みかんでもっと笑顔になる「セロリはお好きですか?」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.432
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
一年中出回るセロリ、一体いつが旬?と思ったことはありませんか?実はセロリは産地によって旬が変わる少し珍しいタイプの野菜です。生産量の多い長野県は5月から11月、静岡県は12月から4月、福岡県は11月から5月といったように産地リレーをしています。中でも2月は静岡県のセロリが一番おいしい時期!まさに今が旬です。静岡のセロリの特徴はやわらかいこと。筋を取る必要がありません。香りもよく、あらゆるお料理の風味づけにぴったり。セロリスティックのような生で食べるイメージが強く、苦手に感じている方も多いかもしれませんが、そんな方はぜひ加熱してみてください。牛肉やイカ、エビなどとの相性抜群。炒め物もおすすめですし、ハーブの一種としてスープや煮込みにも大活躍。毎日使える万能野菜です。小口切りにして冷凍しておくとサッと使えて便利ですよ。ぜひ常備野菜にしてみてはいかがでしょうか。
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果物がもっと好きになる 「ギャップ萌えの媛小春」
野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.414
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。
媛小春(ひめこはる)という名前の柑橘をご存知でしょうか?一度聞いたら忘れられない可愛らしい名前ですよね。紅まどんな・甘平と共に愛媛県で開発・育成された品種です。他の2つに比べてまだ認知度が低いのは、育てるのが大変で管理が難しく、収量が少ないためだと言われています。そんな媛小春は小ぶりで手のひらに収まる大きさ。皮は少しゴツゴツしていますが、力を入れずに簡単に剥けてしまうのも魅力のひとつです。外皮の色が鮮やかなレモン色で、剥いていると爽やかな香りが立つため、グレープフルーツや柚子のように酸っぱそうなイメージが先行しますが、酸味はほとんどなく、想像以上の甘さに驚きます。食べ終わるとまた食べたくなるあたりは、ギャップ萌えするお相手に沼落ちしてしまう感覚に似ているかも知れません。2月中旬頃から出荷が始まるようなので、ギャップ萌えをぜひ体感してみてくださいね。
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みかんでもっと笑顔になる「マイキムチ作り」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.431
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
先日、韓国品種の白菜を使ったキムチ作りの講座に参加してきました。いつもは買ってくるキムチも自ら仕込んで発酵する過程を待つと喜びもひとしおです。
さて、韓国の白菜と日本の白菜、何がそんなに違うのかというと、大きく違う点は「水分量」。日本品種は水分量が多く、みずみずしいため、サラダや水炊きには相性抜群なのですが、キムチには向いていないのです。その点、韓国品種は水分量が少なく締まっているので漬け置きするキムチにぴったり。より深みのある味に仕上がります。すき焼きやクリーム煮のようなくたっとした白菜を楽しみたいお料理にも韓国白菜が合うでしょう。現在日本では少数の農家さんしか生産されていませんが、これからメジャーになってどちらの白菜も選べるようになると素敵ですね。そしてもし日本の白菜で自家製キムチを作る場合は、一旦、天日干しにすると上手くいきやすいです。お試しください。
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野菜がもっと好きになる「寒鰤の塩みかん山椒焼き」
野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.413
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。
愛媛の新しい調味料「塩みかん」は単品で使用しても美味しいですが、他の調味料と合わせて、新しい味わいを発見するのも楽しい調味料です。今日はそんな塩みかんと「山椒」を合わせたレシピをご紹介したいと思います。
【材料】(2人分)
・寒鰤の切り身‥2切れ(160g)
・塩みかん(青)小さじ1強
・山椒パウダー‥小さじ1/4
・酒‥大さじ2
・片栗粉‥適量
・サラダ油‥大さじ1/2
【作り方】
① ビニール袋に塩みかんと山椒、酒を入れて混ぜ合わせ、寒鰤を入れて一晩漬け込む。
②水気をペーパーで拭き取ってから片栗粉をまぶす。
③ 油を入れたフライパンを中火にかけ、焼き色をつけながら5分ほど焼いて完成。
鰻の蒲焼に欠かせない山椒は、みかんと同じミカン科の植物なので、柑橘類との相性が良い調味料です。塩みかん(青)と山椒の爽やかさが、脂の乗った寒鰤の旨さを引き立てる一品です。ぜひお試しください。
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みかんでもっと笑顔になる「塩みかんタンドリーチキン」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.430
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
今回はスパイスと塩みかんを組み合わせたおすすめレシピをご紹介します。
「塩みかんタンドリーチキン」
【材料】(2人分)
鶏もも肉 250g
塩みかん(青)大さじ1
無糖ヨーグルト 大さじ3
カレーパウダー 大さじ1/2
【作り方】
1.鶏もも肉を一口大に切る。
2.1を袋に入れて塩みかん、ヨーグルト、カレーパウダーを加えて揉みこみ、冷蔵庫で1時間ほど寝かせる。
3.フライパンにオリーブオイル(分量外)を熱し、軽く汁気を切った鶏肉を皮目が上になるようにして焼く。
4.上下を返して中心部分まで火を通す。
皮目を上にして焼き始めた方が肉に早く火が入り、焦げ付きにくいです。青みかんの香りと皮のほろ苦さがアクセントになり、カレーパウダーだけでは出ない味わいに。塩みかんのおかげでとびきりおいしいタンドリーチキンが簡単にできますのでぜひ試してみてくださいね。お好みでレモンやレタスを添えてお召し上がりください。
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野菜がもっと好きになる 「スイーツ作りに最適ないちご」
野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.412
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。
いちごが美味しい季節になりましたね。年々様々な品種や名称のいちごが売り場に並び、私たちを楽しませてくれています。いちごによって味わいも様々ですが、お菓子作りに適しているのはどれでしょうか?「おうち時間」が増え、ツイーツ作りにトライしようと考えていらっしゃる方のために、そんな品種をご紹介したいと思います。簡単な見分け方として、カットした断面が中心まで赤いものが向いています。熱を加えるとどうしても色が褪色してしまうからです。中が真っ白いいちごを、クラフティのような焼き菓子に入れると、色が抜けて見た目にも残念な仕上がりになります。また、酸味がしっかりしている方が、クリームや生地の甘さに埋もれず存在感が出ます。品種でいうと福岡の「あまおう」がオススメです。ジャムにするなら、茨城の「いばらキッス」もオススメなので、是非いちごのスイーツ作りにお役立てくださいね。
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みかんでもっと笑顔になる 「寒紅いちご」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.429
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
様々な品種のいちごが店頭に並ぶ季節になりました。近年、新品種や新たなブランドのいちごが次々に生まれている中で、「寒紅いちご」といういちごをご存じですか?
