農業生産法人 株式会社ミヤモトオレンジガーデン

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テーマ : 野菜・果物のお話

果物がもっと好きになる 「調理用バナナのプランテイン」

野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.420

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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。

朝食やおやつでバナナを食べる方も多いと思いますが、緑色の「調理用バナナ」はご存知ですか?その名の通り加熱調理して食べるバナナで、生のまま食べるフルーツバナナとは異なる品種です。中南米やアフリカの国々では日常的に食べられており、主食とする国もあります。丸くて太いカルダバや、スリムで長いプランテインなど調理用バナナにも様々な品種があります。先日、エクアドル産のプランテインバナナを入手したので早速食べてみました。多めの油で炒め揚げにしてみると、外はカリカリで中はホクホク。甘みも食感も丁度ジャガイモのキタアカリのような味わいで、日本人にも馴染みやすい味だと感じました。ダイエットの見方・消化されずに大腸まで届くでんぷんの、レジスタントスターチの優れた供給源としても最近注目されているそうです。来週は、料理用バナナのレシピをご紹介したいと思いますのでお楽しみに。

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みかんでもっと笑顔になる 「旬食材の共演」

野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.438

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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
三寒四温の春の候、季節の変わり目である3月に旬を迎える食材は、ふきのとうやつくし、春キャベツやしらすなど、とりわけ春の訪れを感じさせてくれるものが多いですね。その中でも、先日とあるレストランでいただいた一品が器の中で春を表現していて心を奪われました。それは「菜花と原木椎茸 黒トリュフのマリネ ホタルイカとディジョンマスタード」という一皿でした。旬の食材、菜花とホタルイカをメインに椎茸、トリュフ、マスタードが華を添え、食べ終わるのが惜しいほどおいしくいただきました。こちらはレストランだからこその逸品でしたが、旬の食材同士の掛け合わせはおうちでも簡単に実践できます。春キャベツとアサリのパスタや春ニンジンとシラスの含め煮など、家庭料理にぴったり。また、春は葉野菜がおいしい季節でもありますので、日向夏などの晩柑類とレタスを合わせたサラダもおすすめです。ぜひ試してみてくださいね。

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みかんでもっと笑顔になる 「FOODEX JAPAN 2022」

野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.437

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んにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
先日、幕張メッセにてFOODEX JAPAN 2022が開催されました。今回、大きな注目を集めていたのが、以下の3つでした。

1.「代替食品・新食材ゾーン」
2.「冷凍食品ゾーン」
3.「食の生産性向上・流通合理化展ゾーン」

1は、主に大豆を主原料とした代替肉や代替魚、植物性チーズなど、一昔前とは比較にならないほど食味も向上していて驚きました。このプラントベース食品ゾーンが連日一番にぎわっていたように感じました。
2も同様に、冷凍技術の革新により、おいしいものが増えたと同時に簡便さ、フードロス削減、添加物削減といったあらゆる問題を一気に解決してくれる素晴らしい技術の結晶なのだなと感じました。
3に関しては、生産~流通~販売~消費に至るまでのあらゆる場面で課題解決をしてくれる新しい技術の展示で、様々なAIや機械の最新技術を見て感銘を受けました。
FOODEXは久々でしたが、世界の食の流れが体感できる刺激的な展示会でした。

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野菜がもっと好きになる 「今が旬・国産チコリ」

野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.419

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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。

西洋野菜を長年栽培している青森県十和田市の農家さんからチコリが届きました。チコリはキク科の多年生野菜で、和名を「キクニガナ」といいます。名前の通り苦味があるのが特徴で、船形の葉をした淡い黄緑色ですが、赤いものもあります。光を遮断して栽培することで、色が淡くサクサクとした柔らかい食感に生長するそうです。一般家庭よりもレストランでの使用率が高いチコリ。コロナ禍で出荷量が激減してしまい、「無駄にしてしまうのは勿体無い」と大量に譲ってくれました。生産者オススメの食べ方はオリーブ炒め。本場ヨーロッパでは、生よりも加熱して食べる方が主流だそうです。実際に炒めてみたところ、生で食べるチコリとは全く違う食感で、「こんなに水分を含んでいたのか!」と驚くほどジューシー。味付けは塩だけで十分美味しいですが、ニンニクやベーコンと炒めても美味しそうなので、ぜひお試しください。

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みかんでもっと笑顔になる 「フルーツトマトの旬です!」

野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.436

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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
少しずつ春の気配を感じる今日この頃。この季節になるとおいしさを増すのがフルーツトマト。実はトマトが旨みたっぷりで甘くなるのは春なのです。というのも、冬至を過ぎると少しずつ日が長くなり、日射量が増えるので光合成がしっかりできます。さらにまだ寒い日が続くので一気に成長せず、時間をかけてじっくりと生育します。じっくり成長したトマトは糖度を蓄え甘くなるという訳です。これが夏だと一気に大きくなり、味がうすく水っぽいトマトに。逆にさっぱりして食べやすいとも言えますが、やはり旨みと甘みの凝縮したフルーツトマトの味は格別。トマト好きの私は年中トマトを常備していますが、この季節は特に箱買いが増えます。最近は全国各地、こだわりの栽培方法で育てたブランドトマトが増えていますので、味比べもまた一興。ぜひ旬の時期にお好みのフルーツトマト探しをしてみてはいかがでしょうか?

