みかんでもっと笑顔になる 「きのこのマリネ 塩みかん風味」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.517
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
今回は秋の味覚「きのこ」を使った簡単塩みかんレシピをご紹介します。
「きのこのマリネ 塩みかん風味」
【材料】(2人分)
マイタケ 1パック
塩みかんマリネの素 小さじ1
バルサミコ酢 大さじ1
オリーブオイル 大さじ1
パセリ 適量
【作り方】
1.マイタケは大きめにほぐしておく。
2.フライパンにオリーブオイルを熱し、マイタケを入れたら片面ずつ焦げ目がつくまでじっくりと焼く。
3.2をボウルに取り出し、塩みかんマリネの素とバルサミコ酢を加えて軽く和える。
4.20~30分ほど置いて味を馴染ませてから皿に盛り、上からパセリをふりかける。
ポイントはマイタケを焼き始めたら極力触らずにしっかり焼き目をつけること。マイタケの旨みがぐっとアップします。シメジやエリンギなど様々なきのこを合わせて使うのもおすすめです。バルサミコ酢の深みとコクに塩みかんマリネの素の爽やかさが相性ぴったり。よければ試してみてくださいね。
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みかんでもっと笑顔になる「夏のアスパラガス」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.516
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
先日、福岡県筑後市で年間を通してアスパラガス栽培をしている農家さんの圃場を訪問させていただきました。アスパラガスといえば春が旬という印象で、夏のイメージが全くなかったのですが、この季節でもぐんぐん育つ元気なアスパラガスと肥沃な土壌を見ることができました。春のアスパラガスは寒暖差があることからじっくりと養分を蓄えながらゆっくり育ち、甘みやほろ苦さが魅力です。一方で夏のアスパラガスは十二分に日光を受けて育つため、なんと一日に2回も収穫できるそうです。それどころか朝と夕方の2回収穫しなければ伸びすぎて売り物にならないということで、その生命力の強さに驚きました。贅沢にも畑で採れたてを素焼きにしてもらったのですが、ジューシーで甘みが強く、苦みはほとんど感じませんでした。季節での味わいの違いや採れたてのおいしさに感動した大変貴重な機会となりました。
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みかんでもっと笑顔になる 「カボス」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.515
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
9月に入り、九州では「カボス」を店頭でよく見かけます。なんと生産量の約9割以上が大分県産という大分の特産品。露地物の旬は8月から10月です。ビタミンCやクエン酸を含み、ジューシーな果汁とさわやかな香り、そしてほろ苦さが魅力のカンキツ。レモンやゆずなど他の香酸カンキツに比べて甘みがあり、酸味がまろやかなカボスはあらゆる食材に合わせやすく、素材の味を引き立てます。スダチと似ていますがひと回りほど大きく、ピンポン玉とテニスボールの間くらいの大きさです。種が多いイメージがありますが、品種によっては種入りが少ないものもあります。「香美の川」や「祖母の香」という名前で、希少品種なのでなかなか見かけることはできませんが、今年は探してみたいと思います。まだまだ残暑が厳しい日々ですが、さわやかなカボスを存分に使ったお料理や飲み物で食欲旺盛に乗り切れそうです。
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野菜がもっと好きになる 「塩みかん香るナス素麺」
野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.475
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。
9月に入って朝晩は涼しくなってきましたが、日中はまだ暑い日が続きそうですね。そんな日のランチにピッタリな秋ナスを使ったレシピをご紹介します。【材料】(2人分)・中長ナス‥3本・塩みかん(完熟)‥小さじ1/2・青ネギ(小口切り)‥大さじ2・生姜(すりおろし)‥小さじ2・片栗粉‥大さじ2・水‥600ml・麺つゆの素(2倍希釈)‥120ml【作り方】①ナスのヘタを除いて皮をむいたら、3㎜幅の棒状に切り片栗粉をまぶす。②鍋に水と麺つゆの素・塩みかんを入れて火にかけ、沸騰したら①を入れて3分ほど煮る。③粗熱がとれたら冷蔵庫で冷やし、器に盛って、青ネギと生姜をトッピングして完成。ナスに片栗粉をまぶすことで食感が滑らかになり、まるで素麺のような喉越しになります。鰹出汁と完熟みかんの香りもとても相性が良いです。寒くなってきたら、熱々のまま召し上がっても美味しいですよ。
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みかんでもっと笑顔になる「とよみつひめ」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.514
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
私の住む福岡県が誇る果物といえばやはり「あまおう」ですが、それに次ぐものとして「とよみつひめ」というイチジクが注目されています。2006年に品種登録されて以来、その糖度の高さ(平均17度以上!)となめらかでジューシーな食感が人気を集めて全国にファンが急増中。夏から初秋にかけてのこの時期はとよみつひめの季節です。イチジクが苦手という方にもぜひ試してみてほしい、他とは一線を画すそのお味。私も初めて食べたときは「これがイチジクの本当のおいしさか!」とうなりました。色鮮やかなルビー色の果肉と肉厚でふわっとした白い果肉。糖度は高く甘いのですが、しつこくない上品な甘さですっきりとした味わい。半分に切ってスプーンですくって食べると食べやすいです。皮ごとくし切りにしてサラダに入れたり、生ハムを巻いて食べたりするのもおすすめ。旬は短いですがぜひ食べてみてくださいね。
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野菜がもっと好きになる 「プルーンの食べ頃を見極める」
野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.474
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。
プルーンというとドライフルーツのイメージが強いですが、最近では量販店でも生果を見かけるようになりました。卵型のプルーンにも、実はプラムのように様々な品種があることをご存知でしょうか?先日、北海道産のパープルアイという品種を食べました。淡い赤紫色の大玉なので、一瞬「プラム」かな?と疑う外観。調べると、糖度が16度〜18度もある甘い品種とあったので、思いきりかじりついてみたら、頬が痛くなるほど酸っぱい!果肉は黄色がかっていて、果肉はしっかりとしています。今度は少しシワが寄って果肉が柔らかくなったものを食べてみると、確かに甘い!プラムは収穫直後と、数日置いたものでは、まるで違う果物を食べているように食感・酸味・糖度の感じ方が異なる果物なのです。だから、1つめを食べて酸っぱいと感じたら、常温で置いて、「自分好みのタイミング」を探してみるのも楽しいですよ!
