野菜がもっと好きになる 「緑色のミニトマト」
野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.424
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。
先日、マルシェで美味しいミニトマトに出会いました。サングリーンという名前の黄緑色に輝くミニトマトです。未熟なミニトマトも最初は緑色をしていますが、このサングリーンは熟しても緑色のままです。実際に食べてみると、想像以上に甘いことにまず驚きます。そして緑色らしい爽やかな香り。ちょうど今の時期のような、清々しい5月の新緑を想像させる清々しい香りが特徴的でした。包丁やまな板などの調理器具がいらず手軽に食べられることから、普段あまり料理をしないという男性陣にも人気が高いミニトマト。赤やイエロー、オレンジの他に茶色や黒に近いブルーなど、様々な色合いがあります。緑色のミニトマトだけでも、マスカットのようにスッキリとした味わいの「カプリエメラルド」や甘みと酸味のバランスが良い「みどりちゃん」など品種があるから驚きです。ぜひ自分好みのミニトマトを探してくださいね。
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みかんでもっと笑顔になる「食育の日」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.442
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
4月も後半に入り、新生活にもだんだんと慣れてきたという方も多いのではないでしょうか。4月19日は419の語呂合わせで「食育の日」。毎日の食事を見直してみるちょうどいい機会かもしれません。
「食育」は明治時代に活躍した、医師・石塚左玄が提唱したと言われています。左玄は「体育智育才育は即ち食育なり」と著書に残し、栄養学が確立されていない時代から医食同源の考えを普及した人でした。他にも「郷に入りては郷に従う食養法を実行すべき」と、今でいう地産地消の考えを広め、「春苦味、夏は酢の物、秋は辛味、冬は脂肪と合点して食え」と旬の大切さを説いていました。春は山菜などの苦みをもつ芽吹き野菜を食べることで冬の身体にスイッチを。苦みを持つ野菜はポリフェノールやミネラルが豊富に含まれており、細胞を活性化して新陳代謝を高める効果が期待できます。ぜひ積極的に旬の食材を取り入れていきたいですね。
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野菜がもっと好きになる 「春が旬のニラ」
野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.422
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。
スーパーの青果売り場でいつでも入手できるニラですが、ニラにも旬があります。ニラが美味しいのは春。暑さに強く、夏場でも収穫できる葉物野菜として重宝されるニラが一番美味しいのは出始め。春に出始めた葉は、柔らかくて香りも高く最も美味しいと言われています。ニラの強烈な匂いの元は、ニンニクにも含まれる硫化アリルで、ビタミンB1を含む豚肉などと一緒に食べると吸収率がアップし、疲労回復効果が期待できるスタミナ食材でもあります。他にもβカロテンやカルシウム・食物繊維を多く含むので、沢山食べてと言いたいところですが、匂いが気になる方は、加熱時間を長くすると軽減されるようです。また、長ねぎなどの香りが強い野菜と一緒に炒める他、卵などの乳製品と一緒に調理すると特有の匂いがコーティングされるので、ぜひお試しくださいね。逆に香りが大好きという方は、お味噌汁がオススメですよ。
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みかんでもっと笑顔になる 「たけのこの季節」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.441
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
春に旬をむかえる食材の中でもひと際、特別感があるのが「たけのこ」ではないでしょうか?漢字でも竹冠に旬と書いて「筍」ですものね。そんなたけのこのアク抜きは米ぬかと赤唐辛子を使った方法が一般的ですが、大根おろしの汁を使った簡単アク抜き法があるのをご存じですか?
皮付きのまま約1/2本分の大根おろしを作り、その時に出る絞り汁を使います。絞り汁と同量の水をボウルに入れ、その分量の1%の塩を加えます。そこに皮をむいて調理しやすい大きさに切ったたけのこを入れ、1時間から2時間ほど漬け込みます。えぐみ成分を分解する大根の消化酵素は高温で失活するため常温で行います。その後、料理に使う際に2~3分茹でればOK。一晩かかるたけのこの下ごしらえがあっという間に完成です。この方法だと長時間茹でないのでたけのこ本来の味と風味が抜けにくくおいしく仕上がります。ぜひ試してみてくださいね。
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みかんでもっと笑顔になる 「新じゃがと相性抜群」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.440
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
突然ですが4月6日は「コンビーフの日」というのをご存じですか?1875年のこの日にコンビーフの独特な台形の形の缶が特許登録されたことを記念して定められたそうです。私はつい最近それを知りまして、無性にコンビーフが食べたくなりました。コンビーフに相性の良い食材はいろいろありますが、中でもおすすめなのが今まさに旬の新じゃがです。水分量の多い新じゃがはあっさりしているので、ガツンとうまみの強いコンビーフを合わせるとぐっと満足感があがります。いつものポテトサラダやマッシュポテトに加えてもいいですし、じゃがいもに細かく切り込みを入れてつくるハッセルバックポテトも間にコンビーフを入れると贅沢な食べ応えに。また、じゃがいもを千切りにしてチーズとコンビーフを混ぜて揚げ焼きにするガレットもおすすめ。とにかく相性抜群、相思相愛の新じゃがとコンビーフ。ぜひ試してみてくださいね。
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果物がもっと好きになる 「調理用バナナのプランテイン」
