農業生産法人 株式会社ミヤモトオレンジガーデン

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テーマ : 野菜・果物のお話

野菜がもっと好きになる「丸系八頭」

野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.407

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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。12月になるとサトイモが出荷のピークを迎えます。ひとつの種芋から親・子・孫と続き、芋がたくさん増えることから、サトイモは子孫繁栄の象徴とされるようになりました。主に関東で栽培されているサトイモの一品種である八つ頭は、親芋・小芋ができますが分球はせず、ゴツゴツとした大きなひと塊に生長します。八つ頭は、サトイモの持つ子孫繁栄のイメージに加えて、末広がりの「八」という縁起が良い漢字が使われていることや、人の「頭(トップ)」になれるようにという願いを込めて、お正月のおせち料理に使われます。食味も良いのですが凹凸がある分、皮をむくのが一苦労。そこで埼玉県では差別化するために、大きくて丸い親芋がひとつ出来る、オリジナル品種の丸系八つ頭が育てられています。球体なので皮をむくのも簡単です。皮むきの大変さから購入を避けていた方!今年の正月は丸系八つ頭をお試しください。

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みかんでもっと笑顔になる 「下仁田ネギの日」

野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.422

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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
今日から12月、なんだかあっという間に今年も残すところあとひと月です。本日12月1日は「下仁田ネギの日」。毎年、この日から下仁田ネギの出荷が解禁されます。歴史は長く、なんと江戸時代から特別なネギ(別名:殿様ネギ)として珍重されていたそうです。他のネギとは大きく違い、白い部分が15㎝~20㎝と短く、直径が4㎝~5㎝と太いのが特徴。葉の緑色の部分も濃く太い品種で、一目で見分けが付きます。そして何といってもそのお味ですが、やはり本場の下仁田ネギは加熱した時のとろみと甘みが抜群です。私はくたくたに煮て食べるのが好きなので、お雑煮やポトフなど汁物や鍋が一押し。その他にも、ホイル焼きやネギ味噌など下仁田ネギがメインになる食べ方がおすすめです。加熱することでその魅力を最大限に発揮するので、じっくり中心部分まで火を通す調理で、おいしい下仁田ネギを存分に楽しんでくださいね。

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野菜がもっと好きになる 「2度ある落花生の旬」

野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.406

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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。急に寒さが増してきましたが、いかがお過ごしですか?寒さが増す晩秋に出回ってくるのが、落花生です。ビールのおつまみでお馴染みの、乾燥したタイプのものは、9月に収穫してから畑に積んで一定期間乾燥させ、ゴミを除いて、良い豆と悪い豆とに選別され、焙煎加熱してようやく食べられるようになります。そんな新豆が出てくるのが11月です。9月に収穫してすぐ出回るのは、茹でて食べるのに適した品種です。中でも「おおまさり」という品種は大粒で甘味や香りが強く人気があります。生落花生として出回るのが9月。乾燥・焙煎加熱されたものが出回るのが11月なので、生と乾燥では2ヶ月もずれるため、品種の違いもありますが、2度の旬が楽しめるのも面白いですね!乾燥タイプのものは1年中購入できますが、出始めが一番美味しいそうなので、ぜひ「新豆」と書かれたものを旬の時期に召し上がってみてください。

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みかんでもっと笑顔になる 「わさびにも旬がある?」

野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.420

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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
日本原産の和食に欠かせない薬味といえば、わさびです。最近では世界で注目を集め、料理のみならず、チョコレートなどのスイーツにも使用されるほど。そんなわさびは多年草で一年中収穫できますが、ツーンと鼻に抜ける独特な辛味を楽しむという意味では晩秋から冬にかけて旬を迎えます。茎に近い部分ほど辛味と香り成分が豊富なので、使う直前に食べる分だけ茎側からすりおろすのがおすすめです。その際、なるべく目の細かいおろし金を使ったほうが、風味が飛ばずにおいしく召し上がっていただけます。また、チューブでワサビを購入する場合は表記に注目。日本加工わさび協会で定められた統一基準によって、「本わさび使用」と書かれているものは、本わさびの使用率が50%以上。「本わさび入り」と表示されているものは本わさびの使用率が50%以下となっています。お買い物の際、チェックしてみてくださいね。

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果物がもっと好きになる「ラ・フランス」

野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.404

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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。洋梨が美味しい季節になりましたね!代表的な品種のラ・フランスは、フランスで生まれた洋梨です。病気にかかりやすく栽培に手間がかかるため、フランスでの栽培は1900年台初頭には途絶えてしまい、現在、栽培されているのは苗が持ち込まれた日本だけ。そのうちの8割が山形県で栽培されています。山形県の上山市では、独自の栽培方法「平棚仕立・無袋栽培」にこだわり、ぶどう棚のように枝を張らせ、袋をかけず、果実のひとつひとつに太陽が当たるよう丁寧に育て、大玉で品質の良いラフランス作りに努めています。洋梨は和梨と違い、追熟が必要な果物です。
涼しい場所で保管し、軸がしおれて周りにシワが寄ってきたら食べごろです。完熟後は日持ちしないので、冷蔵庫に入れて早めに食べましょう。甘い香りと、まろやかで、とろけるような味わいをご堪能ください。来週は、洋梨を使ったレシピをご紹介します。

