みかんでもっと笑顔になる「今年の早生温州みかん」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.471
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
愛媛みかんの主力である「早生温州みかん」の季節がいよいよやってきます。東京の大田市場では11月7日にJAにしうわの早生温州の初競りが行われる予定ですが、私は一足早くミヤモトオレンジガーデンさんのものを食べさせていただきました。甘み・酸味・香り、どれも素晴らしく、ひと房ひと房にぎゅっと凝縮された味わいはバランスが抜群!今年は7月から9月の高温と少雨で高糖度に仕上がっていて、同じく酸度も高い傾向にあったのですが、10月の降雨でその酸がほどよく抜けて、バランスのとれた味わいになっているそう。という訳で、今年は箱買いしても早々に食べきってしまいそうです。しかも、みかんは持ち歩きにも最適な果物。バックに忍ばせて食後のビタミン補給や小腹がすいた時のおやつとして食べるのにもぴったり。ぜひ旬のめぐみをたっぷり召し上がってくださいね。私も冬の間は毎日みかん生活を目指しています。
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みかんでもっと笑顔になる 「レンコン収穫体験」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.470
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
先日、ご縁があって茨城県の土浦市でレンコンの収穫体験をしてきました。茨城県といえば、日本で収穫されるレンコンの約50%を生産している大産地。中でも土浦市は琵琶湖に次ぐ広い面積の湖「霞ヶ浦」に隣接し、レンコン栽培のメッカとして有名です。レンコンは沼のような場所で栽培される野菜で、足の付け根あたりまである沼の中に入り、泥の中に埋まっている蓮根を探り当てて収穫します。ウエットスーツのような素材のレンコンスーツを着て、片手に水圧の強いホースを持って挑みます。4連や5連に連なったレンコンを折らずに収穫できれば大成功。沼地は井戸水で、夏は冷たく、冬は温かいそうで、この時期に入っても全く寒くなかったです。収穫後は掘りたてを天ぷらにしていただきました。これが今までに食べたレンコンの中で一番おいしかったです。本当に貴重な経験となりました。茨城県土浦産の「八島レンコン」おすすめです。
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野菜がもっと好きになる 「塩みかん香る蓮根のフリッター」
野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.444
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。
蓮根が美味しい季節になってきました。おせち料理の材料としても重宝される蓮根。12月になると相場が上がってくるので、買うなら今のうちがオススメです。今日はそんな蓮根と塩みかんを使ったレシピをご紹介したいと思います。
【材料】(2人分)
・蓮根‥120g
・塩みかん(完熟)‥小さじ1強
・天ぷら粉‥1/2カップ
・鰹節パック‥1袋(4g)
・水‥90ml・揚げ油‥適量
【作り方】
①蓮根を5㎜幅の輪切りにカットする。
②ボウルに水と塩みかんを入れてよく混ぜ合わせてから、天ぷら粉と鰹節を入れ、玉が残る程度に混ぜ合わせる。
③蓮根に②の衣をつけて、170度に熱した油で2〜3分ほど揚げる。
④油をよく切って器に盛り完成。
衣に味がついているので、何もつけずそのままお召し上がりください。実は、塩みかんと鰹節は相性が良いのです。塩みかんの塩味が蓮根の甘さを引き立ててくれます。是非お試しあれ!
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みかんでもっと笑顔になる 「レンコンの塩みかん和え」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.469
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
先日、レンコンの収穫体験というなかなかできない貴重な経験をさせていただきました。そのお話はまた後日、詳しくしたいと思うのですが、今回は収穫したてのレンコンを使った塩みかんレシピをご紹介します。
「レンコンの塩みかん和え」
【材料】(2人分)
レンコン 100g
塩みかん(完熟) 小さじ1/2~1
はちみつ 小さじ1
酢 適量
【作り方】
1.レンコンは皮をむき、薄いいちょう切りにする。
2.沸騰した湯に酢を入れ、1のレンコンをさっと茹でてザルにあげる。
3.粗熱がとれた2に塩みかんとはちみつを加えて和える。
レンコンは切った後すぐに2~5%の酢を入れた湯で茹でることで変色せずに、シャキシャキの食感に仕上げることができます。きれいな白に茹で上がったレンコンに塩みかん(完熟)のオレンジ色が映えます。お酢を多めにするとピクルスのような酢の風味も残るのでおすすめです。塩みかんの量はお好みで調節してみてくださいね。
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みかんでもっと笑顔になる 「冷凍食品の日」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.468
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
10月18日は冷凍食品の日。冷凍の「凍(とう)=10」と‐18度以下に保てば冷凍食品の品質を1年間維持できることに由来しているそうです。みなさんは冷凍食品を活用されていますか?もちろん生で新鮮なものを食べるのとは食感や味が変わってしまいますが、冷凍するからこそのおいしさや便利さがあるので重宝します。それぞれの野菜の特性を知って冷凍すればかなり時短に活用できます。例えば、タマネギやトマトのような甘みや旨みの強い野菜は冷凍することで細胞が壊れ、甘みや旨みが出やすくなります。スープや煮込み料理などには最適です。その際タマネギはみじん切りや薄切りなど食感を感じにくい大きさに切って冷凍するのがおすすめです。また、小松菜のようなえぐみの少ない葉物は洗って水気を切っておけば生のまま加熱処理なしで冷凍可能。スムージーやお浸しに活用できます。ぜひ便利な野菜の冷凍をご活用ください。