野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.420
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。
朝食やおやつでバナナを食べる方も多いと思いますが、緑色の「調理用バナナ」はご存知ですか?その名の通り加熱調理して食べるバナナで、生のまま食べるフルーツバナナとは異なる品種です。中南米やアフリカの国々では日常的に食べられており、主食とする国もあります。丸くて太いカルダバや、スリムで長いプランテインなど調理用バナナにも様々な品種があります。先日、エクアドル産のプランテインバナナを入手したので早速食べてみました。多めの油で炒め揚げにしてみると、外はカリカリで中はホクホク。甘みも食感も丁度ジャガイモのキタアカリのような味わいで、日本人にも馴染みやすい味だと感じました。ダイエットの見方・消化されずに大腸まで届くでんぷんの、レジスタントスターチの優れた供給源としても最近注目されているそうです。来週は、料理用バナナのレシピをご紹介したいと思いますのでお楽しみに。
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みかんでもっと笑顔になる 「旬食材の共演」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.438
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
三寒四温の春の候、季節の変わり目である3月に旬を迎える食材は、ふきのとうやつくし、春キャベツやしらすなど、とりわけ春の訪れを感じさせてくれるものが多いですね。その中でも、先日とあるレストランでいただいた一品が器の中で春を表現していて心を奪われました。それは「菜花と原木椎茸 黒トリュフのマリネ ホタルイカとディジョンマスタード」という一皿でした。旬の食材、菜花とホタルイカをメインに椎茸、トリュフ、マスタードが華を添え、食べ終わるのが惜しいほどおいしくいただきました。こちらはレストランだからこその逸品でしたが、旬の食材同士の掛け合わせはおうちでも簡単に実践できます。春キャベツとアサリのパスタや春ニンジンとシラスの含め煮など、家庭料理にぴったり。また、春は葉野菜がおいしい季節でもありますので、日向夏などの晩柑類とレタスを合わせたサラダもおすすめです。ぜひ試してみてくださいね。
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みかんでもっと笑顔になる 「FOODEX JAPAN 2022」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.437
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んにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
先日、幕張メッセにてFOODEX JAPAN 2022が開催されました。今回、大きな注目を集めていたのが、以下の3つでした。
1.「代替食品・新食材ゾーン」
2.「冷凍食品ゾーン」
3.「食の生産性向上・流通合理化展ゾーン」
1は、主に大豆を主原料とした代替肉や代替魚、植物性チーズなど、一昔前とは比較にならないほど食味も向上していて驚きました。このプラントベース食品ゾーンが連日一番にぎわっていたように感じました。
2も同様に、冷凍技術の革新により、おいしいものが増えたと同時に簡便さ、フードロス削減、添加物削減といったあらゆる問題を一気に解決してくれる素晴らしい技術の結晶なのだなと感じました。
3に関しては、生産~流通~販売~消費に至るまでのあらゆる場面で課題解決をしてくれる新しい技術の展示で、様々なAIや機械の最新技術を見て感銘を受けました。
FOODEXは久々でしたが、世界の食の流れが体感できる刺激的な展示会でした。
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野菜がもっと好きになる 「今が旬・国産チコリ」
野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.419
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。
西洋野菜を長年栽培している青森県十和田市の農家さんからチコリが届きました。チコリはキク科の多年生野菜で、和名を「キクニガナ」といいます。名前の通り苦味があるのが特徴で、船形の葉をした淡い黄緑色ですが、赤いものもあります。光を遮断して栽培することで、色が淡くサクサクとした柔らかい食感に生長するそうです。一般家庭よりもレストランでの使用率が高いチコリ。コロナ禍で出荷量が激減してしまい、「無駄にしてしまうのは勿体無い」と大量に譲ってくれました。生産者オススメの食べ方はオリーブ炒め。本場ヨーロッパでは、生よりも加熱して食べる方が主流だそうです。実際に炒めてみたところ、生で食べるチコリとは全く違う食感で、「こんなに水分を含んでいたのか!」と驚くほどジューシー。味付けは塩だけで十分美味しいですが、ニンニクやベーコンと炒めても美味しそうなので、ぜひお試しください。
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みかんでもっと笑顔になる 「フルーツトマトの旬です!」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.436
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
少しずつ春の気配を感じる今日この頃。この季節になるとおいしさを増すのがフルーツトマト。実はトマトが旨みたっぷりで甘くなるのは春なのです。というのも、冬至を過ぎると少しずつ日が長くなり、日射量が増えるので光合成がしっかりできます。さらにまだ寒い日が続くので一気に成長せず、時間をかけてじっくりと生育します。じっくり成長したトマトは糖度を蓄え甘くなるという訳です。これが夏だと一気に大きくなり、味がうすく水っぽいトマトに。逆にさっぱりして食べやすいとも言えますが、やはり旨みと甘みの凝縮したフルーツトマトの味は格別。トマト好きの私は年中トマトを常備していますが、この季節は特に箱買いが増えます。最近は全国各地、こだわりの栽培方法で育てたブランドトマトが増えていますので、味比べもまた一興。ぜひ旬の時期にお好みのフルーツトマト探しをしてみてはいかがでしょうか?
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