この寒紅いちごは愛媛県の東温市を主産地とするブランドいちごで、甘さを濃縮する栽培管理と、冬の寒さを利用した「寒じめ」と呼ばれる手法を組み合わせて栽培されます。間引きをして着果数を制限した上で、色づき始めたイチゴを寒気にさらし、通常の倍の期間をかけて熟成させるというこだわりの農法で作られています。なんと糖度は15度前後。一般的ないちごが10~11度なので、群を抜いた甘さと言えます。つやつやで宝石のように紅く色付き、ジューシーでどこを食べても甘いのが特徴です。生産者が専用の設備を持つ少数の農家に限られているためなかなかお目にかかれない希少ないちご。ぜひ今年はどこかで出会えたら…と夢見ております。
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野菜がもっと好きになる 「寒さに耐えて甘くなる冬野菜」
野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.411
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。今年は大寒波がやって来るという予想通り、日本各地で雪が降り続いており、我々人間の足に大きな影響が出ていますが、野菜にとっては必ずしも悪い影響ばかりではないようです。冬が旬のブロッコリー。青果コーナーで、うっすら紫がかっているブロッコリーを見かけたことはありませんか?ブロッコリーの花蕾が紫色になるのは、寒さに耐えようとしてポリフェノールの一種であるアントシアニン色素を発生しているためです。むしろ甘さが増して美味しく育っているサインなのです。今の時期、キャベツの外葉が紫になっているのも同じ理由です。多くの野菜は寒くなると凍らないように水分を減らして糖分を蓄えます。大根や白菜、白ネギなども、紫色のアントシアニンこそ作りませんが、同じ原理で、寒ければ寒いほど甘みが増していきます。甘く美味しく生長した旬の冬野菜を食べて、元気に寒波を乗り切りたいものですね。
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みかんでもっと笑顔になる 「長寿を願うチョロギ」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.428
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
今回は、おせち料理に入っている未知なる食材「チョロギ」についてご紹介します。漢字では「千代呂木」や「長老喜」などと書かれ、長寿を願う縁起物としてお正月に目にした方もいらっしゃるかもしれません。大きさは2~3㎝で巻貝のような見た目です。ちなみに英名は「Chinese Artichoke」と言い、中国風のアーティーチョークとして知られています。確かに淡白な味わいや食感が似ているような…。中国原産のシソ科の植物で、地下の根の先端にできる塊茎を食用とします。同じく塊茎を食用とする代表的な植物にジャガイモがありますが、チョロギは小さくて収穫や洗浄、整形に手間がかかることなどから生産者の減少が進んでいるそうです。よくおせちの中では赤く梅酢漬けにされて黒豆の横に並んでいますが、生のチョロギは白ければ白いほど新鮮です。なかなか馴染みのない野菜ですが、食べるとなんだか病みつきに。ぜひ試してみてくださいね。
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みかんでもっと笑顔になる 「春の七草のひとつ〈セリ〉」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.427
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あけましておめでとうございます。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
本年もおもしろい野菜・果物の情報をお届けしていきたいと思いますのでお付き合いいただけますと幸いです。
さて、2022年初回の今回は数少ない日本原産野菜のひとつ「セリ」について。春の七草にも数えられるセリは英名をJapanese parsleyと言い、その名の通り日本を代表するハーブです。シャキシャキとした食感とスッとするさわやかな芳香が特徴で、吸い物や鍋に風味を加えるのに最適。似ている野菜として三つ葉とよく比較されますが、三つ葉は葉が3枚であるのに対して、セリの葉は5枚。名前の由来は一か所から「競り合う」ように生えてくることから付けられたとされています。カロテン、葉酸、ビタミンC、カリウム、カルシウム、鉄などビタミンやミネラルを豊富に含む緑黄色野菜で、独特な香りにはリラックス効果が期待できます。年末年始に食べ過ぎた・飲み過ぎたという方はセリ鍋や七草粥で胃腸を労ってくださいね。
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