農業生産法人 株式会社ミヤモトオレンジガーデン

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テーマ : 野菜・果物のお話

野菜がもっと好きになる 「プルーンの食べ頃を見極める」

野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.474

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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。

プルーンというとドライフルーツのイメージが強いですが、最近では量販店でも生果を見かけるようになりました。卵型のプルーンにも、実はプラムのように様々な品種があることをご存知でしょうか?先日、北海道産のパープルアイという品種を食べました。淡い赤紫色の大玉なので、一瞬「プラム」かな?と疑う外観。調べると、糖度が16度〜18度もある甘い品種とあったので、思いきりかじりついてみたら、頬が痛くなるほど酸っぱい!果肉は黄色がかっていて、果肉はしっかりとしています。今度は少しシワが寄って果肉が柔らかくなったものを食べてみると、確かに甘い!プラムは収穫直後と、数日置いたものでは、まるで違う果物を食べているように食感・酸味・糖度の感じ方が異なる果物なのです。だから、1つめを食べて酸っぱいと感じたら、常温で置いて、「自分好みのタイミング」を探してみるのも楽しいですよ!

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みかんでもっと笑顔になる「野菜の日」

野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.513

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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
毎年8月31日は8(や)3(さ)1(い)の語呂合わせから「野菜の日」。「もっと野菜のことを知ってほしい」「野菜をたくさん食べてほしい」という想いで全国青果物商業協同組合連合会など9団体が1983年に制定しました。なんと今年で40年!この日を機会に各地で様々な野菜イベントが企画されています。
さて、みなさんは普段どれくらい野菜を食べていますか?ビタミンやミネラル、食物繊維や機能性成分を豊富に含む野菜や果物は糖質や脂質に偏りがちな食事の救世主。ぜひ意識して毎日一皿分多く野菜の皿を増やしていただきたいのです。というのも1日の野菜摂取量目標は350g。現在の日本人の平均が約280g。ちょうど1皿分の70g足りていないというのが現状です。トマトだと半分、レタスは2枚、ブロッコリーは小分けにして4つ分くらいと全く難しい量ではありません。ぜひ「あと一皿野菜」を意識してみてくださいね。

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野菜がもっと好きになる 「野菜レシピで塩分補給」

野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.473

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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。

お盆が過ぎると涼しくなってくるものですが、今年は日本各地で酷暑が続いているようです。そこで気をつけたいのが熱中症。大切になってくるのが「塩分」です。汗と一緒に流れ出てしまうので、食事や飲み物でしっかり補給する必要があります。スポーツ飲料にも塩分は含まれていますが、糖分も相当量入っているので、ハードな運動や労働が日常でない方は飲み過ぎ注意です。そこでオススメしたいのが、野菜を使ったレシピからの塩分補給です。簡単なところでは、野菜たっぷりの味噌汁。味噌から塩分が摂れます。あとは浅漬け。ナスやキュウリを適量の塩で揉んで30分ほどおけば完成です。野菜全般にはカリウムが含まれており、ナトリウムを余分に摂りすぎても体外に排出してくれるという優れた働きがあります。夏野菜は体を冷やす効果も期待できるので一石二鳥です。残暑は「野菜」プラス「塩」で賢く乗り切りましょう!

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みかんでもっと笑顔になる 「冬瓜」

野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.511

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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
夏が旬の野菜といえば、様々ありますが、冬の瓜と書いて夏野菜の冬瓜(トウガン)もそのひとつ。水分たっぷりで低カロリー、さっぱりとした味わいでこの季節にぴったりの食材です。原産地はインドと言われていて、日本でも平安時代の書物に記載があるほど古くから親しまれてきました。現代では大きくて重くて皮も固そう…と避けられがちですが、意外なことにかなり扱いやすくおすすめの野菜。まずはその名の通り、貯蔵性が高く、まるごと冷暗所で保存すれば冬までもちます。さらに固そうに見える皮も包丁で簡単にむけて、南瓜ほど力は要りません。皮をむいてひと口大に切り、そのまま冷凍保存も可能。淡白な味わいは煮込みにもってこい。スープや煮物にすれば短時間で出汁を十分に吸ってとろりとやわらかくなり、そのくちどけがまた魅力です。最近では小ぶりでより扱いやすい品種が増えていますのでぜひ手に取ってみてくださいね。

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みかんでもっと笑顔になる 「パクチーの日」

野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.510

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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
8月9日は語呂合わせから「パクチーの日」。英語ではコリアンダー、中国語では香菜(シャンツァイ)、タイ語でパクチーと、国や料理によって様々な呼び名があり、好き嫌いも顕著に分かれる野菜の代表ですよね。エスニック料理には欠かせない存在で、酷暑を乗り切る清涼感のある薬味として大活躍してほしい時期なのですが、実は旬は春から初夏にかけて。残念ながらこの時期、生のパクチーはなかなか手に入りづらいのです。しかし、最近では乾燥パクチーが出回っていて、風味が強すぎず、生のパクチーより使いやすいとも言えます。苦手意識を持っている方も乾燥パクチーから入ってみてはいかがでしょうか?春雨サラダに和えればヤムウンセン風に。スープにトッピングしたり、レモン・オリーブオイル・塩と混ぜてドレッシングにしたり。意外にもルッコラやクレソンなど風味の強い野菜との相性がぴったり。試してみてくださいね。

