農業生産法人 株式会社ミヤモトオレンジガーデン

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テーマ : 野菜・果物のお話

みかんでもっと笑顔になる 「ピノガール」

野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.457

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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
夏の果物と言えば、スイカ。年々、ひと玉で買うことが少なくなり、縮小傾向にあったスイカ市場に革命をもたらす!?かもしれない画期的な品種、こだまスイカ「ピノガール」をご紹介します。
このピノガール、まず特筆すべきは種が小さく(従来の1/4)やわらかいので、種ごと食べられるという点です。スイカは種が面倒で敬遠する方が多いので、これまでの品種改良では種無しスイカの開発に力を入れる傾向にありました。しかし、ここにきて驚くべき発想の転換で、種ごと食べても気にならない品種の開発に成功。しかも甘くて抜群のシャリ感、皮も薄く、スイカに求めるすべてが詰まったような夢の品種です。実際食べると、甘くてとってもおいしい上に、真っ黒の種もふわっとしていてやわらかく、いつものスイカの白い種に近い食感で、種を気にせずバクバク食べられました。最近よく出回っているので多くの方にぜひ体感してみてほしいです。

 

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果物がもっと好きになる 「世界一美味しい!?パキスタンマンゴー」

野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.435

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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。

マンゴーが美味しい季節になってきました。個人的には沖縄県産の皮が赤いアーウィン種と、8月中旬頃から出始める大玉で皮が緑色のキーツ種が好きなのですが、先日行ったマルシェで「世界一美味しいマンゴー」というポップと共に売られているマンゴーがありました。それはパキスタンマンゴー。英国王室の献上品にもなっているため、別名をロイヤルマンゴーと言うそうです。そんなに美味しいのだろうか?これは是非試してみなくては!とテントに近づきました。皮が黄緑色のものからレモン色のものまであります。皮にシワがよって食べごろのものを購入。しっかり冷やしてからカットしてみると、果肉はオレンジに近い橙色。種は少し大きめで扁形方。早速食べてみると、ドリアンとマンゴーを足した様な香りと、舌にまとわりつくような濃厚な甘さ。ちょっと驚く味わいでした。マンゴー好きな方、ぜひ1度お試しください!

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みかんでもっと笑顔になる 「夏休みのお昼ごはん」

野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.455

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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
そろそろ一般的には夏休みでしょうか?私の夏休みの定番昼ご飯を思い出してみると、そうめんやチャーハンが多かったのですが、今思えば野菜が足りていなかった…と。やはり意識して取り入れるようにしないとつい摂取量が減りがちなのが野菜や果物ですよね。
今回は簡単かつたっぷり野菜が摂れる、お昼ご飯におすすめのメニューを提案します。

「炊飯器で野菜ピラフ」

【材料】(3~4人分)
米 2合
鶏むね肉 200g
ニンジン 1本
タマネギ 1個
ズッキーニ 1本
トマト 2個
コンソメ顆粒 大さじ1
バター 10g

【作り方】
1.野菜と肉はダイス状に切る。
2.洗って浸水した米に目盛り分の水を入れてコンソメ顆粒、バター、1の材料を加え炊飯する。
3.塩コショウ(分量外)で味を調える。

お好みでトウモロコシや枝豆、キノコ類を加えるとさらにボリュームアップ!たっぷり野菜を食べられる簡単ピラフの完成です。よければ試してみてくださいね。

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果物がもっと好きになる 「サマーエンジェル」

野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.434

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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。

スモモが美味しい季節になりましたね。酸味が苦手といって嫌煙される方もいますが、年配層を中心に“スモモの酸っぱさ”に根強い人気があるようで、青果売り場で販促デモをしていると、「昔食べた、背筋がピンとなるくらい酸っぱいのが食べたい」とリクエストされる方が必ずいらっしゃいます。とはいえ一般的には酸味の強いものよりは、甘みの強いものが好まれる傾向にあるようです。そんな中で登場したのがサマーエンジェルという品種です。スモモの生産量日本一の山梨県が、今までのスモモのイメージとは違う、酸味だけでなく甘みもある品種として平成17年に送りだしたものです。程良い酸味と、高い糖度、ジューシーで香り高い味わいが特徴です。皮を剥いてしまうと殆ど酸味を感じません。甘酸っぱい方がお好みの方は、皮に酸味があるので皮ごと召し上がってみてください。来週はスモモのレシピをご紹介します。

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みかんでもっと笑顔になる 「河内晩柑で国産柑橘納め」

野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.454

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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
基本的に冬が旬の国産柑橘。夏に食べることができるものは本当に限られてきますが、7月に入るとそろそろ最終ランナー「河内晩柑」くらいでしょうか。この河内晩柑の旬は春から始まり、時間の経過とともに酸味や甘み、食感の変化が楽しめます。出始めのころはさわやかな酸味が立ち、果汁たっぷりのジューシー感が魅力。徐々に酸味がやわらぎ、プチプチとした食感が際立ってきます。この変化を楽しむのも面白い果物のひとつです。特に暑い時期に冷やして食べる河内晩柑のおいしさといったら!さっぱりとした上品な甘みが食欲の落ち気味な胃腸を刺激してくれます。よく和製グレープフルーツと言われますが、苦みはなく、お子様でも食べやすい柑橘です。私は今年もこの河内晩柑で今季の柑橘シーズンを納めました。次は10月の極早生温州みかんを楽しみにしつつ、様々な夏・秋フルーツを楽しみたいと思います。