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みかんでもっと笑顔になる 「冬が旬!おいしい水菜」

野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.419

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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
11月に入るとだんだんと街が冬の装いに。寒くなるほどにおいしさを増す冬野菜はたくさんありますが、そのひとつが水菜。実は京都原産で、京菜とも呼ばれ古くから愛されていました。ギザギザの葉の形のかわいさや生でも加熱しても食べやすい点など、汎用性の高さから、いまやすっかり全国区の野菜となっています。カリウム、カルシウム、鉄、ビタミンA、ビタミンCなど様々な栄養素を高水準でバランスよく含み、どんなお料理にも合わせやすい味わいなので、野菜が苦手な方にもおすすめしたい野菜です。サラダやお鍋などはもちろんですが、スムージーに入れると主張せずに果物の味をぐっと引き立ててくれるのでぜひ試してみてください。生のまま冷凍保存も可能です。洗って水気をきり、食べやすい長さに切って保冷用の袋に入れて約1ヶ月保存できます。そのまま鍋やお浸し、スムージーに使えて便利ですよ。

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みかんでもっと笑顔になる 「柿の日」

野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.417

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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。

秋深まってまいりました。10月26日は全国果樹研究連合会カキ部会が制定した「柿の日」なのだそうです。なぜこの日なのかというと、愛媛ともゆかりの深い俳人・正岡子規がかの有名な「柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺」の句を詠んだ日とされることから。

そんな柿はとても栄養価の高い果物の一つです。中でも特筆すべきはビタミンC含有量。なんと可食部100g中に70㎎もビタミンCが含まれています。意外ですが、この数値はいちごやみかんよりも高いのです。さらに、βカロテンやカリウム、食物繊維も豊富。旬のこの時期に食べないのはもったいない果物です。そのまま食べてももちろんおいしいのですが、おすすめなのはお料理のアクセントに使うこと。サラダや白和え、カルパッチョ、酢豚のパイナップルの代わりに入れてもおいしいですよ。自然な甘みでお砂糖要らず。酢との相性もとても良いです。ぜひいろんな楽しみ方をしてみてくださいね。

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野菜がもっと好きになる 「あけがらし」

野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.402

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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。

11月3日は調味料の日。「いい(11)味(3)と読む語呂合わせと、和食文化の素晴らしさを見直して欲しいという考えから、記念日となったそうです。今日は最近発掘した、ついつい人に教えたくなる調味料をご紹介したいと思います。山形県にある老舗しょうゆ屋が作っている「あけがらし」の歴史は古く、江戸時代から伝わる味です。米こうじ・からし・しょうゆ・唐辛子・麻の実・三温糖というシンプルな材料ではありますが、後をひくとても滋味深い味わい。炊き立てご飯のお供や、冷奴のトッピング・野菜のディップなど様々な使い方ができます。生鮭のホイル蒸しに、マヨネーズと和えたあけがらしをのせ、軽く焦げ目がつくよう、バーナーで炙ってみたら非常に美味しかったです。全国には、新旧様々な調味料が眠っていると思うとワクワクしませんか?11月3日に向けて、自分好みの調味料を発掘するのも楽しいですね。

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野菜がもっと好きになる 「茨城の焼き栗を味わう」

野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.401

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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。

47都道府県の魅力度ランキングの結果で、私の地元茨城県が最下位に戻ってしまいましたが、めげずに茨城の魅力をご紹介したいと思います。秋の味覚「栗」。実は茨城県が生産量日本一だということをご存知でしょうか?中でも陶芸の里として有名な笠間市は、県内一の栗どころとしても有名です。シーズンになると、栗を使ったスイーツが街に溢れます。中でも一番のオススメは焼き栗。専門店もいくつかあり、土日になると、焼き栗渋滞が出来るほど人が押し寄せます。私が通う店では、ポン菓子と同じ回転式の圧力釜を使って焼き上げます。店先にはグルグルと回転する釜が並び、焼き上がりを待ちわびてきると、ブザー音の合図で蒸気が外へと排出されます。ガラガラと釜から出される栗の黄金色の輝き。焼けた香ばしい香り。冷めても十分美味しいですが、焼きたては格別なので、行楽シーズン、ぜひ笠間市へお越しください。

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みかんでもっと笑顔になる「もってのほか」

野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.415

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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
秋のほんのわずかな期間に旬を迎える食用菊「もってのほか」。薄紫とも淡い桃色とも言える美しい色味が食卓をまさに華やかに彩ります。珍しいこの名前は「天皇家の御紋である菊を食すとはとんでもない」ということから付けられたそう。一度聞くと忘れられないインパクトのあるネーミングです。主に山形県や東北地方で生産され、10月中旬から11月中旬に出回ります。
菊は古来より長寿の花とされ、お茶やお酒、漢方薬として飲まれてきましたが、食用菊は苦みを抑えて食べやすく、さらに花弁を大きくして見栄えするように品種改良されたものです。食物繊維やビタミンE、カルシウムなどを豊富に含みます。花びらが筒状で調理の際に型崩れしにくく、シャキシャキした歯ごたえで、ほのかな甘みと苦みが特徴です。大根おろしに混ぜたり、吸い物に散らしたり。酢を少量入れた湯で茹でると鮮やかに発色するので、ぜひ試してみてくださいね。

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