みかんでもっと笑顔になる 「無病息災」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.374
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
2020年も終わりが近づいています。今年は健康のありがたみを痛感した一年となりました。心も体も元気でいるために欠かせないのがやっぱり野菜や果物だなと改めて強く感じました。古くから無病息災を願って食べられるものにも野菜や果物が多く、例えば冬至にはゆず湯に浸かり、かぼちゃを食べ、1月7日には七草粥を食べるのが定番です。ビタミン・ミネラルなど体の調整役として必要な栄養成分を豊富に含むだけでなく、鮮やかな色味でお皿を美しく彩ってくれる野菜や果物は、料理をしているときから元気をくれます。今年の年末年始は自宅で過ごす方が多いのではないかと思いますが、ゆっくりと丁寧に野菜や果物を楽しみながら免疫力アップを目指してみてはいかがでしょうか。ゆりねやれんこん、ほうれん草など旬の野菜は下ごしらえのほんのひと手間でグンとおいしくなります。もちろん傍らにはみかんを。どうぞ良いお年をお迎えください。
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野菜がもっと好きになる 「ヤーコンとセロリの塩みかん炒め」
野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.373
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。
先週は、冬に旬を迎えるヘルシーなヤーコンの栄養価についてお伝えしましたが、今回はそんなヤーコンと塩みかんを使った簡単レシピをご紹介したいと思います。
【材料2人分】
・ヤーコン‥中1本(120g)
・セロリの葉‥200g
・塩みかん(青)‥小さじ1/2
・ゴマ油‥大さじ1
【作り方】
①ヤーコンは皮をむき千切りにする。セロリの葉は食べやすい大きさに切る。
②フライパンにゴマ油を熱し、中火でヤーコンを炒め、塩みかんを加える。
③セロリ の葉を加えて、さらに炒め、葉がしんなりしたら火を止めて器に盛る。
ヤーコンは炒めてもシャキシャキとした食感が残るので炒め料理にオススメです。また、セロリのようにクセのある食材とも相性が抜群。辛いのがお好きな方は、炒める時に鷹の爪を1本加えると、ピリッと味がしまります。ゴマ油と青みかんの爽やかな香りもアクセントになるので、ぜひお試しくださいね。
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みかんでもっと笑顔になる 「大根一本使い切り」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.373
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
冬においしい野菜の代表格「大根」。今回は部位ごとの特徴から使い切り方法をご紹介します。
まず、上部は寒さに当たるので甘みがあり、硬くて歯ごたえがあります。千切りや薄い輪切りにしてサラダやマリネ、なますなどにおすすめです。また、上部の中心部分はとくに甘みが強いので、まるで果物のよう。おろしにしてはちみつと混ぜてフルーティーさを楽しんでみてください。中部はやわらかくうまみがあるので煮込み料理にぴったり。おでんやふろふき大根、豚汁にぶり大根など温まるお料理に。いちょう切りや拍子木切りにして炒め物にするのもおすすめです。そして先端部分は辛みが強いので、ぜひおろしで。最後に育つ部位なのでやわらかく、おろしやすいという利点もあります。水気を絞って小分けにして冷凍しておくと鍋に、てんぷらに、ハンバーグに、そばにと重宝します。ぜひ1本で購入して使い分けてくださいね。
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野菜がもっと好きになる 「ヘルシー野菜のヤーコン」
野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.372
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。冬に旬を迎えるヤーコン。見た目はさつま芋にそっくりですが、実はキク科の野菜でカロリーはさつま芋の半分以下というヘルシーさ。フラクトオリゴ糖の含有量は野菜の中でNo.1。ガムの原料にもなっているフラクトオリゴ糖は、虫歯菌の栄養源になりにくい性質がある他、人間の消化器官では吸収されにくく、大腸内のビフィズス菌や乳酸菌のエサとなり善玉菌を増やして悪玉菌を減らすといった整腸作用があるため、腸内環境を整えるためにも積極的に食べて欲しい野菜のひとつです。他にも赤ワインに匹敵するポリフェノールや、食物繊維も豊富なので、体内から美しくなりたい女性の強い見方でもあります。生のまま食べることも出来て、シャキシャキとした食感と甘さが、梨のようだと表現されることもあります。来週は、そんなヘルシー野菜のヤーコンと塩みかんを使ったお手軽レシピをご紹介したいと思います。お楽しみに!
