みかんでもっと笑顔になる 「白身魚のソテー 塩みかん豆乳ソース」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.521
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
今回は塩みかんと豆乳を合わせた簡単レシピをご紹介します。
「白身魚のソテー 塩みかん豆乳ソース」
【材料】(2人分)
旬の白身魚(切り身) 4~6切れ
塩みかん(完熟みかん) 小さじ1
豆乳 100ml
小麦粉 小さじ1
黒胡椒 適量
【作り方】
1.魚に塩(分量外)をふって水分が出てきたらふき取り、薄く小麦粉(分量外)をまぶしておく。
2.鍋に豆乳と小麦粉を入れてよく混ぜ、火をつけて塩みかんと黒胡椒を加えてさらに混ぜる。
3.2にとろみが出てきたら火を止める。
4.フライパンに油(分量外)を熱し、1の魚を焼く。
5.4に火が通ったら皿に盛り、3のソースをかける。
クリーム系との相性がいい塩みかん(完熟みかん)をヘルシーな豆乳と合わせてソースにしました。バターも生クリームも使っていませんが、満足感のある仕上がりです。完熟みかんの彩りとさわやかな香りがアクセントに。よければ試してみてくださいね。
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野菜がもっと好きになる 「豆の収穫とニオ積み」
野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.478
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。
実りの秋到来ですね!北海道では大豆や小豆などの豆類も収穫シーズンを迎えています。10月の上旬に十勝エリアにある浦幌町へ行き、豆の収穫作業を学ばせてもらいました。訪問した豆農家では、栗豆や虎豆など様々な豆を栽培していました。ちょうどお邪魔した時は、大福豆(おおふくまめ)という甘納豆の原材料になる真っ白い豆が収穫シーズン。クロスした4本の支柱に絡みながら生長した蔓と鞘がカラカラに乾燥した状態になると、「ニオ積み」という作業がスタートします。支柱ごと土から収穫し、木製格子の上に支柱ごと積んで、積まれた蔓の間から支柱を抜き取っていきます。人の背丈ほどの高さまで積み上げたところで形を整え、雨除けのブルーシートを被せ、さらに2週間ほど自然乾燥させていきます。汗をかきながら3時間ほどかけて出来たニオは4つだけ!身をもって、大変さを実感した貴重な体験となりました。
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みかんでもっと笑顔になる「柿の栄養価」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.520
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
だんだんと秋も深まってきました。今回は代表的な秋の果物のひとつである「柿」の高い栄養価についてお伝えしたいと思います。
「柿が赤くなると医者が青くなる」とも言われるほど栄養価の高い果物で、食物繊維をはじめ、ビタミンA、ビタミンC、葉酸、カリウム、タンニンなどビタミンやミネラル、機能性成分を豊富に含みます。なかでも特筆すべきはビタミンCで、100g中に70㎎も!つまり、柿1個(約200g)で1日に必要なビタミンC量を十分にまかなえるのです。さらについ最近のJA和歌山県農の発表で、柿タンニン(ポリフェノールの一種)による悪玉コレステロール値の低減作用が実証されたことがわかりました。この発見は新たな柿の需要開拓につながると大変注目されています。日本では古くから食べられている秋の味覚ですが、最近では他の果物におされがち。ぜひこの機会に栄養たっぷりの柿を楽しんでくださいね。
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野菜がもっと好きになる 「貯蔵で変化!さつまいも(後編)」
野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.477
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。
収穫したてで甘さがのらない9月頃から、巷にさつまいもスイーツが並ぶのはなぜか?知人のスイーツ専門店に聞いてみました。そこでは前年の1月頃、大量に購入して焼き芋ペーストに加工して冷凍保存しておくそうです。さつまいもの一大産地である茨城県のJAなめがたでは、ブランド芋の「紅こがね」が比較的でんぷん質が多く長期保存に向いていることから、「熟成 紅こがね」として8月下旬まで流通させています。同JAでは、8月中旬から収穫がスタートしている紅はるかのSサイズはLサイズに比べて体積が少ない分、貯蔵期間も短く済むため、9月中旬にはブランド芋の「紅甘優」として、関東圏のスーパーに出回りだします。消費者のニーズに応えるべく、パティシエは加工して冷凍保存。産地では貯蔵技術を向上させて、長期流通や早期出荷を実現さていました。そんな影の努力に感謝しつつ、じっくり味わいたいですね。
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「早秋柿」みかんでもっと笑顔になる
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.519
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
秋の味覚のひとつ「柿」にはたくさんの品種がありますが、その中でも今回は早生種の「早秋柿」をご紹介します。
早秋柿は2003年に品種登録された完全甘柿で、早生種の中でも比較的日持ちの良い品種です。売り場で秋の訪れを感じさせてくれる存在として重宝されています。果汁が豊富で、程よいやわらかさ、糖度も14~15度と十分。食味の良さが魅力です。また、外皮は濃い橙色で、果肉は鮮やかなオレンジ色、目にもおいしい色合いを楽しめます。形はふっくらと丸みを帯びた四角形で、やや大きめ。外皮がボコボコしたものもありますが、これは品種の特性で食味に影響はありません。国内生産量の約45%を福岡県が占めていて、次いで岐阜県や兵庫県といったエリアで生産されています。旬は9月下旬から10月中旬ごろ。今年の早秋は特に甘さが乗っているというニュースも出ていますので、ぜひ見つけて食べてみてくださいね。
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野菜がもっと好きになる 「貯蔵で変化!さつまいも(前編)」
野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.476
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。
10月に入り、急に肌寒い日が増えて来ましたね。寒くなってくると食べたくなるのが焼き芋。コンビニでもさつまいもを使ったスイーツが出始めました。さつまいもの一大産地である茨城県の行方市では、早いもので8月の中旬から収穫がスタートました。トウモロコシや枝豆などの野菜は、収穫したてが甘くて美味しいのですが、さつまいもは逆です。キュアリング期間と、低温熟成期間を経過しないと甘さが出てきません。以前、それを知らずに掘りたてホヤホヤのさつまいもを蒸して食べたことがありました。びっくりするほど甘みがなく、パッサパサで美味しくなかった記憶があります。さつまいも農家さん曰く、美味しくなってくるのは1月2月頃とのこと。とはいえ消費者のニーズが高いのは、9月下旬から10月頃。来週は、この時差を埋めるべく、スイーツ店や農家がとっている秘策についてお伝えします。お楽しみに!