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「国産カカオポッド」果物がもっと好きになる

野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.433

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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。

梅雨も明けて、すっかり夏らしい陽気が続いていますね!そんな蒸し暑い地域でしか育たないのが、チョコレートの原料となる「カカオ」です。カカオの生育地域を「カカオベルト」と言い、赤道の南北20度の限られた地域でしか育ちません。乾燥に弱いカカオの木は、湿気があり降雨量の多い地域を好みます。繊細で病害虫にも弱く、育てるのが非常に難しい植物なのだそうです。そんなカカオの栽培に7年前からチャレンジしている人が宮古島にいると聞いて会いに行って来ました。沖縄は亜熱帯気候ではありますが、カカオベルトからは外れた地域に位置するため、失敗を繰り返しながら、ようやくカカオポッドの収穫に成功。先月には発酵・乾燥・焙煎の工程を経て、カカオニブを作ることに成功したそうです。量産が軌道に乗るには数年かかるそうですが、宮古島の特産品になる日を楽しみに、首を長くして待ちたいと思います。

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みかんでもっと笑顔になる「シンディースイート」

野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.451

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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
今回はトマトの中でも中玉で濃厚な味わいの「シンディースイート」をご紹介します。このシンディースイートはサカタのタネが開発した甘みと酸味のバランスが良いコクのあるミディトマトです。トマトの原種に近いと言われていて、皮が厚いので破れにくく、完全に赤く色付いてから収穫が可能。そのため濃い味わいと高い栄養価が期待できます。また、市場へのトマトの出荷量が減る時期に出荷ができるため、夏に出回るフルーツトマトとして重宝されます。最近では中玉トマトの需要が増えていて、大玉よりも栄養価が高く、健康志向の方々にも人気の品種です。味の特徴としても、大玉より濃厚で甘みがあり、ミニトマトよりも食べ応えがある、と両者の良さを併せ持つシンディースイート。もし店頭で見かけたら濃い赤色でずっしりと重みのあるものを選びましょう。生でも加熱してもおいしい品種ですので様々な料理でお楽しみください。

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みかんでもっと笑顔になる「枝豆シーズンの幕開け」

野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.450

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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
そろそろ枝豆のおいしい季節が始まりますね。基本的には枝豆(青豆)→茶豆→黒枝豆と季節を追うごとに出てくるイメージですが、最近は青豆と茶豆の中間種に人気が集まっていて、早い時期から茶豆風味の枝豆を食べることができるようになりました。味が濃く、甘みと香りの強い茶豆独特の風味を感じられるのに、見た目は青豆(白毛豆)というハイブリットな品種が増えています。
おいしい枝豆を選ぶコツはサヤの色とふくらみを見ること。青々と鮮やかな緑色で、豆がぷっくりと詰まっているものを選びましょう。枝付きの方が鮮度を保てるので、おすすめです。また、おいしい枝豆の茹で方のコツは塩加減。水に対して4%の塩が目安です。つまり、水1リットルに40gの塩。思いのほかたくさん使います。最初に枝豆を塩もみして、その塩を落とさずにそのまま茹でると産毛が取れて食べやすくなる上、塩も入りやすくなります。ぜひお試しください。

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野菜がもっと好きになる 「花も楽しめるパッションフルーツ」

野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.430

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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。

先日、パッションフルーツの生産者を訪れ、花を見せてもらう機会に恵まれました。トケイソウ科トケイソウ属のパッションフルーツは、観賞用としても人気の高い「トケイソウ」の仲間なので、とても存在感があり美しい花を咲かせます。花の形が時計の文字盤に似ていることから、和名では「クダモノトケイソウ」と呼ばれています。最近では、夏場の節電対策のグリーンカーテン用としてホームセンターでも販売されています。一般的な紫系のパッションフルーツは、白い花を咲かせますが、中には赤い花もあるそうです。品種も様々で、生産者によると、品種ごとに開花時間が決まっているそうです。花開く瞬間がキッチリ決まっているところも「トケイソウ」らしいですね。果実の香りも素晴らしいですが、花もエキゾチックで妖艶な香りがします。花が好きな方は、ぜひグリーンカーテンに取り入れてみてはいかがでしょうか?

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みかんでもっと笑顔になる 「6月6日は梅の日」

野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.448

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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
6月6日は梅の日ということで、今回は梅について。この梅の日は和歌山県田辺市の「紀州梅の会」によって制定されました。ちょうどこの時期から日本一の産地・紀州で生産される南高梅は収穫のピークを迎えます。毎年欠かさずという方はもちろん、しばらくやってないな…という方も、やったことがないという方も、梅の日をきっかけに「梅仕事」やってみませんか?自分で漬けた梅干しや梅シロップ、梅酒は一段とおいしく感じるものです。
短い旬の期間の中でも、熟度を見分けて使い分けるのがまた一興。6月初旬に出回る青く硬い実は、梅酒や梅サワーに。中旬の少し黄色く色付いた実は梅干しに。下旬の全体に黄色く熟し、甘い香りのする実は梅ジャムに。まさに目でも、香りでも旬を感じる手仕事といえます。せわしない毎日の中で、じっくり素材と向き合い手間ひまをかけられることに贅沢を感じられる大切な時間。今年も楽しみです。

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