農業生産法人 株式会社ミヤモトオレンジガーデン

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テーマ : 野菜・果物のお話

みかんでもっと笑顔になる 「シルクスイート」

野菜ソムリエ 小宅祐子さん vol.255

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こんにちは。野菜ソムリエの小宅祐子です。

すっかり秋めいてきましたね。秋の味覚と言えば色々ありますが、その一つにサツマイモがあげられるのではないでしょうか?今回は2012年の発売から人気が右肩上がりの新品種「シルクスイート」をご紹介します。

名前の通り、滑らかな舌触りと上品な甘味で大人気のシルクスイート。最近ではスーパーなどで見かけることも多くなりました。さつまいもは食感で分類すると鳴門金時のようなホクホク系か、安納芋のようなねっとり系かに分けられますが、このシルクスイートは少し変わっていて面白い品種です。というのも、9月下旬~10月ごろの収穫したてはホクホク系、少し寝かせて11月頃まで貯蔵するとねっとり系に変わるという特徴があります。絹のような滑らかな食感と濃厚で上品な甘みを体験するには、食べ頃の旬である11月~2月に、食感の違いを比べてみたい方はぜひ今の時期のシルクスイートも試してみてくださいね。

 

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みかんでもっと笑顔になる 「東京生まれ東京育ちのぶどう」

野菜ソムリエ 小宅祐子さん vol.254

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こんにちは。野菜ソムリエの小宅祐子です。

まだまだ暑いですが、少しずつ秋めいてきました。旬を迎えた果物も次々と出てきています。そんな中で先日、私は珍しいぶどうに出会いました。東京生まれの品種「高尾」です。

この「高尾」、巨峰を品種改良して1956年に東京都農業試験場で誕生したのですが、栽培管理が非常に難しいため当時は普及しなかったそうです。しかし、品質の高いこのぶどうに惚れ込んだ生産者の方々が研究会を発足し、見事ブランド化に成功。現在は贈答用高級ぶどうとして定着しています。

初めて食べたそのお味は、甘みが強く、適度な酸味があり、驚くほど濃厚な味わい。口に入れて噛んだ瞬間、味が爆発して目を見開くほどの衝撃でした。収穫したての新鮮さも良かったのかもしれません。本当にびっくりしました。ぶどうに限らずですが、まだまだ知らない品種、食べたことのない品種がたくさんあるので、どんどん発見してお知らせしていけたらと思います。

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野菜がもっと好きになる 「生キクラゲ」

野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.253

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こんにちは!野菜ソムリエの知久です♪

先日、収穫したての「生キクラゲ」を調理する機会に恵まれました。

中華料理などでよく使われるキクラゲは、乾燥した状態で販売されていることが殆どですが、希に生の状態で売られていることがあります。乾物とは食感が全く異なり、肉厚で瑞々しくプリップリの歯応えに、すっかり虜になってしまいました。

味そのものはクセがなく他の食材を邪魔しないので、どんな料理にも馴染みそうです。干したクラゲに味が似ていることからこの名前がついたそうですが、実はキノコの仲間です。

食べる時は30秒ほど茹でてから使用してください。使いきらなかった分は必ず冷蔵庫に入れて保存し、1週間以内に食べ切るようにしましょう。

注目すべきは豊富な栄養価です。キノコなのでカロリーは低いですが食物繊維がゴボウの約3倍も含まれており、ビタミンDの含有量は食品の中でもトップクラス!鉄分も多く含むヘルシー食材なのです。

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みかんでもっと笑顔になる 「秀玉(しゅうぎょく)」

野菜ソムリエ 小宅祐子さん vol.253

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こんにちは。野菜ソムリエの小宅祐子です。

前回、梨狩りで「秀玉」という珍しい品種を手に入れたお話をしましたが、この「秀玉」という梨はどんな梨なのでしょうか?

主に関東で9月の上旬頃、「幸水」と「豊水」の間に収穫される青ナシです。青ナシと言えば、代表的な品種に酸味と甘味のバランスに優れた「二十世紀」があります。「秀玉」も同じ青ナシということで酸味が強いのかしらと食べるとびっくり。酸味は少なく、濃厚なのにさっぱりとした強い甘みが新鮮でした。果汁もたっぷりでジューシー。やさしい歯ごたえでとても美味しかったです。

梨園では収穫する際の目利きも教えていただきました。青ナシの完熟の見極めはなかなか難しいのですが、緑色の果皮が、青みがかった緑から黄みがかった緑になると熟したサイン。その微妙な色の変化を見定めて収穫した「秀玉」は絶品でした。

数は少ないですが、まさに今が旬の「秀玉」。見つけたらぜひ試してみてくださいね。

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野菜がもっと好きになる 「野菜350グラム食べていますか?」

野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.252

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こんにちは!野菜ソムリエの知久です♪

ちょっと過ぎてしまいましたが、8月31日が8(や)31(さい)の日でしたので質問をさせてください。

1日の摂取目標量とされている350gの野菜を毎日食べていますか?先日開催された食育セミナーの中で、昨日の食事を思い出してもらい、どのくらい野菜が使われていたか?計算してもらったところ、350gを越える量を食べていたという方は、残念ながら1人もいらっしゃいませんでした。たまに「庭で野菜を育てているので食べ切るのに必死です」という方もいますが、国民健康・栄養調査結果の概要を見ても、全く足りていないというのが実情です。

両手で水をすくう様に左右の掌をくっつけて、そこに乗る量が350gです。意外と少ないと感じた方は350gを無意識のうちにクリア出来ているかもしれません。いかがでしたでしょうか?ご自分のカラダのためにも日々の食生活を振り返ってもらえたら嬉しいです。