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みかんでもっと笑顔になる 「初秋のリンゴ」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.518
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
そろそろ店頭にリンゴがたくさん並ぶ季節になってきました。初秋のこの時期におすすめの品種に「岩手7号(紅いわて)」というものがあります。「つがる」×「プリシラ」を親に持つ、岩手県オリジナルの品種で2009年に登録された比較的新しいリンゴです。旬は9月下旬から10月上旬にかけて。濃い紅色に色付く美しいりんごで、見るからにおいしいオーラを放っています。実際、糖度が高くてパキッとした歯ごたえも小気味よく、各所で食味の評価も高い品種です。また、切るとすぐに茶色に変色してしまうリンゴが多い中、この紅いわては切っても変色しにくいという特徴があります。思いのほか長時間、真っ赤な外皮と白くきめ細やかな果肉のコントラストをキープしてくれます。この見た目の美しさと品質の高さから贈答用としても人気。酸味が少なく、かためのリンゴが好きな方はぜひ売り場で探してみてくださいね。
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みかんでもっと笑顔になる 「きのこのマリネ 塩みかん風味」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.517
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
今回は秋の味覚「きのこ」を使った簡単塩みかんレシピをご紹介します。
「きのこのマリネ 塩みかん風味」
【材料】(2人分)
マイタケ 1パック
塩みかんマリネの素 小さじ1
バルサミコ酢 大さじ1
オリーブオイル 大さじ1
パセリ 適量
【作り方】
1.マイタケは大きめにほぐしておく。
2.フライパンにオリーブオイルを熱し、マイタケを入れたら片面ずつ焦げ目がつくまでじっくりと焼く。
3.2をボウルに取り出し、塩みかんマリネの素とバルサミコ酢を加えて軽く和える。
4.20~30分ほど置いて味を馴染ませてから皿に盛り、上からパセリをふりかける。
ポイントはマイタケを焼き始めたら極力触らずにしっかり焼き目をつけること。マイタケの旨みがぐっとアップします。シメジやエリンギなど様々なきのこを合わせて使うのもおすすめです。バルサミコ酢の深みとコクに塩みかんマリネの素の爽やかさが相性ぴったり。よければ試してみてくださいね。
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みかんでもっと笑顔になる「夏のアスパラガス」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.516
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
先日、福岡県筑後市で年間を通してアスパラガス栽培をしている農家さんの圃場を訪問させていただきました。アスパラガスといえば春が旬という印象で、夏のイメージが全くなかったのですが、この季節でもぐんぐん育つ元気なアスパラガスと肥沃な土壌を見ることができました。春のアスパラガスは寒暖差があることからじっくりと養分を蓄えながらゆっくり育ち、甘みやほろ苦さが魅力です。一方で夏のアスパラガスは十二分に日光を受けて育つため、なんと一日に2回も収穫できるそうです。それどころか朝と夕方の2回収穫しなければ伸びすぎて売り物にならないということで、その生命力の強さに驚きました。贅沢にも畑で採れたてを素焼きにしてもらったのですが、ジューシーで甘みが強く、苦みはほとんど感じませんでした。季節での味わいの違いや採れたてのおいしさに感動した大変貴重な機会となりました。
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みかんでもっと笑顔になる 「カボス」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.515
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
9月に入り、九州では「カボス」を店頭でよく見かけます。なんと生産量の約9割以上が大分県産という大分の特産品。露地物の旬は8月から10月です。ビタミンCやクエン酸を含み、ジューシーな果汁とさわやかな香り、そしてほろ苦さが魅力のカンキツ。レモンやゆずなど他の香酸カンキツに比べて甘みがあり、酸味がまろやかなカボスはあらゆる食材に合わせやすく、素材の味を引き立てます。スダチと似ていますがひと回りほど大きく、ピンポン玉とテニスボールの間くらいの大きさです。種が多いイメージがありますが、品種によっては種入りが少ないものもあります。「香美の川」や「祖母の香」という名前で、希少品種なのでなかなか見かけることはできませんが、今年は探してみたいと思います。まだまだ残暑が厳しい日々ですが、さわやかなカボスを存分に使ったお料理や飲み物で食欲旺盛に乗り切れそうです。
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