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野菜がもっと好きになる 「塩みかん香る春菊のみそ和え」
野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.443
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。
夏場は少ない葉物野菜ですが、これから寒くなるにつれ、水菜や小松菜・ほうれん草などが出回ってきます。11月から2月に旬を迎える春菊ですが、我が家の家庭菜園でも柔らかい葉が茂って来ました。今日は、そんな春菊と塩みかんを使って和え物を作ってみました。
【材料】(作りやすい量)
・春菊‥1束
・味噌‥大さじ1
・塩みかん(完熟)‥小さじ1/2
・砂糖‥大さじ1/2
・みりん‥大さじ1/2
【作り方】
①大きめのボウルに調味料全て入れ、混ぜ合わせておく。
②春菊を下茹でし、冷水にさらしてから水分を絞り、食べやすい長さにカットする。
③ ①のボウルに春菊を入れ、さっと和えて完成。
春菊の茎が太くて固そうな時は、茎から葉をむしり取って、茎から先に茹でると茹でムラがなくなります。春菊の香りに完熟みかんがほんのり寄り添う、秋らしいメニューです。よかったら夕ご飯のひと品に、お試しくださいね。
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みかんでもっと笑顔になる 「栗の分類」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.467
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
秋の味覚の代表格と言えば「栗」。実は大きく分けて4つの種類があります。見た目には大きな違いはありませんが、それぞれに様々な特徴があります。1つ目は日本で一般的に売られている「ニホングリ」。甘さ控えめで果実が大きく風味が良いのが魅力。2つ目はマロングラッセなどに使われる「ヨーロッパグリ」。小ぶりながら渋皮がむきやすいのが特徴でモンブランのペーストとして使われていることも多いです。3つ目は天津甘栗で知られる「チュウゴクグリ」。甘みが強く、小ぶりでむきやすいのが魅力です。4つ目はあまりみかけることのない「アメリカグリ」。それもそのはずで、1900年ごろに広まった「栗胴枯れ病」によってほぼ壊滅したと言われています。果実も材木も品質が高いとされていたので、とても残念です。現在は再生プロジェクトが進行中のようで、私はいつかおいしいアメリカグリが食べられることをひそかに夢見ています。
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果物がもっと好きになる 「黒岩の新高梨」
野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.442
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。
梨が美味しい季節になりましたね。同じ品種の果物でも、育つ環境で味わいが異なってくるものです。高知県の土佐文旦もそんな果物のひとつ。平地と、丘陵地で育つものとでは味わいが驚くほど異なってきます。そんな味の違いを楽しみながら、自分好みの土佐文旦を探す「食べ比べセット」なるものが野菜ソムリエの仲間内で人気を博しています。新高梨も、高知の特産品として代表的な果物のひとつですが、先日、黒岩の新高梨を食べる機会に恵まれました。栽培されている地域は、山合の小高い傾斜地や清流に添っているため、昼夜の温度差があり、黒岩特有の風味を持った新高梨が育つそうです。爽やかな香りと程よい酸味。シャキシャキとした食感。今まで食べてきた新高梨とは、全く別物に感じる感動がありました。お好みの梨があれば、産地を変えて同じ品種を食べ比べてみると、新しい発見に出会えるかもしれませんね!
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みかんでもっと笑顔になる 「2022年みかんシーズン到来」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.466
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
暦は10月に入り、すっかり秋ですね。早くも2022年のみかんシーズン、幕開けです。早速、我が家にはまだ皮に青みのある極早生温州みかんが届きました。極早生みかんはキリっとした酸味がさわやかなすっきりとした味わい。暑さの残るこの季節にぴったりで、ひとつ、またひとつとつい手が伸びるみかんです。果皮の青みは置いておくとだんだんとオレンジ色に変化していきます。青みが強いときは酸味が強く、オレンジ色に色付いてきたら酸が抜けて、おだやかな酸味に感じる傾向があるので、自分の好みの味はどのくらいかな?と食べ比べながら探ってみるのもおもしろいのではないでしょうか。また、この極早生みかんの中でも小玉サイズのものは、特に味が良く、バランスの取れたものが多いので選ぶときの参考にしてみてくださいね。それでは今年もこれから始まる柑橘シーズンを存分に楽しんでまいりましょう!
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野菜がもっと好きになる 「皮ごと食べられる新しいブドウ」
野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.441
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。
ブドウが美味しい季節になりましたね。人気ランキング1位を独走している「シャインマスカット」は、2006年に品種登録された比較的新しいブドウですが、種がなく、皮をむかずに食べられる手軽さが人気の秘訣です。そんなシャインマスカットを片親に持つ、新しいブドウがいくつか登場しています。ひとつ目は「ジュエルマスカット」。山梨県で品種開発され2013年に品種登録されました。見た目はシャインマスカットに酷似していますが、粒がやや細長く、酸味と香りが優しい分、甘さを強く感じます。ふたつ目は「マイハート」です。こちらは、もう片方の親が赤系の「ウインク」なので、美しいルビー色をしています。ハート型で見た目も可愛らしいのが特徴です。どちらもシャインマスカット同様、種なしで皮ごと食べられるという利点があります。行楽シーズン、シャインマスカットの子どもたちを是非チェックしてください!
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