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みかんでもっと笑顔になる 「梨狩り」

野菜ソムリエ 小宅祐子さん vol.252

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こんにちは。野菜ソムリエの小宅祐子です。

先日、東京都内にある果樹園で人生初の梨狩りを体験してきました。都内で小規模だからこそのこだわりで、早採りはせずに樹上でしっかり完熟させる「樹成り完熟」の梨は大きくてずっしり重みがあります。持っただけでジューシーさを感じられるほどでした。その場で試食もさせていただいたのですが、甘みが強いのにさっぱりとしていて、噛むと果汁が溢れてこぼれそうになりました。

梨園は男性だとすこし屈むくらい、小柄な女性ならばちょうど頭の上に梨が来るくらいの高さに作られていて、150㎝ほどの私でも手を伸ばすと簡単に梨に届きます。収穫のポイントは引っ張るのではなく、やさしく持ち上げること。これが病みつきになるほど快感で、危うく持ちきれないほど収穫してしまうところでした。今回は幸水・豊水・秀玉の3品種の梨が収穫できたのですが、次回はこの3種の中でも珍しい「秀玉」について詳しくお伝えします。

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みかんでもっと笑顔になる 「夏を乗り切るクミンパワー」

野菜ソムリエ 小宅祐子さん vol.251

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こんにちは。野菜ソムリエの小宅祐子です。

まだまだ暑い夏は続きますが、暑いからこそ食べたいのがスパイス料理。食欲を強く刺激する「クミン」は、特にこの季節にぴったりのスパイスです。

ほろ苦く爽やかで個性的な芳香を持つクミンは、カレー粉特有の風味を構成するためには必要不可欠。古くから世界中で愛されてきた香辛料です。カレーだけでなく、北アフリカのクスクス、メキシコのチリコンカン、インドのタンドリーチキンなど、個性の強い料理の風味付けとしてよく使われます。日常でも簡単に取り入れやすい使い方として、例えば細切りにしたニンジンに塩を振って絞り、オイルとレモン汁をかけ、最後に指ですりつぶしながらクミンシードを振りかけるとエスニックなキャロットラペに。また、油で炒めたクミンシードを入れてお米を炊けばカレーによく合うクミンライスに。

整腸作用もあると言われているので、効果的にクミンを取り入れてこの夏を乗り切りましょう!

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野菜がもっと好きになる 「ピリっと辛い紅たで」

野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.248

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こんにちは!野菜ソムリエの知久です♪

突然ですが、紅たでを召し上がったことはありますか?「ない」という方の中にも、和食のコース料理などでお造りのツマとしてついてくる、深い紅色をした二葉と言えば「あれか!」とお気づきになる方もいるのではないでしょうか?

紅たでの生産量日本一を誇る福岡県の方から「もっといろんな使い方をして欲しい」というリクエストをもらい、人気料理教室の先生にレシピ開発を依頼したところ、サラダの彩や、オムレツのトッピング、ピンチョスのディップなどに大活躍。深い紅色が差し色になり、ピリっとした辛みは味のアクセントとなって、自分でも様々な料理に試してみたくなりました。

辛み成分であるタデオールには、食欲を促し消化を助ける効果が期待できるほか、強い抗酸化力があると言われるポリフェノールや美肌効果のあるビタミンCも含んでいるので、美容に関心のあるインスタグラマーにもおススメしたい食材です!

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果物がもっと好きになる 「甘酸っぱさが魅力のプラム 後編」

野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.247

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こんにちは!野菜ソムリエの知久です♪

先週はプラムの酸味がカラダにもたらす効果についてお話しましたが、今週は、プラムを使った簡単スイーツ「ミント香るプラムのマチェドニア風」をご紹介したいと思います。

【材料】

・プラム…1パック

・きび砂糖…大さじ2~大さじ3

・ラム酒…小さじ2

・ミントの葉…適量

【作り方】

①プラムの種を除き、6等分にカットする(皮はそのまま)。

②ボウルに①ときび砂糖、ラム酒、細かく刻んだミントの葉を入れてよく混ぜ合わせる。

③冷蔵庫で半日ほど冷やして完成。朝食のヨーグルトに加えたり、細かく刻んでジンジャーエールで割ってドリンクにしても美味しいですよ。

 

プラムには様々な品種がありますが、果肉が赤いソルダムを使うと見た目も鮮やかな仕上がりになります。砂糖の量はお好みで調整してください。皮が気になる場合は、ヨーグルトと氷を一緒にミキサーに入れてスムージーにして召し上がってみてください。

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みかんでもっと笑顔になる 「日本のハーブ・大葉」

野菜ソムリエ 小宅祐子さん vol.247

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こんにちは。野菜ソムリエの小宅祐子です。

危険なほど暑い日が続きますね。こうも暑いとどうしても食欲が出ない日もあります。夏バテ対策のためにも食事から栄養をしっかりと摂取したいところです。

そこで、日本が誇る代表的なハーブ・大葉を上手に活用して食欲不振を撃退しましょう。大葉は野菜の中でもトップクラスのβ‐カロテン含有量で100g中になんと11000㎍も含みます。にんじんが100g中に9100㎍ですから、それを凌ぐ含有量なのです。しかし、実際に大葉を100gも食べられるかと言えば、無理な話ですよね。ただ、少量でも多くのβ‐カロテンを摂取することができると言えるので、効果的にピンポイントで取り入れたい野菜です。さらに大葉の清々しい香りの成分は主にペリアルデヒドという芳香成分で、強い防腐・殺菌作用があります。しかもこの香りによって食欲増進効果や健胃効果もあると言われています。次回はそんな大葉の夏バテ解消レシピをお届けします。お楽しみに。

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