野菜がもっと好きになる 「塩みかんで食べる鏡餅」
野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.375
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。
今日は鏡開き直前ということで、鏡餅を使った塩みかんレシピをご紹介したいと思います。伸し餅でも出来ますので、よかったらお試しくださいね。
【材料2人分】
・鏡餅‥2食分
・塩みかん(青)‥小さじ1/2
・大根‥80g
・青のり‥小さじ1
・だし汁‥300ml
【作り方】
①小鍋にだし汁を入れて火にかけ、柔らかくなるまで餅を煮る。
②すりおろした大根と塩みかんを加えて、ひと煮立ちしたら火を止める。
③器に盛り、青のりを振って完成。
塩みかんと青のりの香りでさっぱりと食べられる一品です。大根に含まれる消化酵素は熱に弱いので、後から加えるのがポイントです。お正月に神棚に飾っておいた鏡餅を、金槌などで叩いて割って食べる行為には、今年1年の無病息災を願う意味が込められています。まだまだ不安な日々が続きそうですが、何をするにも健康第一。食を楽しみつつ健やかにお過ごしいただけたらと思います。
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みかんでもっと笑顔になる 「みかんではじめる2021年」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.375
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あけましておめでとうございます。野菜ソムリエの玉之内祐子です。本年も何卒よろしくお願いいたします。
今年は例年になく、静かにお正月を迎えられた方も多いのではないでしょうか。おうちでのんびり過ごすときの私のお供はもちろんみかんです。というのも、年末年始はおいしいものの誘惑がたくさんあり、暴飲暴食しがちで、野菜や果物がいつもより少なめになってしまうことも。そんなときに手軽にむいていつでも食べられるみかんは最高のビタミンC補給源です。摂り貯めができない水溶性ビタミンであるビタミンCは、「一度にたくさん」ではなく、「こまめ」に摂るのがおすすめ。みかんを朝昼晩とこまめに食べることは理想のビタミンC摂取方法の一つと言えます。ビタミンCは私たちの身体に必要不可欠な大事な栄養素。丈夫な体をつくるために、ストレスと戦うために、きれいな肌になるためにも欠かすことはできません。ぜひみかんを片手に厳しい冬を乗り切っていきましょう!
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果物がもっと好きになる「坂東姫いちご」
野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.374
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あけましておめでとうございます!野菜ソムリエの知久です。
いちごがおいしい季節になりました。12月は割高だったいちごも、年を越すと値段も少しずつお求めやすくなってくるようです。今年は地元茨城県で立派な大粒いちごに出会いました。名前は「坂東姫」。普通のいちごの3倍はありそうな大粒で、程よい酸味とみずみずしさ、食べ応えと甘味、どれをとっても素晴らしい味わいでした。調べてみると、「坂東姫」は品種名ではなく、県内の外食チェーンが手がける「ブランド名」でした。「大きく、甘い」いちごを育てるために、摘果をして選び抜かれたいちごに栄養を集中させているそうです。品種は「紅ほっぺ」なのですが、今まで食べたそれとは別物に思える味わいでした。収穫体験のできる観光農園も、北海道から沖縄県まであるので、今年は近場の観光農園に家族でお出かけして「自分にとってのナンバー1いちご」を探してみるのはいかがでしょうか?
