農業生産法人 株式会社ミヤモトオレンジガーデン

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テーマ : 野菜・果物のお話

こんにちは!野菜ソムリエの知久です。

先日、青森県十和田市の川田農園を訪問してきました。
川田農園では温泉栽培といって、
温泉水を利用して小松菜と三東菜を育てています。

最初に温泉水を使い始めたきっかけは、
連作で土壌が酸性になるのを、
アルカリ性の温泉水で中和できるかもしれない!という発想からでした。
源泉の温度が30℃程度と低く、
そのまま作物に与えても問題ないそうで、
ハウスの地下50㎝ほどの所にパイプを通して温泉水を循環させているため、
冬場でも一定の温度を保つことができます。

ハウスの中に入ってみると、
湿度のある空気と外気よりも温もりを感じます。
緑色の小松菜と黄緑色の山東菜。
その場で食べてみたその葉は柔らかく、
えぐみもなく温泉水の塩気があり、むしろ甘く感じます。
そのままサラダでモリモリ食べたくなる美味しさでした。

地元の直売所で販売しているので、
奥入瀬渓流の観光帰りにぜひ購入してほしい逸品です。

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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。

秋は様々な果物が旬を迎えますが、スターフルーツもそのひとつ。
秋から冬にかけておいしいものが出回ります。
原産地は南インドなどの熱帯アジアと考えられていて、
日本では主に沖縄県で栽培されています。
和名は五斂子(ごれんし)といい、
カットした断面が星形に見えることからスターフルーツと名付けられました。

黄色い果肉はジューシーでほんのり甘酸っぱく、
サクサクとしていて、どこか和梨に似た食感です。
そのまま生食する他に、ピクルスにするのがおすすめです。

また、サラダの彩りやアクセントにすると味も見た目も華やかになります。
選び方のポイントはシワが無く、果皮にハリとツヤがあるもの。
持った時に重量感のあるもの。
全体的に均一に色付いているものが良品とされています。

カリウムや食物繊維を豊富に含みます。
なかなか馴染みのないフルーツですが、
旬の時期にぜひ試してみてくださいね。

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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。

東西に長い日本列島で、
ラストに収穫シーズンを迎える北海道札幌市東区で、
先月中旬から札幌黄という品種の玉ネギの出荷がスタートしました。
明治初期にアメリカから導入された品種を旧札幌村で栽培。
その後札幌の気候風土に合うように改良を重ね、
F1品種が主流の今でも、札幌の地で育て続けられています。

その量は同地で栽培される作付面積の僅か3パーセント程という希少さ。
なぜなら、F1品種に比べて育てるのが難しく、
傷むも早いため流通に向かず、
東京や大阪などの市場に出回ることがほぼないため、
育てる生産者も少ないそうです。

ただ、プロの料理人にファンが多く、
特に加熱した時の香りの立ちかたや旨みは格別で、
スープにするとまるでブイヨンを入れたような奥深い味わいになります。
ネット通販で送ってくれる農家さんもあるようなので、
気になる方はお取り寄せしてご自分の舌で体感してくださいね。

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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。

秋の味覚のひとつ、りんごが出始めてきましたね。
そのままはもちろん、ジャムや焼きりんごなどを作るのも楽しいですよね。

最近、「りんごバターのパンに塗る以外の使い方を考えて欲しい」というお題を頂戴し、色々と試してみました。
実際に作ってみて、おいしかったものを2つほどご紹介したいと思います。

まずは漬け込み編です。
食べやすい大きさにカットした鶏モモ肉に、
バルサミコ酢とりんごバターをよくもみ込んで30分ほど寝かせた後、
プライパンでこんがり焼き上げます。お店で出てくるような、
コクのある照り焼きチキンになります!
バルサミコ酢がない時は、醤油でもOKですよ。

お次はちょい足し編。
ベーコンときのこの炊き込みご飯の炊き上がったところに、
りんごバターと粗挽き黒胡椒を混ぜ込みます。
ベーコンは先にフライパンでこんがり焼いておくのがポイントです。
とてもおいしいのでぜひお試しくださいね。

みかんでもっと笑顔になる「加賀しずく」

野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.567

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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。

9月に入り、少しずつ秋の気配を感じます。
秋といえば味覚の秋!おいしいフルーツももりだくさん。

今回は初めて出会った石川県の
オリジナル品種「加賀しずく」という梨をご紹介します。

大玉で美しい見た目の加賀しずくは
石川県が16年の歳月をかけて育成し、
ついに2017年に品種登録された新しい梨。

1個600g前後と大きめの果実で、
酸味を抑えた上品な甘さとジューシーでなめらかな口当たりが魅力です。

収穫時期は8月下旬から9月中旬。
主に金沢市、加賀市、白山市で栽培されています。

まだ暑さの残るこの時期にぴったりのみずみずしさとさわやかさ。
希少なため、なかなか県外に出回りませんが、
石川県内ではおいしくて毎年楽しみにしているという声も
たくさんあがっているそうです。

最近は加賀野菜だけでなく、
ぶどうのルビーロマンなどブランド果物にも注目が集まっている石川県。

この加賀しずくも要注目です。

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果物がもっと好きになる「宮古島産の特大アボカド」

野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.506

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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。

