みかんでもっと笑顔になる 「銀杏」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.414
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
今回は秋の味覚のひとつ、「銀杏」についてご紹介します。銀杏は街路樹として親しまれているイチョウの種子。雌雄異株で、実がなるのは雌株のみです。独特なにおいは主に酪酸(ブタン酸)とヘプタン酸(エナント酸)という成分。これらのにおい成分は哺乳類が苦手とする香りで、イチョウはつけた実を食べられてしまわないようにニホンザルやネズミといった外敵への攻撃として外皮から強いにおいを放ちます。
私たちがよく商品として目にする銀杏の硬い殻は核の部分。そして、食べるのはその中の仁にあたる部分です。調理が大変そうに見えますが、とっても手軽な方法が!茶封筒に銀杏と一つまみの塩を入れて数回折り曲げ、レンジで1分から2分ほど加熱するだけで召し上がっていただけます。ただ、一度に大量に摂取すると痙攣などの中毒症状を起こす可能性があるので食べ過ぎには要注意。数粒を貴重な秋の味覚として楽しんでくださいね。
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果物がもっと好きになる 「赤く色づくピーマン」
野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.399
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。
清々しい青空が広がり、すっかり秋めいて来ましたね。木々の葉が紅葉し始めるより少し早く、畑で赤くなる野菜があります。それは夏野菜の代表・ピーマンです。ピーマンは通常緑色をしていますが、収穫せずにそのまま育てると、完熟して赤くなります。栄養価の面でもビタミンCの含有量が2倍以上多くなります。完熟することでピーマン特有の青臭さや苦みがなくなり、糖度も高くなるので、太めの千切りにして、まずはバーニャカウダなどで、そのままの味を楽しんでください。スムージーもオススメです。今の時期なら、極早生みかんと一緒にスムージーにすると美味しいですよ。青果コーナーに置いてなかったら、量販店の地場野菜コーナーや、JAが経営する道の駅などを覗いて見ると、赤ピーマンに出会える可能性が高いですよ。次週はそんな赤ピーマンと塩みかんを使ったレシピをご紹介したいと思います。お楽しみに!
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みかんでもっと笑顔になる 「9月30日はくるみの日」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.413
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
9月も終盤ですが、9月30日は何の日かご存知ですか?「く(9)るみ(3)はまるい(0)」の語呂合わせからくるみの日なのだそう。今回はくるみの持つ注目の栄養素とおすすめの食べ方をご紹介します。
くるみは良質な脂肪と食物繊維、ビタミン、ミネラル、たんぱく質などを含む、栄養バランスの良いスーパーフード。ナッツ類の中でも特に必須脂肪酸であるα‐リノレン酸を多く含みます。このα‐リノレン酸は、サバやサンマといった青魚に多く含まれるDHA、EPAと同じ仲間のオメガ3脂肪酸です。血中中性脂肪を下げる、血栓防止、高血圧予防などの効果があると期待されています。そのまま食べてもおいしいくるみですが、おすすめなのがドライフルーツのデーツと一緒に食べること。より栄養バランスの幅が広がる上に、味と食感の食べ合わせも抜群です。ねっとり甘いデーツとカリカリで香ばしいくるみのハーモニー、ぜひお試しください。
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果物がもっと好きになる 「栃木の自信梨」
野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.398
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。
甘酸っぱくて、シャキシャキとした食感が魅力的な和梨。7月中旬ごろから10月中旬くらいまで出回る品種が替わっていくので、それを追って食べ比べるのも楽しみのひとつです。先日、「自信梨」という梨に出会いました。なんてストレートなネーミングでしょう!自信梨は梨の名産地・栃木県の那須野で栽培されるブランド梨。通常、梨の糖度は9度から11度くらいですが、自信梨の糖度は13度以上。メロンに匹敵するほどの甘さです。糖度以外にも大きさや色艶など独自に設けた厳しい基準をクリアした、わずか10%の梨だけが自信梨として出回ります。実際に食べてみると、口に入れた瞬間に思わず「甘い!」と叫んでしまう糖度。甘さだけでなく、大玉でみずみずしく、その名前の通り農家さんの自信に満ちあふれた立派な梨でした。自信作は8月下旬からネットでも購入出来るので、梨好きな方はぜひ一度お試しください。
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みかんでもっと笑顔になる 「梨の新品種」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.410
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
秋の味覚のひとつ「梨」。今年は日本一の栽培面積・収穫量・産出額を誇る千葉県から、なんと約20年ぶりに新品種が生まれ、注目が集まっています。梨の大定番「豊水」と育成用の梨を交配させて開発され、品種名は「千葉K3号」といいます。愛称を公募し、収穫される秋に満月のように大きく実った様子をイメージして「秋満月(あきみつき)」と名付けられました。700gを越える大きな梨で、甘みが強く、酸味は少なく、多汁で滑らかな食味の良さが特徴。9月中旬から10月上中旬に収穫期を迎えます。常温で約1か月保存できる日持ちの良さも魅力です。この秋から直売所や通販などで販売が開始される予定ですが、デビュー年ということで、流通量も限られているのでなかなかお目にかかれないかもしれません。ご紹介している私も噂だけでまだ実物に会えていないのですが、探してぜひ食べてみたい果物のひとつです。
