野菜がもっと好きになる 「下仁田ネギ」
野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.446
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。
11月に入り霜がおりてくると、甘さが増してくるのが根深ネギです。その昔、江戸の大名に「送料がいくらかかっても構わないから大至急200本送れ!」と言わせたネギがあることをご存知でしょうか?それは群馬県甘楽郡下仁田町を中心として、その周辺で栽培される「下仁田ネギ」です。量販店の青果コーナーでも見かけるようになりましたね。白根が太いのが特徴で、熱を通すと甘さが増し、特有の風味とトロッとした食感が味わえます。近年、品種改良が進み、その他の地域でも栽培できる新種の下仁田ネギができたそうですが、通の方に言わせえると「独特の風味は、この地域の在来種が格別に良い」のだとか。先日、頂く機会があって、すき焼きに入れたところ、「甘い!」と叫んでしまうほどの糖度と、独特の風味に感動しました。トロッとした食感が卵との相性も抜群です。ネギ好きな方、まずはすき焼きで、是非ご賞味あれ!
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みかんでもっと笑顔になる 「自然薯の日」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.472
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
11月16日は6という数字を「も」の字に見立てて、11(いい)16(いも)の語呂合わせから自然薯の日に制定されています。自然薯は日本原産のヤマノイモ科・ヤマノイモ属に分類されるつる性植物。正式には「山芋(ヤマノイモ)」と言い、形は似ていますが、長芋とは別品種です。独特の甘みがあり、粘りが強いことが特徴です。その滋養強壮の効能から「山菜の王者」や「山のうなぎ」とも称されていて、消化酵素であるアミラーゼを豊富に含みます。酵素は熱に弱いため、生で食べるのがおすすめ。よく、自然薯と長芋の違いを聞かれることがありますが、大きな違いは「水分量」。長芋は水分量が多いため、すりおろしても粘り気が少なく、逆に自然薯は強い粘り気があり、味も濃く感じます。出汁で割ってもその粘り気が弱まることがないので、とろろに最適です。旬は11月中旬から12月ごろ。実際に圧倒的な粘りの違いを確かめてみてくださいね
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みかんでもっと笑顔になる 「レンコン収穫体験」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.470
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
先日、ご縁があって茨城県の土浦市でレンコンの収穫体験をしてきました。茨城県といえば、日本で収穫されるレンコンの約50%を生産している大産地。中でも土浦市は琵琶湖に次ぐ広い面積の湖「霞ヶ浦」に隣接し、レンコン栽培のメッカとして有名です。レンコンは沼のような場所で栽培される野菜で、足の付け根あたりまである沼の中に入り、泥の中に埋まっている蓮根を探り当てて収穫します。ウエットスーツのような素材のレンコンスーツを着て、片手に水圧の強いホースを持って挑みます。4連や5連に連なったレンコンを折らずに収穫できれば大成功。沼地は井戸水で、夏は冷たく、冬は温かいそうで、この時期に入っても全く寒くなかったです。収穫後は掘りたてを天ぷらにしていただきました。これが今までに食べたレンコンの中で一番おいしかったです。本当に貴重な経験となりました。茨城県土浦産の「八島レンコン」おすすめです。
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みかんでもっと笑顔になる 「冷凍食品の日」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.468
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
10月18日は冷凍食品の日。冷凍の「凍(とう)=10」と‐18度以下に保てば冷凍食品の品質を1年間維持できることに由来しているそうです。みなさんは冷凍食品を活用されていますか?もちろん生で新鮮なものを食べるのとは食感や味が変わってしまいますが、冷凍するからこそのおいしさや便利さがあるので重宝します。それぞれの野菜の特性を知って冷凍すればかなり時短に活用できます。例えば、タマネギやトマトのような甘みや旨みの強い野菜は冷凍することで細胞が壊れ、甘みや旨みが出やすくなります。スープや煮込み料理などには最適です。その際タマネギはみじん切りや薄切りなど食感を感じにくい大きさに切って冷凍するのがおすすめです。また、小松菜のようなえぐみの少ない葉物は洗って水気を切っておけば生のまま加熱処理なしで冷凍可能。スムージーやお浸しに活用できます。ぜひ便利な野菜の冷凍をご活用ください。
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みかんでもっと笑顔になる 「栗の分類」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.467
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
秋の味覚の代表格と言えば「栗」。実は大きく分けて4つの種類があります。見た目には大きな違いはありませんが、それぞれに様々な特徴があります。1つ目は日本で一般的に売られている「ニホングリ」。甘さ控えめで果実が大きく風味が良いのが魅力。2つ目はマロングラッセなどに使われる「ヨーロッパグリ」。小ぶりながら渋皮がむきやすいのが特徴でモンブランのペーストとして使われていることも多いです。3つ目は天津甘栗で知られる「チュウゴクグリ」。甘みが強く、小ぶりでむきやすいのが魅力です。4つ目はあまりみかけることのない「アメリカグリ」。それもそのはずで、1900年ごろに広まった「栗胴枯れ病」によってほぼ壊滅したと言われています。果実も材木も品質が高いとされていたので、とても残念です。現在は再生プロジェクトが進行中のようで、私はいつかおいしいアメリカグリが食べられることをひそかに夢見ています。
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果物がもっと好きになる 「黒岩の新高梨」
野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.442
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。
梨が美味しい季節になりましたね。同じ品種の果物でも、育つ環境で味わいが異なってくるものです。高知県の土佐文旦もそんな果物のひとつ。平地と、丘陵地で育つものとでは味わいが驚くほど異なってきます。そんな味の違いを楽しみながら、自分好みの土佐文旦を探す「食べ比べセット」なるものが野菜ソムリエの仲間内で人気を博しています。新高梨も、高知の特産品として代表的な果物のひとつですが、先日、黒岩の新高梨を食べる機会に恵まれました。栽培されている地域は、山合の小高い傾斜地や清流に添っているため、昼夜の温度差があり、黒岩特有の風味を持った新高梨が育つそうです。爽やかな香りと程よい酸味。シャキシャキとした食感。今まで食べてきた新高梨とは、全く別物に感じる感動がありました。お好みの梨があれば、産地を変えて同じ品種を食べ比べてみると、新しい発見に出会えるかもしれませんね!