先月末、出張先の宮古島で『アボカド販売しています』
という立て看板を見かけて立ち寄ってみました。
運よく生産者の方がいらっしゃって、購入も出来ました。

最初に驚いたのはその大きさです。
通常、青果店で見かけるメキシコ産アボカドの3〜4倍はあるでしょうか?
外皮は鮮やかな緑色でツルッと滑らか。

今年は猛暑の影響で1ヶ月ほど収穫が早まり、
カゴに入っているものがラストだというので、
偶然出会えたことへの感謝が募ります。

値段は650円と他県産の国産アボカドに比べてお安い設定でした。
柔らかくなるのを待って食べてみると、
あっさりした味わいで食べやすかったです。

アボカドは脂質が多い果物ですが、
不飽和脂肪酸のオレイン酸が主で血中コレステロールを
適正に保つ働きがあります。
メキシコ産だと半分/1日が適正量。

食べ過ぎに注意しつつ、サラダや巻き寿司など、
色々な料理で楽しみたいですね。

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みかんでもっと笑顔になる「ブラックビート」

野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.566

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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。

店頭に様々な品種のブドウが出回る季節になりました。
今回は比較的新しい品種の「ブラックビート」をご紹介します。

ブラックビートは「藤稔(ふじみのり)」と「ピオーネ」を親に持ち、
2004年に品種登録されました。

収穫期の早さと色付きの良さが特徴で、
巨峰よりも早く出回る黒ブドウ系の品種です。
黒に近い濃い紫色の果皮は美しく、ポリフェノールが豊富な証拠。

一粒一粒が大きく15g~20g程度、酸味が少ないので甘みを強く感じます。
渋みも少ないので、皮ごと食べられます。

一方で、皮離れが良く簡単に皮がむけるという特徴もあるので、
皮ごと食べるのが苦手な方にもするりとむけておすすめの品種です。

濃厚なのに後味はすっきりとしていて食べやすく、
つい手が伸びてしまう魅惑のブドウ。

旬は短く、7月下旬ごろから9月上旬ごろまでしか出回らない上に、
まだまだ生産者も少なく、希少な品種。

見かけたらぜひ手に取ってみてくださいね。

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みかんでもっと笑顔になる「8月31日は野菜の日」

野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.565

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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。

8月31日は野菜の日。
この日を前にタキイ種苗株式会社では2024年度版の
「野菜と家庭菜園に関する調査」を発表。

昨年タマネギだった好きな野菜の第1位にはトマトが返り咲きました。

野菜不足の理由には物価高の影響で「値段が高いから」が急増しています。
ただ、野菜を十分に食べていない理由で、依然として多いのは「野菜は量をたくさん食べられないから」。
摂取目標の「野菜1日350g」にハードルの高さを感じている方が多いようです。

確かに生で食べようと思うとカサが多く、難しいかもしれませんが、
加熱してカサを減らせば意外とぺろりと食べてしまえる量です。
焼・炒・蒸・煮など様々な調理法を使うことで味わいにも変化が生まれ、
飽きずに食べることもできます。

好きな野菜1位のトマトは、生でもおいしいですが、
加熱することでうま味とリコピンの吸収率がアップします。

ぜひ様々な角度から野菜を楽しんでくださいね。

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果物がもっと好きになる「ミニ冬瓜」

野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.504

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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。

夏が旬の唐辛子。ピーマンやシシトウと同じ仲間で夏に収穫ピークを迎えます。
最近では、家庭菜園用に種苗会社から様々な唐辛子の種が販売されているようです。

オレンジや紫・黄色といったカラフルなものや、悶絶するほど辛いものから、
土佐甘とうのように全く辛くないものまで。

色もフォルムも辛さも様々で楽しいですが、
辛すぎると育てても使い切れないしなぁと思案していたら、
ちょうど良いものを発見しました!

「魔女の杖」という面白い名前で螺旋状にねじれているのが、
いかにも魔女の杖らしいフォルム。
生で食べるとシシトウのような味わいで全く辛みがなく、
炒めると種の部分がピリッと辛い。まさにちょい辛の唐辛子です

青椒肉絲のピーマンをこの魔女の杖で作ると絶妙にうまい!
厳しい残暑の中、ビールと一緒に食べたら最高です。

唐辛子をバリバリモリモリ食べたい方、
来年の家庭菜園にいかがでしょうか?

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みかんでもっと笑顔になる「佐土原なす」

野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.563

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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。

先日「佐土原なす」を生産している農家さんの畑に伺い、
収穫させていただきました。

佐土原なすは宮崎県で江戸時代から作られていた伝統野菜で、
一時はその栽培の難しさから衰退の憂き目に。
一度途絶えてしまったのですが、
なんとか復活させようという動きが強まり2002年に栽培が再開されました。
現在は生産者の皆さんの熱意もあり、収量も増え、見事復活を果たしたのです。

佐土原なすの特徴はなめらかでとろけるような口当たりと強い甘みです。
熊本県の赤ナスのルーツとも言われていて、大ぶりでやわらかく、
風が吹いて葉が実に触れるだけで傷が付いてしまうそう。
繊細な野菜です。皮は薄く、実はフワッとしていてきめの細かいスポンジのよう。
大きめに切って加熱するとジューシーな食感ととろける舌触り、
そして強い甘みを楽しめます。

オリーブオイルでソテーして塩胡椒するだけでごちそうになります。
ぜひ試してみてくださいね。

 

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