農業生産法人 株式会社ミヤモトオレンジガーデン

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テーマ : 野菜・果物のお話

野菜がもっと好きになる 「冬でも食べたいミニトマトのススメ」

野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.320

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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。

先日、トマトに含まれている「エクレオサイドA」について東海大学永井教授の講演を拝聴してきました。エスクレオサイドAは血管のコレステロールの蓄積を抑え、動脈硬化の予防効果が期待できる新機能性成分で、トマトにしか含まれていないそうです。含有量は大玉トマトよりもミニトマトに多く、たったの1粒で1日に必要とされる量をクリア。ただ、人によって腸で吸収できる量に差があるので、ミニトマトだったら1日に2~3粒食べるのがベストだそうです。トマトの機能性成分として有名なのがリコピンですが、リコピンが脂溶性で熱にも強いのに対して、エスクレオサイドAは水溶性で熱にも弱いという正反対の性質を持っています。両方効果的に摂りたい場合は、オリーブオイルなどの良質な油をかけて生食するのがおススメだとか。彩りと血管の健康を願って、クリスマス料理にもぜひミニトマトをプラスしてください。

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みかんでもっと笑顔になる 「りんご:はるか」

野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.318

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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。

今年はりんご運が良いようで、次から次にはじめましての品種にお目にかかります。先日は「はるか」という黄色いりんごをいただきました。「ゴールデンデリシャス」と「スターキングデリシャス」を親に持つ岩手県生まれの品種で、かためで歯ごたえが良く、酸味が少ないので甘みをより強く感じるりんごでした。一つ一つに袋をかける有袋栽培のため手間はかかるそうですが、その分、果皮がとてもきれいに仕上がり贈り物などにはぴったり。

面白いのは品種内で格付けがあるところです。JA全農いわてでは、糖度16.0度以上・蜜入り指数3.0以上のはるかを「プレミアム冬恋」、糖度15.0度以上・蜜入り指数2.5以上を「冬恋」、これらの規格に満たないものは「純情はるか」として出荷しています。最上位のプレミアム冬恋は専用の化粧箱もあり、お歳暮需要も高いでしょう。出回り期は11月~12月。見かけたら、よければ試してみてくださいね。

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みかんでもっと笑顔になる 「あやめ雪」

野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.317

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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
みなさん、「あやめ雪」というかぶはご存知ですか?実の上部と茎の根本が紫色の美しいかぶで、とてもやわらかく甘みのある食味の良い品種です。今日はこのあやめ雪の特徴を最大限に活かした食べ方をご紹介したいと思います。
あやめ雪の紫はポリフェノールの一種でアントシアニンという色素です。このアントシアニンはアルカリ性では青色を、酸性では赤を示します。この特性を使うと、アルカリ性である重曹水につけると青っぽくなり、酸性であるお酢につけると赤紫~ピンクに発色するのです。甘くやわらかいあやめ雪は、生で食べるのにとても向いているので、ぜひ皮ごと薄切りにして、甘酢につけてみてください。淡い紫色だった部分が鮮やかなピンク色になり、見た目も華やか。クリスマスやお正月などこれからの季節に大活躍する一品になります。お子様と一緒に実験のようにやってみても楽しめるのではないでしょうか?

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野菜がもっと好きになる 「機能性表示食品としてのえのきたけ」

野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.316

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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。

寒さが増してくると食べたくなる鍋料理。そこに欠かせない食材が「えのきたけ」ではないでしょうか?えのきたけの生産量1位を誇る長野県のJA全農長野では、「長野県JA産えのきたけ」を機能性表示食品として消費者庁に届出し、令和元年10月18日に受理されたそうです。先日、えのきたけのレシピ開発でお世話になった担当者から喜びの報告が届きました。 平成29年11月から信州大学・長野県との共同研究を重ねてきたそうで、えのきたけの生鮮食品としての機能性表示届出は国内で第一例目だとか。具体的にどんな機能性関与成分が含まれているかというと、血圧が高めの方の血圧を下げる機能があることが報告されているGABA。研究によると、一日の摂取目安量は可食部30gで、約1/4袋食べると効果が期待できるそうです。近いうちに専用パッケージが店頭に並ぶと思うので、ぜひチェックしてみてください。

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野菜がもっと好きになる 「ながいもの旬はいつ?」

野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.315

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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。

先週はながいもと塩みかんを使ったレシピをご紹介しましたが、そもそもながいもの旬はいつなのでしょうか?野菜の専門書を見ると、出回る時期は「周年」となっていますが、11月の下旬、正に今が収穫の最盛期です。ながいもの一大産地である青森県十和田市では、通常期間より30日も長く生育します。葉が完全に枯れて、葉の養分がながいもに転流(てんりゅう)してから掘り起こします。収穫するといっても全てを収穫する訳ではありません。半分は土の中にそのまま残しておきます。やがて雪が畑を覆い、外気温が氷点下になっても土の中は0度を保っています。つまり天然の冷蔵庫となる訳です。3月中旬頃から約1ヶ月かけて掘りだしますながいもを「春掘り」と呼び、今掘り出すのは「秋掘り」と言います。秋掘りは、みずみずしさとシャキシャキとした食感が特徴なので、ぜひ大きくカットして味わってみてください。

