「いちじくと焼きなすの塩みかんマリネ」みかんでもっと笑顔になる
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.411
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
朝晩と昼の温度差が出てくると秋を感じますね。食材もすっかり秋の装い。今回はいちじくと秋なすを使った簡単レシピをご紹介します。
「いちじくと焼きなすの塩みかんマリネ」
【材料】(2人分)
いちじく 1~2個
中長なす 1本
塩みかんマリネの素 大さじ1
オリーブオイル 大さじ1
【作り方】
1. なすはヘタを取り、ピーラーで縞模様に皮をむいて乱切りにする。
2. いちじくは皮をむいて1/4から1/6程度のくし形に切る。
3. 1を600wのレンジで1分加熱し、オリーブオイルを熱したフライパンで蒸し焼きにする。
4. ボウルに3と塩みかんマリネの素を入れ、最後にいちじくを加えて軽く和え、10分程馴染ませる。
塩みかんマリネの素はこれだけでマリネの味が決まる時短優秀調味料。旬のいちじくとオイルをまとったなすとの相性も抜群です。ここにチーズや生ハムなどを加えるとさらに食べ応えアップ。よければ試してみてくださいね。
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果物がもっと好きになる 「青柚子と黄柚子」
野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.396
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。
日本料理のアクセントとして欠かせない柚子。柚子には青柚子と黄柚子があることをご存知でしょうか?日本一の生産量を誇る高知県では、この時期「サンテ」と呼ばれる布に被われた青柚子で一杯になり、さながら花が咲いたような風景が広がります。サンテには日焼け防止と着色を進める効果があり、サンテを1ヶ月以上被せた柚子は、湿度温度を管理された施設で、リンゴなどの植物からも発生するエチレンガスによって熟成されます。すると本来11月頃から出荷する黄柚子を、ひと足早く9月末から出荷できるようになるそうです。柚子の未熟果である青柚子は、黄柚子に比べ、キレのある爽やかな酸味と香りが特徴です。特に皮が重宝され、すりおろして柚子胡椒に使われる他、素麺などの夏料理に清涼感をプラスしてくれます。黄柚子は果汁が多く、鍋料理に欠かせないアイテムです。異なる味わいを2度楽しめるのは嬉しいですね。
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みかんでもっと笑顔になる 「梨の新品種」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.410
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
秋の味覚のひとつ「梨」。今年は日本一の栽培面積・収穫量・産出額を誇る千葉県から、なんと約20年ぶりに新品種が生まれ、注目が集まっています。梨の大定番「豊水」と育成用の梨を交配させて開発され、品種名は「千葉K3号」といいます。愛称を公募し、収穫される秋に満月のように大きく実った様子をイメージして「秋満月(あきみつき)」と名付けられました。700gを越える大きな梨で、甘みが強く、酸味は少なく、多汁で滑らかな食味の良さが特徴。9月中旬から10月上中旬に収穫期を迎えます。常温で約1か月保存できる日持ちの良さも魅力です。この秋から直売所や通販などで販売が開始される予定ですが、デビュー年ということで、流通量も限られているのでなかなかお目にかかれないかもしれません。ご紹介している私も噂だけでまだ実物に会えていないのですが、探してぜひ食べてみたい果物のひとつです。
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みかんでもっと笑顔になる 「防災の日に備えの見直し」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.409
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
9月1日は防災の日。毎年この時期に防災グッズや備蓄品の見直しをされている方も多いのではないでしょうか?我が家ではこの防災月間で、備蓄食料をローリングストックするために、新しいものを買って古いものを食べるようにしております。缶詰やレトルト食品、ゼリーなどはもちろんですが、野菜ソムリエとしておすすめなのが、乾物類です。切り干し大根や干し椎茸、ドライトマトにドライフルーツ類など、ストックしておくと、もしもの時にも(そうでなくても)大変重宝します。というのも野菜や果物は特に災害時に手に入りにくいと言われています。そんな時に新鮮なシャキシャキ感は感じられなくとも、野菜の滋味深い味わいやフルーツのやさしい甘みを感じることができれば、落ち着かない心も少しほっとできるのでは…と思うのです。これを機にぜひ長期保存可能な干し野菜やドライフルーツを探してみてくださいね。
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果物がもっと好きになる 「塩みかん香る青パパイヤのサラダ」
野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.394
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。
先週は、青パパイヤが「酵素の王様」と呼ばれるほど酵素を豊富に含んでいるという話をしましたが、今週はそんな青パパイヤと塩みかんを使ったサラダをご紹介したいと思います。
【材料】(2〜3人分)
・青パパイヤ‥120g
・青ネギ‥5本
・ツナ缶(オイル漬)‥1個
・塩みかん(青)‥小さじ1/2
・米酢‥大さじ1
【作り方】
① 青パパイヤの種を除きピーラーで皮をむいてから、千切りにし、水にさらしてアクを抜く。
② 青ネギは3㎝幅に切りそろえる。
③ 塩みかんと米酢を入れてよく混ぜ合わせる。
④ しっかりと水気をしぼった①を③のボウルに入れ、よく混ぜ合わせる。
⑤ 青ネギとツナをオイルごと入れ、さっくりと混ぜ合わせて完成。
ツナと合わせるサラダも沖縄ではポピュラーですが、塩みかんを加えることで爽やかな香りがプラスされます。9月頃から晩秋まで、関東産が多く出回ってくるので、ぜひお試しください。