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みかんでもっと笑顔になる 「防災の日に備えの見直し」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.409
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
9月1日は防災の日。毎年この時期に防災グッズや備蓄品の見直しをされている方も多いのではないでしょうか?我が家ではこの防災月間で、備蓄食料をローリングストックするために、新しいものを買って古いものを食べるようにしております。缶詰やレトルト食品、ゼリーなどはもちろんですが、野菜ソムリエとしておすすめなのが、乾物類です。切り干し大根や干し椎茸、ドライトマトにドライフルーツ類など、ストックしておくと、もしもの時にも(そうでなくても)大変重宝します。というのも野菜や果物は特に災害時に手に入りにくいと言われています。そんな時に新鮮なシャキシャキ感は感じられなくとも、野菜の滋味深い味わいやフルーツのやさしい甘みを感じることができれば、落ち着かない心も少しほっとできるのでは…と思うのです。これを機にぜひ長期保存可能な干し野菜やドライフルーツを探してみてくださいね。
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野菜がもっと好きになる 「青パパイヤ」
野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.394
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。
タイ料理のソムタムや、沖縄料理のパパイヤしりしりなどでおなじみの青パパイヤ。最近、青果店でも見かけるようになりましたね。青パパイヤは、フルーツとして食べる前の未熟果で、野菜のように調理して食べることから野菜パパイヤとも呼ばれています。生産量1位を誇るのは鹿児島県。徳之島という奄美大島よりも南にある島で栽培されています。青パパイヤの注目すべき点は、「酵素の王様」と呼ばれるほど、酵素をたっぷり含んでいること。パパインという、様々なタンパク質を分解する酵素の他に、炭水化物や脂質を分解する酵素も含んでいます。この酵素は完熟したパパイヤよりも、青パパイヤに多く含まれています。通常の酵素は熱に弱い性質を持っていますが、パパインは熱に強いので、お肉と一緒に煮込むと、お肉が柔らかくなります。来週は、そんな青パパイヤを使ったサラダをご紹介したいと思います。お楽しみに!
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みかんでもっと笑顔になる 「マイクロキュウリ」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.407
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
先日、日本ではまだ珍しいマイクロキュウリ「サワーガーキン」を食べる機会に恵まれました。パッと見るとスイカのような皮の模様で、小さめの卵型のミニトマトほどの大きさ。とてもかわいらしいキュウリです。サワー(酸っぱい)ガーキン(ドイツ語でキュウリ)という名前の通り、酸味が強く、果肉が少しトロっとしたゼリー感があります。例えるなら少し皮のかたい早採りしたトマトのよう。ライムのような爽やかさも感じますが、しっかりとウリの香りもあり、今まで食べたことのない新鮮さに衝撃を受けました。見た目の可愛さを活かして、そのまま生でサラダとして食べるほか、海外ではピクルスにして食べるのが一般的のようです。私も早速、塩みかんマリネの素とワインビネガーでピクルスにしてみました。柑橘の風味がとても相性がよく、箸休めにぴったりの一品に。また一つ知らない野菜に出会えて勉強になりました。
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野菜がもっと好きになる 「新食感のプチぷよ」
野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.393
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。
夏野菜のひとつ・ミニトマトは、包丁要らずで、そのまま口に運べることから、年々需要が高まってきている野菜のひとつです。品種も年々増えてきて、色も豊富で、黄色や緑、ゼブラ柄や黒いものまであります。その中でも最近人気が出てきている品種が「プチぷよ」です。宮城県の渡辺採種場が開発し、2008年に品種登録されました。このミニトマトの最大の魅力はなんといっても食感です。指で押してみると、弾力があってぷよぷよしています。皮が非常に薄いので、トマトの皮が苦手な方にもオススメです。口に含むと、さくらんぼに似た食感で、甘味の強いものは、ぶどうのデラウエアのような味わいがあるので、フルーツ感覚で楽しめます。非常にデリケートなので、痛まないよう、輸送には非常に気を遣う品種ですが、家庭菜園でも手軽に作ることが出来ます。我が家でも今年初めて栽培に挑戦。すっかり食感の虜になりました。
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みかんでもっと笑顔になる 「白ナス」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.406
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
夏野菜の代表格、ナス。最近では皮が緑のものや紫と白のゼブラ柄のものなど、珍しい品種もよく見かけるようになってきました。今回は、そんな中でもひと際目を引く真っ白のナスをご紹介します。
白ナスはほかのナスと比べて皮が厚く、果肉がやわらかいのが特徴です。一般的なナスの皮の紫色は色素成分「ナスニン」というポリフェノールの一種で、この成分が紫外線から身を守っています。白ナスにはナスニンがないため、自身の皮を厚くして紫外線から身を守ります。皮が厚い分、中の水分が保持されるので緻密でしっとりとした果肉になり、これを加熱すると、とろけるような口当たりの良い食感が生まれます。おすすめは縦半分に切って皮目に格子状に切り込みを入れ、じっくりと蒸し焼きに。厚い皮のおかげで型崩れしにくく、ジューシーなとろける果肉を味わえます。煮崩れにくいので、ラタトゥイユなどの煮込み料理にもおすすめです。
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