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野菜がもっと好きになる 「皮ごと食べられる新しいブドウ」
野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.441
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。
ブドウが美味しい季節になりましたね。人気ランキング1位を独走している「シャインマスカット」は、2006年に品種登録された比較的新しいブドウですが、種がなく、皮をむかずに食べられる手軽さが人気の秘訣です。そんなシャインマスカットを片親に持つ、新しいブドウがいくつか登場しています。ひとつ目は「ジュエルマスカット」。山梨県で品種開発され2013年に品種登録されました。見た目はシャインマスカットに酷似していますが、粒がやや細長く、酸味と香りが優しい分、甘さを強く感じます。ふたつ目は「マイハート」です。こちらは、もう片方の親が赤系の「ウインク」なので、美しいルビー色をしています。ハート型で見た目も可愛らしいのが特徴です。どちらもシャインマスカット同様、種なしで皮ごと食べられるという利点があります。行楽シーズン、シャインマスカットの子どもたちを是非チェックしてください!
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みかんでもっと笑顔になる 「和梨の季節」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.464
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
今まさに旬をむかえている「和梨」。調べてみると、最新の収穫量ランキングでは1位千葉県、2位茨城県、3位栃木県と関東近郊の産地が強く、続いて4位長野県、5位福島県、6位鳥取県と各地の有名な産地が名を連ねます。最近は県の特産物に!と新品種の開発も盛んで、茨城県オリジナルの「恵水(けいすい)」や栃木県オリジナルの「にっこり」、鳥取県オリジナルの「新甘泉(しんかんせん)」など、各地で優秀な品種が生まれています。また、品種ではなく、産地のブランドとして育成される取組も。熊本県荒尾市では「ジャンボ梨」で知られる荒尾梨を本年度から新しいブランド「ことのみ」として販売開始しました。品種は主に「あきづき」で、年によって(出来によって)変わることもあるそう。ひとつひとつ袋をかけ、樹上で完熟させ、色・つや・形のよい選りすぐりのものが「ことのみ」というブランドに。試してみたいですね!
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野菜がもっと好きになる 「大粒落花生おおまさり」
野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.439
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。
実りの秋9月になると、落花生の一大産地である千葉県では収穫のピークを迎えます。ビールのおつまみでお馴染みの、殻つき炒り落花生の他に、フレッシュな状態で流通する落花生もあります。ちょうど今の時期になると千葉県内にある道の駅やスーパーの産直コーナーでよく見かけます。茹でて食べるのですが、特にオススメの品種は「おおまさり」です。大きな莢で食味がまさることから、この名前がつけられました。実がやわらかく甘みがあって、一度食べると病みつきになる美味しさです。生の落花生は日持ちがしないので、出来るだけ購入した日のうちに茹でましょう。塩は、お湯に対して3パーセント程度。2リットルのお湯だったら60g入れます。洗った落花生を沸騰した塩水に入れて40分から50分ほど、じっくり茹でて完成です。家庭菜園用に種も売られているので、気に入ったらぜひ栽培もトライしてくださいね!
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みかんでもっと笑顔になる 「秋の野菜」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.462
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
まだまだ残暑はありますが、9月に入ると急に秋の気分が高まります。食材もぶどうや梨など、秋を感じるものが多く出始めていますが、なかでも「カボチャ」は秋を代表する野菜のひとつ。これからどんどん追熟して糖度を増し、おいしくなっていきます。栄養価も高く、β‐カロテン、ビタミンE、カリウム、食物繊維などを豊富に含む緑黄色野菜です。甘みが強いので調味料を使わずに食べられる点も魅力。薄切りにして素焼きにしただけでも甘くてホクホクとした食感がたまりません。おいしいカボチャを見分けるコツは、持ち上げたときにずっしりと重みを感じ、左右対称でツヤがあるもの。緑色の皮にはグランドマークというオレンジ色の部分がありますが、それが濃い色であるほど甘みが強いと言われています。カットしているものだと、果肉の色が濃く、種がぷっくりとしているものを。よければカボチャ選びの参考にしてみてくださいね。
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