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果物がもっと好きになる 「ハスカップの収穫体験(後編)」

野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.471

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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。

先週に引き続きハスカップの収穫体験についてお伝えします。赤紫色の実を口に入れてみると、滑らかな口当たりに驚きます。皮・果肉・種の境目を感じないほどで、熟したものは甘みがあって美味しい!指を押し返してくる弾力がないものは未熟で強い酸味があります。指に伝わる感触で熟度が分かるようになって来ます。自重で果汁が出てしまう程のデリケートさ。生果が市場に出回らない訳が産地に来てようやく分かりました。ハスカップは、ブルーベリーよりもアントシアニンの量が多く、高い抗酸化力が期待され、ビタミンCやビタミンE、カルシウム、鉄分なども比較的多く含んでおり、アイヌの先住民の間では「不老長寿の実」と呼ばれていました。日本一の産地・厚真町は新千歳空港から車で30分という距離で温泉宿もあります。百聞は一食に如かず!旬は7月頭の2週間です。生果を味わいに、足を運んでみてください。

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みかんでもっと笑顔になる 「シソとミョウガの塩みかんおにぎり」

野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.508

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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
本格的に暑い夏がやってきました。今回は暑さに負けない、薬味と塩みかんのさわやかさでさっぱりと食べられるごはんものをご紹介します。
「シソとミョウガの塩みかんおにぎり」

【材料】(2人分)
ごはん 1合
青紫蘇 4~5枚
ミョウガ 1個
塩みかんマリネの素 小さじ1
寿司酢 大さじ1
白いりゴマ 大さじ1
ゴマ油 少々

【作り方】
1.ごはんに塩みかんマリネの素と寿司酢を合わせて切るように混ぜる。
2.青紫蘇とミョウガを千切りにする。
3.1にゴマ油と白いりゴマ、2を加えて軽く混ぜる。
4.3をラップに適量とり、三角形に成型する。

もしあれば海苔を巻いたり、しらすや枝豆を加えたりしてさらにボリュームを出すのもおすすめです。塩みかんマリネの素が絶妙なアクセントになり、食欲がないと思っていたのに、いつのまにか手が伸びているかも。朝ごはんやお弁当にぴったりです。よければ試してみてくださいね。

 

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果物がもっと好きになる 「ハスカップの収穫体験(前編)」

野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.471

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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。今月初頭に、旬が2週間と短く北海道でしか出会えない、珍しい果物「ハスカップ」を収穫して来ました。ハスカップはスイカズラ科の植物で、元々、苫小牧と厚真町にまたがる勇払原野に群生していました。野生のものは、小粒で苦味があり酸味が強く、生では食べにくかった為、厚真町の山口農園では長年かけて品種改良に取り組み、「ゆうしげ」と「あつまみらい」という大粒で甘みのある優れたハスカップが誕生しました。今では厚真町を代表する品種となっています。収穫体験初日となる7月2日は、午前中から、収穫解禁を待ちわびたお客様でぎっしり!その人気具合に驚きつつ収穫初体験!ブルーベリー程の大きさですが、ブルーベリーよりも果肉が柔らかい!3本指でそっと掴まないと、果汁が溢れて指が真っ赤に染まってしまいます。10粒ほど収穫すると慣れて来ました。肝心な味の感想は後半に続きます。お楽しみに!

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みかんでもっと笑顔になる 「朝フルーツ」

野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.507

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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
そろそろ梅雨も明けて夏本番。今年はひと際暑くなりそうな予感です。最近は朝から暑くて食欲もわきませんが、そんなときは朝フルーツがおすすめです。さっぱりとした果物はおめざにぴったり。エネルギーとして必要な糖質に加えてビタミンやミネラル、食物繊維が豊富で、私はいつも「食べる美容液」だと思っています。しっかりかんで食べていると段々と目も覚めてきますよ。バナナやキウイフルーツなど定番に加えて、メロンやスイカや桃、ブドウやパイナップル、あんずにすももにいちじくなど、国産の果物も豊富で、朝フルーツを始めるにはうってつけの季節。飽きる前にどんどん次の果物が旬をむかえて追いつくのがやっとという、うれしい悲鳴です。そこにヨーグルトも加えるとタンパク質やカルシウム、そして腸にうれしい乳酸菌やビフィズス菌もとれてさらに栄養価UP。
朝フルーツでさわやかなスタートを切ってみてはいかがでしょうか。

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みかんでもっと笑顔になる 「桃:あまとう」

野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.506

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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
今年も桃の季節がやってきました。実は九州でも少量ですが桃が生産されていて、先日訪れた道の駅にずらりと並ぶ桃は圧巻の一言。その中で初めて見かけた品種があり、早速食べてみました。「あまとう」という品種で、福島県の斎藤賢一氏が「川中島白桃」に「紅国見」を交配し、その実生から選抜育成した早生種の白桃。2004年に登録された比較的新しい品種なのだそう。酸味が少なく、果肉がコリっとしてかためなのが特徴です。食感があるのでサラダに入れるのもおすすめ。クリームチーズやモッツァレラチーズ、ヨーグルトとの相性もよさそうです。甘くてとろける桃はもちろん絶品ですが、「あまとう」のようにかための桃も食べ応えがありおいしいです。なんと桃には約300種の品種があると言われています。そしてそれぞれの旬はわずか1~2週間というものが多いので、旬のうちに様々な品種を食べ比べたいなと思います。

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