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みかんでもっと笑顔になる 「塩みかんでズッキーニの肉巻き」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.408
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
まだまだおいしい夏野菜。今回はズッキーニをたっぷり楽しめる塩みかんレシピをご紹介します。
「塩みかんでズッキーニの肉巻き」
【材料】(2人分)
豚バラ肉 100g
ズッキーニ 1/2本
塩みかん(青) 大さじ1
薄力粉 少々
オリーブオイル 少々
黒胡椒 少々
【作り方】
1. 豚バラ肉の片側にまんべんなく薄く塩みかんを塗る。
2. ズッキーニを厚め(1.5㎝ほど)の輪切りにする。
3. 2を2枚の豚バラ肉を十字にして巻く。
4. 3の表面に薄力粉をまぶし、オリーブオイルをひいたフライパンで焼く。
5. 片面に焦げ目が軽く付いたら裏返し、蓋をして蒸し焼きにする。
6. 皿に盛って仕上げに黒胡椒を挽く。
調味料は基本的に塩みかんだけ!というシンプルレシピ。豚バラ肉とズッキーニのジューシーさをさわやかな塩みかんが引き立てます。アレンジとして間に大葉を入れて巻くとより清涼感アップ。暑い日のおかずにぴったりです。ぜひ試してみてくださいね。
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野菜がもっと好きになる 「青パパイヤ」
野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.394
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。
タイ料理のソムタムや、沖縄料理のパパイヤしりしりなどでおなじみの青パパイヤ。最近、青果店でも見かけるようになりましたね。青パパイヤは、フルーツとして食べる前の未熟果で、野菜のように調理して食べることから野菜パパイヤとも呼ばれています。生産量1位を誇るのは鹿児島県。徳之島という奄美大島よりも南にある島で栽培されています。青パパイヤの注目すべき点は、「酵素の王様」と呼ばれるほど、酵素をたっぷり含んでいること。パパインという、様々なタンパク質を分解する酵素の他に、炭水化物や脂質を分解する酵素も含んでいます。この酵素は完熟したパパイヤよりも、青パパイヤに多く含まれています。通常の酵素は熱に弱い性質を持っていますが、パパインは熱に強いので、お肉と一緒に煮込むと、お肉が柔らかくなります。来週は、そんな青パパイヤを使ったサラダをご紹介したいと思います。お楽しみに!
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みかんでもっと笑顔になる 「マイクロキュウリ」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.407
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
先日、日本ではまだ珍しいマイクロキュウリ「サワーガーキン」を食べる機会に恵まれました。パッと見るとスイカのような皮の模様で、小さめの卵型のミニトマトほどの大きさ。とてもかわいらしいキュウリです。サワー(酸っぱい)ガーキン(ドイツ語でキュウリ)という名前の通り、酸味が強く、果肉が少しトロっとしたゼリー感があります。例えるなら少し皮のかたい早採りしたトマトのよう。ライムのような爽やかさも感じますが、しっかりとウリの香りもあり、今まで食べたことのない新鮮さに衝撃を受けました。見た目の可愛さを活かして、そのまま生でサラダとして食べるほか、海外ではピクルスにして食べるのが一般的のようです。私も早速、塩みかんマリネの素とワインビネガーでピクルスにしてみました。柑橘の風味がとても相性がよく、箸休めにぴったりの一品に。また一つ知らない野菜に出会えて勉強になりました。
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野菜がもっと好きになる 「新食感のプチぷよ」
野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.393
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。
夏野菜のひとつ・ミニトマトは、包丁要らずで、そのまま口に運べることから、年々需要が高まってきている野菜のひとつです。品種も年々増えてきて、色も豊富で、黄色や緑、ゼブラ柄や黒いものまであります。その中でも最近人気が出てきている品種が「プチぷよ」です。宮城県の渡辺採種場が開発し、2008年に品種登録されました。このミニトマトの最大の魅力はなんといっても食感です。指で押してみると、弾力があってぷよぷよしています。皮が非常に薄いので、トマトの皮が苦手な方にもオススメです。口に含むと、さくらんぼに似た食感で、甘味の強いものは、ぶどうのデラウエアのような味わいがあるので、フルーツ感覚で楽しめます。非常にデリケートなので、痛まないよう、輸送には非常に気を遣う品種ですが、家庭菜園でも手軽に作ることが出来ます。我が家でも今年初めて栽培に挑戦。すっかり食感の虜になりました。
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みかんでもっと笑顔になる 「白ナス」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.406
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
夏野菜の代表格、ナス。最近では皮が緑のものや紫と白のゼブラ柄のものなど、珍しい品種もよく見かけるようになってきました。今回は、そんな中でもひと際目を引く真っ白のナスをご紹介します。
白ナスはほかのナスと比べて皮が厚く、果肉がやわらかいのが特徴です。一般的なナスの皮の紫色は色素成分「ナスニン」というポリフェノールの一種で、この成分が紫外線から身を守っています。白ナスにはナスニンがないため、自身の皮を厚くして紫外線から身を守ります。皮が厚い分、中の水分が保持されるので緻密でしっとりとした果肉になり、これを加熱すると、とろけるような口当たりの良い食感が生まれます。おすすめは縦半分に切って皮目に格子状に切り込みを入れ、じっくりと蒸し焼きに。厚い皮のおかげで型崩れしにくく、ジューシーなとろける果肉を味わえます。煮崩れにくいので、ラタトゥイユなどの煮込み料理にもおすすめです。
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