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野菜がもっと好きになる 「収穫時期で味わいが変わるレンコン」

野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.417

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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。

一年を通して青果店で販売されているレンコンにも、実は旬があります。9月の下旬には田んぼの中で生長を終えますが、そのまま田んぼの中でしばらく寝かされます。一番需要が高いのが12月。お正月商材としての出荷数が多く、値段も一番高くなります。レンコンは収穫する時期によって、食感や味わいが変化します。旬よりも少し早い6月以降に収穫されるレンコンは「新レンコン」と呼ばれ、みずみずしくあっさりとした味わいが特徴です。この時期のレンコンを薄くスライスして、刺身レンコンとして提供する飲食店もあります。一方もっとも需要のある秋冬に収穫されたものは、粘りが強く、甘みが強いのが特徴です。寝かせている間に、でんぷん質が糖に変わるからで、こちらは加熱して食べると、更に甘みが増して美味しく感じます。正月も過ぎ、今の時期は値段も安く甘みも増しているので、「買い時」かもしれませんね。

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みかんでもっと笑顔になる「セロリはお好きですか?」

野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.432

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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
一年中出回るセロリ、一体いつが旬?と思ったことはありませんか?実はセロリは産地によって旬が変わる少し珍しいタイプの野菜です。生産量の多い長野県は5月から11月、静岡県は12月から4月、福岡県は11月から5月といったように産地リレーをしています。中でも2月は静岡県のセロリが一番おいしい時期!まさに今が旬です。静岡のセロリの特徴はやわらかいこと。筋を取る必要がありません。香りもよく、あらゆるお料理の風味づけにぴったり。セロリスティックのような生で食べるイメージが強く、苦手に感じている方も多いかもしれませんが、そんな方はぜひ加熱してみてください。牛肉やイカ、エビなどとの相性抜群。炒め物もおすすめですし、ハーブの一種としてスープや煮込みにも大活躍。毎日使える万能野菜です。小口切りにして冷凍しておくとサッと使えて便利ですよ。ぜひ常備野菜にしてみてはいかがでしょうか。

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みかんでもっと笑顔になる「マイキムチ作り」

野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.431

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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
先日、韓国品種の白菜を使ったキムチ作りの講座に参加してきました。いつもは買ってくるキムチも自ら仕込んで発酵する過程を待つと喜びもひとしおです。
さて、韓国の白菜と日本の白菜、何がそんなに違うのかというと、大きく違う点は「水分量」。日本品種は水分量が多く、みずみずしいため、サラダや水炊きには相性抜群なのですが、キムチには向いていないのです。その点、韓国品種は水分量が少なく締まっているので漬け置きするキムチにぴったり。より深みのある味に仕上がります。すき焼きやクリーム煮のようなくたっとした白菜を楽しみたいお料理にも韓国白菜が合うでしょう。現在日本では少数の農家さんしか生産されていませんが、これからメジャーになってどちらの白菜も選べるようになると素敵ですね。そしてもし日本の白菜で自家製キムチを作る場合は、一旦、天日干しにすると上手くいきやすいです。お試しください。

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野菜がもっと好きになる 「スイーツ作りに最適ないちご」

野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.412

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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。

いちごが美味しい季節になりましたね。年々様々な品種や名称のいちごが売り場に並び、私たちを楽しませてくれています。いちごによって味わいも様々ですが、お菓子作りに適しているのはどれでしょうか?「おうち時間」が増え、ツイーツ作りにトライしようと考えていらっしゃる方のために、そんな品種をご紹介したいと思います。簡単な見分け方として、カットした断面が中心まで赤いものが向いています。熱を加えるとどうしても色が褪色してしまうからです。中が真っ白いいちごを、クラフティのような焼き菓子に入れると、色が抜けて見た目にも残念な仕上がりになります。また、酸味がしっかりしている方が、クリームや生地の甘さに埋もれず存在感が出ます。品種でいうと福岡の「あまおう」がオススメです。ジャムにするなら、茨城の「いばらキッス」もオススメなので、是非いちごのスイーツ作りにお役立てくださいね。

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みかんでもっと笑顔になる 「寒紅いちご」

野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.429

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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
様々な品種のいちごが店頭に並ぶ季節になりました。近年、新品種や新たなブランドのいちごが次々に生まれている中で、「寒紅いちご」といういちごをご存じですか?
この寒紅いちごは愛媛県の東温市を主産地とするブランドいちごで、甘さを濃縮する栽培管理と、冬の寒さを利用した「寒じめ」と呼ばれる手法を組み合わせて栽培されます。間引きをして着果数を制限した上で、色づき始めたイチゴを寒気にさらし、通常の倍の期間をかけて熟成させるというこだわりの農法で作られています。なんと糖度は15度前後。一般的ないちごが10~11度なので、群を抜いた甘さと言えます。つやつやで宝石のように紅く色付き、ジューシーでどこを食べても甘いのが特徴です。生産者が専用の設備を持つ少数の農家に限られているためなかなかお目にかかれない希少ないちご。ぜひ今年はどこかで出会えたら…と夢見ております。

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