農業生産法人 株式会社ミヤモトオレンジガーデン

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テーマ : 野菜・果物のお話

みかんでもっと笑顔になる 「オクラで腸活」

野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.351

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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
まだまだ予断を許さない状況で、季節の変わり目や夏バテで体力・免疫力が落ちないように、食事でしっかりと体調を整えたいところです。そんな時におすすめの夏野菜と言えば、オクラ。水溶性食物繊維を豊富に含む緑黄色野菜で、腸内環境を整える腸内細菌のエサとなる貴重な食材でもあります。今年の夏はいつもより多めにオクラを食卓に取り入れてみてはいかがでしょうか?オクラのおいしい茹で方をご紹介します。
・サッと水洗いしてまな板の上に乗せ、塩を振って手のひらでコロコロと転がす。
こうすることで産毛が取れて口当たりが格段に良くなります。
・熱湯に入れてまんべんなく火が通るように箸で転がしながら1分程茹でる。
・おか上げにして余熱で火を通す。
冷水に取ってしまうと味が薄くなり、水溶性食物繊維も流れ出てしまうので、茹で時間を短くして余熱で火を通すことでコリコリの食感を残します。試してみてくださいね。

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果物がもっと好きになる「ハート型のさくらんぼ」

野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.350

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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。毎日雨続きで肌寒い天気が続いていますが、いかがお過ごしですか?こんな時は明るいニュースをご紹介したいと思います。今年、青森県から新品種のさくらんぼが全国デビューしました。その名は「ジュノハート」。初セリでは、ジュノハートの上位等級品となる「ハートビート」が30万円で落札され、ひと粒2万円のさくらんぼとしてニュースにもなりました。ジュノハート最大の特徴は、美しいハート型をしている点です。通常のさくらんぼの3Lサイズ(横径28ミリ)よりも大きく、鮮やかなルビー色が目を楽しませてくれます。ジュノハートの中でも4L(横径31ミリ以上)サイズ、かつ「秀」「特秀」と認められたものだけを、「青森ハートビート」という名称でブランド化しています。暫くは高嶺の花となりそうですが、人気ニューチューバーが自身の動画で取り上げたこともあり、今後、益々人気がヒートアップしそうですね!

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みかんでもっと笑顔になる 「オオバとシソってどう違う?」

野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.350

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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
夏の薬味に欠かせないものと言えば、「大葉」。何とも言えないさわやかで清涼感のある芳香が、素麺や冷奴など素朴な食材を一気に華やかにしてくれます。
さて、そんな日本のハーブ代表の「大葉」ですが、「しそ」とも言いますよね?どのように使い分けられているのでしょうか。
「しそ」は、芽、葉、花、実のすべてを成長段階に応じて食用することができ、その全体を指します。一方、「大葉」は流通するときの商品名で、正式には「青紫蘇」といい、青い葉のことだけを指すのです。ちなみに濃い紫色の「赤紫蘇」には大葉という呼び名は使いません。
近年では温室栽培で一年を通して手に入りやすい大葉ですが、本来の旬は初夏から夏にかけて。薄い葉に秘められた栄養価はとてつもなく高く、夏バテの予防や免疫力を高めるためにも積極的にとりたい食材です。少量でもこまめに食べて、暑い夏をさわやかに過ごしてくださいね。

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果物がもっと好きになる 「パッションフルーツ 後編」

野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.348

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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。

先週は、パッションフルーツの食べ頃や食べ方についてお話しましたが、今回は、栄養と食べ合わせについてお話したいと思います。鮮やかな黄色い果肉が特徴のパッションフルーツは、カロテンを多く含んでおり、同じく果肉が黄色いマンゴーの1.5倍以上のカロテンを含んでいます。βカロテンは体内でビタミンAに変換され、皮膚や粘膜の細胞を正常に保つ働きや免疫力を高める効果も期待できるので、紫外線が強い今の季節は強い味方になってくれます。また、ビタミンB6も比較的多めに含んでいます。ビタミンB6はアミノ酸の再合成を手助けする補酵素として働くので、タンパク質を摂るときは、一緒に摂りたい栄養素のひとつ。ヨーグルトを食べるときに、パッションフルーツをソース代わりに混ぜて食べるのもおススメです。赤い皮を器がわりにすると、ホテルの朝食風になって食卓も華やぎますよ。ぜひお試しくださいね。

みかんでもっと笑顔になる 「とうもろこし:甘々娘」

野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.348

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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
今年もとうもろこしがおいしい季節になりました。蒸し・茹で・焼きといろんな調理法で楽しめて、おやつにもおかずにもなる旬野菜。鮮やかなイエローに元気をもらえますよね。今回はそんなとうもろこしの品種のひとつ、「甘々娘(かんかんむすめ)」をご紹介します。
甘々娘はその名の通り、甘みが強く、平均糖度は驚異の15度以上!生で食べても甘くておいしい品種です。直売所では早朝に行列ができるほどの人気だそう。粒の皮が薄く、甘みが飛び出してくるようなジューシーさ。バイカラー種といって、黄色と白の粒が3対1の割合で入り混じります。このバイカラー種は最も甘くなるとされていて、現在日本のとうもろこしの主流となっています。また、他の品種と比べて、時間の経過による糖度低下が遅いという優れた特徴があります。旬は短く、7月上旬ごろまでの出回り。ぜひ探して試してみてくださいね。