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果物がもっと好きになる 「ブラジルという何の黒ブドウ 続編」

野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.313

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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。

先週に引き続き、大陸を渡って青から黒に変化した「ブラジル」という名のブドウのお話です。色からすると、巨峰やピオーネのような柔らかくてジューシーな食感を想像しますが、もとが青ブドウなので目を閉じて口にすると、青ブドウそのものです。マスカットの香りがとても強く、食感はかためでサクサクとした感じ。皮が薄いので皮ごと食べられます。そしてブラジルの最大の特徴は、果肉まで色が赤いところです。先述したように皮ごと食べられますが、あえて皮をむいてみてください。皮の紫色が果肉の中までさし込んでいるのでコンポートにしたら色が映えそうですね!ちょっと意外なおススメのたべ方は「冷凍」です。凍らせたブドウはシャリシャリした食感がシャーベットのようで楽しいですよ。ブラジルに限らず、皮ごと食べられる甘みの強いブドウは冷凍保存しておいて、アイス代わりに召し上がってみてください。

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果物がもっと好きになる 「ブラジルという何の黒ブドウ」

野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.312

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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。

実りの秋・食欲の秋ですね!先日、そんな秋の味覚のひとつ、ブドウを多品種栽培している生産者さんを訪ねてきました。今まで見たことも聞いたことも食べたこともないブドウばかりで、一緒に行った野菜ソムリエ仲間も大興奮。私も選びきれず、ついつい沢山買ってきてしまいました。そんな珍しいブドウのなかでも、ちょっとした逸話が面白い、そして味も色合いもステキなブドウをご紹介したいと思います。その名も「ブラジル」と言います。名前の通り、ブラジルで生まれた黒いブドウです。ヨーロッパを代表する青いブドウの「マスカット・オブ・イタリア」が南米大陸ブラジルで品種改良され、黒いマスカットとして生まれ変わったそうです。もとは緑色のブドウが大陸を渡って黒いブドウになるなんて、不思議な話ですね。次週はその「味」についてと、生産者おススメのちょっと変わった食べ方をお伝えしたいと思います。

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果物がもっと好きになる 「大粒のアセロラ・レッドジャンボ」

野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.311

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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。風邪を引きそうなときや、ストレスを感じたときに積極的に摂りたい栄養素のひとつがビタミンCです。1日に摂るべきビタミンCの摂取量は100mg。そんなビタミンC量をたった1粒食べるだけでクリアしてしまうのが、アセロラです。先日、アセロラが特産品となっている沖縄県北部にある本部町に行ってきました。圃場に案内してもらうと、残念なことに台風の影響で実が落下してしまったのですが、試験的に栽培しているレッドジャンボという品種は幾つか残っていて、試食させてもらうことに。本部町で主に栽培されている甘味種よりもひとまわり大粒のレッドジャンボ。その大きさが圧巻の存在感で、強めの酸味がカラダ全体に染み渡ります。甘味種よりもビタミンCの含有量が多いというのも魅力的です。酸味種の方が加工にも向いているとか。良いとこ尽くしのレッドジャンボ。これから収量が増えると嬉しいですね。

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みかんでもっと笑顔になる 「世界食料デー」

野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.311

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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
本日、10月16日は「世界食料デー」です。これは「世界の食料問題を考える日」として国連が定めた世界共通の記念日です。
近年の日本では本来食べられるのに廃棄される食品、いわゆる「食品ロス」の問題が深刻な中、世界では数字にするとなんと9人に1人が十分に食べられていないという現状があります。国際社会は、持続可能な開発目標(SDGs)の中で2030年までに「飢餓をゼロに」することを約束しています。
おそらく私たち一人一人にできることは本当に小さいことしかありません。ただ、考えなければ始まらないと思うのです。例えば、規格外の野菜や果物は廃棄されることが多いのですが、味に遜色のないことがほとんどです。多少不格好でも、傷があっても捨てずに食べる。それが習慣化されれば、無駄な生産が抑えられると思うのです。「食べる幸せ」をみんなで分かち合える世界にするために、まずは「意識する」ことから始めてみませんか。

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果物がもっと好きになる「卵より大きい生プルーン」

野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.310

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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。鉄分補給が出来ておやつにも最適なセミドライのプルーン。

深い色合いと濃厚な味わいが魅力的ですが、果物として食べる生のプルーンもあることをご存じでしょうか?出回る時期は意外と長く、早生種が7月からスタートし、晩生は10月いっぱい。生のプルーンはみずみずしいフレッシュな甘酸っぱさが特徴です。シーズンラストを飾るのはプレジデントという品種で、サイズが鶏卵よりも大きく80g~100gもあります。新鮮なプレジデントは酸味が強く果肉も堅くてシャキシャキの食感ですが、常温で置いておくと1日~2日で軟らかくなり酸が抜けて甘さが際立ってきます。追熟の過程で変化する味わいを食べ比べるのも楽しいですね。ただひとつだけ残念なことに、通常のプラムより日持ちしないので流通には不向きだとか。産地の直売所には並ぶようなので、この秋長野や青森に観光に行かれる方は、ぜひ探してみてください。

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