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みかんでもっと笑顔になる「野菜の日」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.513
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
毎年8月31日は8(や)3(さ)1(い)の語呂合わせから「野菜の日」。「もっと野菜のことを知ってほしい」「野菜をたくさん食べてほしい」という想いで全国青果物商業協同組合連合会など9団体が1983年に制定しました。なんと今年で40年!この日を機会に各地で様々な野菜イベントが企画されています。
さて、みなさんは普段どれくらい野菜を食べていますか?ビタミンやミネラル、食物繊維や機能性成分を豊富に含む野菜や果物は糖質や脂質に偏りがちな食事の救世主。ぜひ意識して毎日一皿分多く野菜の皿を増やしていただきたいのです。というのも1日の野菜摂取量目標は350g。現在の日本人の平均が約280g。ちょうど1皿分の70g足りていないというのが現状です。トマトだと半分、レタスは2枚、ブロッコリーは小分けにして4つ分くらいと全く難しい量ではありません。ぜひ「あと一皿野菜」を意識してみてくださいね。
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みかんでもっと笑顔になる 「梨と塩みかんのタレで食べるさっぱり蒸し鶏」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.512
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
今回は塩みかんを使った暑い日にぴったりの簡単レシピをご紹介します。
「梨と塩みかんのタレで食べるさっぱり蒸し鶏」
【材料】(2人分)
鶏むね肉 200g
塩 少々
酒 大さじ1
水菜 30g(1株)
〇塩みかん(青みかん) 小さじ1/2
〇梨(すりおろし) 大さじ1
〇しょうゆ 小さじ1
〇酢 小さじ1
〇ゴマ油 少々
【作り方】
1.鶏むね肉は両面に塩をすりこみ、酒をふってふんわりとラップをし、レンジで2分半加熱。裏返してさらにレンジで1分半加熱する。(様子を見て加熱時間は+-してください。)
2.〇の材料を合わせてタレを作る。
3.1の粗熱が取れたら薄切りにして、4~5cm長さに切った水菜と一緒に皿に盛り付け、上からタレをかける。
そろそろ梨が出回る季節ですね。梨は市販の焼き肉のタレなどにも使われているお肉と相性の良い食材でもあります。そこに塩みかんのさっぱりとした風味を加えてみました。ぜひ暑い日に試してみてくださいね。
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野菜がもっと好きになる 「野菜レシピで塩分補給」
野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.473
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。
お盆が過ぎると涼しくなってくるものですが、今年は日本各地で酷暑が続いているようです。そこで気をつけたいのが熱中症。大切になってくるのが「塩分」です。汗と一緒に流れ出てしまうので、食事や飲み物でしっかり補給する必要があります。スポーツ飲料にも塩分は含まれていますが、糖分も相当量入っているので、ハードな運動や労働が日常でない方は飲み過ぎ注意です。そこでオススメしたいのが、野菜を使ったレシピからの塩分補給です。簡単なところでは、野菜たっぷりの味噌汁。味噌から塩分が摂れます。あとは浅漬け。ナスやキュウリを適量の塩で揉んで30分ほどおけば完成です。野菜全般にはカリウムが含まれており、ナトリウムを余分に摂りすぎても体外に排出してくれるという優れた働きがあります。夏野菜は体を冷やす効果も期待できるので一石二鳥です。残暑は「野菜」プラス「塩」で賢く乗り切りましょう!
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みかんでもっと笑顔になる 「冬瓜」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.511
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
夏が旬の野菜といえば、様々ありますが、冬の瓜と書いて夏野菜の冬瓜(トウガン)もそのひとつ。水分たっぷりで低カロリー、さっぱりとした味わいでこの季節にぴったりの食材です。原産地はインドと言われていて、日本でも平安時代の書物に記載があるほど古くから親しまれてきました。現代では大きくて重くて皮も固そう…と避けられがちですが、意外なことにかなり扱いやすくおすすめの野菜。まずはその名の通り、貯蔵性が高く、まるごと冷暗所で保存すれば冬までもちます。さらに固そうに見える皮も包丁で簡単にむけて、南瓜ほど力は要りません。皮をむいてひと口大に切り、そのまま冷凍保存も可能。淡白な味わいは煮込みにもってこい。スープや煮物にすれば短時間で出汁を十分に吸ってとろりとやわらかくなり、そのくちどけがまた魅力です。最近では小ぶりでより扱いやすい品種が増えていますのでぜひ手に取ってみてくださいね。
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