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果物がもっと好きになる 「パッションフルーツ 前編」

野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.347

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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。

コロナの影響で飲食店や催事への納品がストップし、行き場を失った農産物を支援するサイトが盛り上がっていますね。私もいくつか利用させてもらった中のひとつに、沖縄県産のパッションフルーツがあります。40個以上入っていたので、友人にもプレゼントしたのですが、「どうやって食べるの?」と聞かれることが多かったのでご説明したいと思います。木成りで完熟したものが収穫・流通されるため、購入して直ぐに食べられますが、強い酸味があるので酸味が苦手な方は、常温で追熟させます。すると表面にシワが寄ってきます。更にデコボコするまで放置すると、酸味が抜けて甘みが強くなってきます。食べる直前に冷蔵庫で冷やし、包丁で半部にカットし、中の果肉をタネごと召し上がってください。初めて召し上がる方は、2個以上購入して、熟度の違いで自分好みの酸度を探ってみるのも楽しいのでお試しくださいね!

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みかんでもっと笑顔になる 「ズッキーニ:ステラ」

野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.347

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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
夏野菜が出回ってくる季節になってきました。スーパーでも最近では店頭で大きくズッキーニを取り上げているお店をよく見かけます。西洋野菜のズッキーニもずいぶん日常的な野菜として日本に根付いてきたのではないでしょうか?
そんなズッキーニの中でもちょっと珍しい「ステラ」をご存知ですか?一般的なズッキーニはつるんとした濃い緑色の肌で円柱形をしていますが、このステラは円柱でありながらぼこぼこと凹凸があり、切ると星型のような断面になります。凹凸部分は縞模様に見えて鮮やかです。形といい、色といい、とても華やかで映える野菜。薄切りにしてサラダに散らしたり、コンソメスープやラタトゥイユに入れたり、輪切りをシンプルにソテーにしたり。様々な楽しみ方ができます。また、やわらかくジューシーで花ズッキーニとしてイタリアンレストランなどでも人気があるそう。探してみてくださいね。

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果物がもっと好きになる 「種ごと食べられる小玉スイカ」

野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.345

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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。真夏のような日差しに、早くも夏バテ気味の方もいらっしゃるのではないでしょうか?そんな日に食べたくなるのが冷やしたスイカ。「スイカは好きだけど、タネをとるのが面倒」という方に朗報です。なんと、タネごと食べられる小玉西瓜が誕生しました。その名も「ピノ・ガール」。タネがマイクロシードといって、非常に小さいのが特徴です。食べる際の嫌な異物感や苦みを極限なく少なくするため、育種改良されたピノ・ガールのタネは、一般的な小玉西瓜の約1/4でタネの殻の厚みも薄いため、そのまま食べることが出来ます。実際に食べてみたところ、小さい上にとっても柔らかいので、全く違和感なく食べ進められました。タネにはミネラル・ビタミン・脂肪酸とタンパク質が豊富だそうで、栄養も余すことなく摂取出来て良い事だらけですね。スイカのタネが苦手な方、みかけたら是非、この食感をご自身で体感してみてください。

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みかんでもっと笑顔になる「イタリア野菜:チーマディラーパ」

野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.345

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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
暑くなってきました。季節の変わり目は体調を崩しやすいタイミング。しかもこの情勢なので、いろいろな野菜をたっぷり食べて免疫力を上げていきましょう。
さて、先日国産のイタリア野菜を専門で作っている「かほくイタリア野菜研究会」という所からイタリア野菜の詰合せセットをお取り寄せしました。その中に「チーマディラーパ」という日本ではまだなじみのない野菜が入っていたのでご紹介します。
呪文のような名前はイタリア語で「カブのてっぺん」という意味。カブと同じアブラナ科で菜の花の一種。葉や茎・つぼみを食用とします。独特のほんのりとした苦みの中にも甘さがあり、えぐみがほとんどないので食べやすく感じました。イタリアではくたくたになるまで茹でてオリーブオイルと塩でシンプルに食べたり、パスタやスープにしたりして食べることが多いそう。β-カロテンが豊富で人気急上昇中。見つけたら試してみてくださいね。

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野菜がもっと好きになる 「香川の伝統野菜まんば」

野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.343

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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。自粛期間中、ちょっと珍しい野菜が食べたくなって知人の農家さんに野菜セットを注文しました。いろいろ入っていた中で、一番インパクトに残ったのが、香川県の伝統野菜「まんば」です。外見は白菜の外葉を一枚はがしたような形状で、色は紫がかった深緑色。何でも、野菜が少ない冬場に大きな葉を伸ばし、外側から葉を取っても次々と葉が出てくることから、「万葉=まんば」という名になったとか。「下茹でしてから油揚げと一緒に食べるといいよ」と生産者に勧められた調理法で、さっそく試してみました。歯応えはかなりしっかりしており、ほんのり感じる苦みが油揚げとの相性抜群!初めて食べるのに、どこか懐かしい癖になる味わい。調べてみると、高松市のふるさとチョイスにもありました。残念なことに申込み期間が3月末までだったので、気になる方は、来春チェックしてみてくださいね。私も来年が楽しみです。

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