培しています。
いくつか摘まんで食べさせてもらった中で、
「これはサラダにしてモリモリ食べたい!」と思ったのがトウキ葉でした。
モミジの葉を大きくしたような形状で、
セロリのような香味野菜系の爽やかな香りが口いっぱいに広がります。
セリ科の多年生草本植物で、主に根っこ部分が漢方で多用され、
血行を良くする効果が期待できることから、身近な所では、
入浴剤や歯磨き粉の原材料になっているので、
名前に聞き覚えがある方もいらっしゃるでしょう。
料理好きな方は、参鶏湯に欠かせない食材として馴染みがあるかもしれません。
春先の若葉は特に柔らかくておいしいそうなので、今からとても待ち遠しいです。

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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。

秋の旬野菜と言えば「カボチャ」がそのひとつ。
ホクホクとした食感と甘さが魅力のカボチャは栄養価の高い緑黄色野菜です。
β‐カロテンが豊富で、お肌や粘膜を健やかに保ち、
風邪をひきにくい身体づくりをサポートしてくれます。

また、抗酸化力の高いビタミンEやビタミンC、
腸の調子を整えることで知られる食物繊維も豊富に含み、
旬の時期にはぜひたくさん摂りたい食材のひとつです。
β‐カロテンやビタミンEは脂溶性のため、
油と一緒に調理すると吸収率が上がります。
オリーブオイルやバター、チーズなどと合わせたレシピにすると
おいしさも栄養価もUPするのでおすすめです。
ポタージュにしてオリーブオイルを回しかけたり、
バターソテーにしたり、薄切りにしてチーズをかけてオーブンで焼いたり。

シンプルな調理でもカボチャ自体の素材の味が強いので
少ない調味料でぐっとおいしくなるのも魅力です。
旬をぜひお楽しみください。

 

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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。

先日、豊洲のフルーツ専門仲卸さんの軒先を眺めていたら、
店員さんから「食べたことなかったら、これがおススメだよ!」と
渡されたフルーツが「シナノパール」というプラムでした。

プラムの旬は6月から8月頃。
大石早生からスタートしていくつかの品種がリレーしますが、
10月に見かけるのは珍しく、
他のプラムより大玉で、一番心を惹かれたのはその色合いでした。
クリーム色とピンクの中間くらいの淡い色合いがとても可愛らしく、
まさに小ぶりな桃といった大きさや色合い。

実際に食べてみると、サクサクとした食感はプラムそのものでありながら、
上品な甘みと優しい酸味は、白桃に近い味わいでした。
桃もプラムも終わってしまうこの時期に食べられるのは特別感があってうれしいですね。
名前から推察できる通り、長野県のオリジナル品種で、
まだ収量も少なくお値段も高めですが、
みかけたらぜひお試しくださいね。

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