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みかんでもっと笑顔になる 「チンゲン菜とトマトの塩みかんスープ」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.372
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
寒さが増してきましたね。そんな時にはスープで体の中から温まりましょう。今回は朝ごはんにぴったりの簡単スープをご紹介します。
「チンゲン菜とトマトの塩みかんスープ」
【材料】(2人分)
チンゲン菜 1株
ミニトマト 5個
ベーコン 20g
塩みかん 小さじ1/2
鶏がらスープの素 大さじ1
水 600ml
【作り方】
1. チンゲン菜は株元に十字に包丁を入れて縦に1/4にする。
2. ミニトマトは半分に、ベーコンは1㎝角に切る。
3. 鍋にチンゲン菜とベーコンを入れて火にかけ、少し焼き目を付ける。
4. 3に水と鶏がらスープの素を入れて沸騰するまで強火にかける。
5. 沸騰したら弱火にしてミニトマトと塩みかんを入れ、混ぜながら1~2分温める。
全て火の通りやすい食材なので、あっという間に完成する簡単レシピ。塩みかんがアクセントになり、おめざスープに最適です。ミニトマトはオレンジや黄色なども入れてカラフルにするのもおすすめ。試してみてくださいね。
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果物がもっと好きになる 「シュトーレン」
野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.371
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。12月に入ると製菓店に並び始めるシュトーレン。シュトーレンは、ドイツ発祥のクリスマスの定番お菓子です。ドイツではクリスマス前の4週間をアベントと呼び、週末ごとにお祝いをします。そこでシュトーレンを薄くカットし、家族や親しい友人と一緒に食べるのが、古くからの風習だそうです。シュトーレンは寝かせることで味が馴染んでおいしくなるので、焼きあがってから、少しずつ変わっていく味の変化も楽しみのひとつ。最近では日本国内でも、ご自宅で作る人が多くなってきたようです。パン生地の中には、ナッツやドライフルーツが入ります。私も同県の仲間と、出来る限り地元の素材を使ったシュトーレン作りにチャレンジしています。パン生地をチョコや抹茶・コーヒー味にしても楽しそうです。皆さんも、ぜひ好きな具材を入れたオリジナルシュトーレンを作って、大切な方と一緒にクリスマスを待ってみませんか?
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みかんでもっと笑顔になる「大注目の新品種誕生」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.371
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
12月に旬の柑橘と言えば温州みかんともう一つ、そう「紅まどんな」ですよね。ゼリーのようなとろける食感と上品な甘みが魅力で、近年お歳暮需要も高まっている高級柑橘。私も年に一度の楽しみとして毎年この時期を心待ちにしています。
さて、そんな紅まどんなから最近、新品種が生まれたのをご存知でしょうか?愛媛県が独自に開発し、大人気の「紅まどんな」と「甘平」を掛け合わせた注目の新品種。その名を「紅プリンセス」と言います。プリンセスのようにみんなに愛されるような存在になれば…と期待を込めて商標登録されました。両親の素晴らしい特徴を受け継いで、ゼリーのような食感と濃厚な甘みが特徴。皮が薄くてむきやすく、種もほとんど入らないそう。柑橘類が徐々に少なくなる3月~4月の主力品種となることが期待されています。現在、2025年の本格出荷を目指して育成中とのこと。なんとも待ち遠しいですね。
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野菜がもっと好きになる 「塩みかんとこぼれ梅の粕漬け」
野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.370
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。先週は「こぼれ梅」という名のみりんのしぼり粕の話をしましたが、今回は、その「こぼれ梅」と塩みかんを使った粕漬けのレシピをご紹介したいと思います。
【材料・作りやすい量】
・鶏モモ肉‥1枚
・塩みかん(完熟)‥小さじ1
・こぼれ梅‥30g
・ポン酢醤油‥80g
【作り方】
①調味料を全てミキサーに入れ、滑らかになるまで攪拌する。
②鶏モモ肉と一緒に①をビニール袋に入れて密封し、冷蔵庫で半日ほどねかせる。
③タレをよく拭き取り、油(分量外)を熱したフライパンで皮目から焼く。裏返して弱火にし、蓋をして6分ほど蒸し焼きにする。
④食べやすい大きさにカットし、器に盛って完成。
発酵食品のこぼれ梅効果で、お肉が驚くほど柔らかくなります。塩みかんの香りとこぼれ梅の甘さが、まさに絶妙な塩梅の粕漬けです。味がしっかりしているので、ベビーリーフと一緒にご飯にのせて丼にしても美味しいですよ。
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みかんでもっと笑顔になる「冬キャベツ一玉使い切り」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.370
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
いよいよ12月。寒くなると葉物野菜がおいしくなりますが、そのうちのひとつ「キャベツ」一玉を使い切る方法をご紹介します。
みなさんはキャベツをどのように切りますか?垂直方向に半分にするという方や、外側から葉を一枚ずつはずして使うという方が多いのではないでしょうか?もちろんそれもいいのですが、もう一つのおすすめが、「キャベツを水平方向に半分に切る」という方法です。上(やわらかい葉の部分)と下(芯があるかたい部分)に分けてそれぞれの調理法を変えることであっという間に一玉使い切れるのです。上は千切りにしたり、コールスローにしたりと生で楽しめます。下は芯があり加熱調理が向いているので炒め物やスープ、煮込み料理がおすすめ。ミルク煮、トマト煮、味噌汁、中華スープと和洋中なんでも相性が良いのがキャベツの魅力のひとつです。切り方を変えるだけでグッと使いやすくなるので、試してみてくださいね。
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野菜がもっと好きになる 「こぼれ梅」
野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.369
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。突然ですが、「こぼれ梅」という食材をご存知ですか?梅という文字が入っていますが果実の梅は入っていません。その正体は何かというと、みりんの搾り粕で、散りゆく梅の花に形状が似ていることから古くから「こぼれ梅」と呼ばれているそうです。日本語の表現って美しいですね!江戸時代の人は、そのままお菓子として食べていたそうです。こぼれ梅はどこでも手に入るものではなく、昔ながらの製法を守っている蔵元さんでしか見ることが出来ない食材だそうです。先日入手できたので、早速食べてみました。みりんが熟成される前の爽やかであっさりとしたみりんの香りが残り、濃厚な甘みとともに原料由来の粒感が楽しいです。甘酒や粕漬けの材料として使うそうですが、せっかくなので、「塩みかん」と一緒に使って新しいレシピを考えてみました。来週は塩みかんとこぼれ梅の粕漬けをご紹介したいと思います。お楽しみに!
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