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みかんでもっと笑顔になる 「無病息災」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.374
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
2020年も終わりが近づいています。今年は健康のありがたみを痛感した一年となりました。心も体も元気でいるために欠かせないのがやっぱり野菜や果物だなと改めて強く感じました。古くから無病息災を願って食べられるものにも野菜や果物が多く、例えば冬至にはゆず湯に浸かり、かぼちゃを食べ、1月7日には七草粥を食べるのが定番です。ビタミン・ミネラルなど体の調整役として必要な栄養成分を豊富に含むだけでなく、鮮やかな色味でお皿を美しく彩ってくれる野菜や果物は、料理をしているときから元気をくれます。今年の年末年始は自宅で過ごす方が多いのではないかと思いますが、ゆっくりと丁寧に野菜や果物を楽しみながら免疫力アップを目指してみてはいかがでしょうか。ゆりねやれんこん、ほうれん草など旬の野菜は下ごしらえのほんのひと手間でグンとおいしくなります。もちろん傍らにはみかんを。どうぞ良いお年をお迎えください。
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野菜がもっと好きになる 「ヤーコンとセロリの塩みかん炒め」
野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.373
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。
先週は、冬に旬を迎えるヘルシーなヤーコンの栄養価についてお伝えしましたが、今回はそんなヤーコンと塩みかんを使った簡単レシピをご紹介したいと思います。
【材料2人分】
・ヤーコン‥中1本(120g)
・セロリの葉‥200g
・塩みかん(青)‥小さじ1/2
・ゴマ油‥大さじ1
【作り方】
①ヤーコンは皮をむき千切りにする。セロリの葉は食べやすい大きさに切る。
②フライパンにゴマ油を熱し、中火でヤーコンを炒め、塩みかんを加える。
③セロリ の葉を加えて、さらに炒め、葉がしんなりしたら火を止めて器に盛る。
ヤーコンは炒めてもシャキシャキとした食感が残るので炒め料理にオススメです。また、セロリのようにクセのある食材とも相性が抜群。辛いのがお好きな方は、炒める時に鷹の爪を1本加えると、ピリッと味がしまります。ゴマ油と青みかんの爽やかな香りもアクセントになるので、ぜひお試しくださいね。
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みかんでもっと笑顔になる 「大根一本使い切り」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.373
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
冬においしい野菜の代表格「大根」。今回は部位ごとの特徴から使い切り方法をご紹介します。
まず、上部は寒さに当たるので甘みがあり、硬くて歯ごたえがあります。千切りや薄い輪切りにしてサラダやマリネ、なますなどにおすすめです。また、上部の中心部分はとくに甘みが強いので、まるで果物のよう。おろしにしてはちみつと混ぜてフルーティーさを楽しんでみてください。中部はやわらかくうまみがあるので煮込み料理にぴったり。おでんやふろふき大根、豚汁にぶり大根など温まるお料理に。いちょう切りや拍子木切りにして炒め物にするのもおすすめです。そして先端部分は辛みが強いので、ぜひおろしで。最後に育つ部位なのでやわらかく、おろしやすいという利点もあります。水気を絞って小分けにして冷凍しておくと鍋に、てんぷらに、ハンバーグに、そばにと重宝します。ぜひ1本で購入して使い分けてくださいね。
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野菜がもっと好きになる 「ヘルシー野菜のヤーコン」
野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.372
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。冬に旬を迎えるヤーコン。見た目はさつま芋にそっくりですが、実はキク科の野菜でカロリーはさつま芋の半分以下というヘルシーさ。フラクトオリゴ糖の含有量は野菜の中でNo.1。ガムの原料にもなっているフラクトオリゴ糖は、虫歯菌の栄養源になりにくい性質がある他、人間の消化器官では吸収されにくく、大腸内のビフィズス菌や乳酸菌のエサとなり善玉菌を増やして悪玉菌を減らすといった整腸作用があるため、腸内環境を整えるためにも積極的に食べて欲しい野菜のひとつです。他にも赤ワインに匹敵するポリフェノールや、食物繊維も豊富なので、体内から美しくなりたい女性の強い見方でもあります。生のまま食べることも出来て、シャキシャキとした食感と甘さが、梨のようだと表現されることもあります。来週は、そんなヘルシー野菜のヤーコンと塩みかんを使ったお手軽レシピをご紹介したいと思います。お楽しみに!
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みかんでもっと笑顔になる 「チンゲン菜とトマトの塩みかんスープ」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.372
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
寒さが増してきましたね。そんな時にはスープで体の中から温まりましょう。今回は朝ごはんにぴったりの簡単スープをご紹介します。
「チンゲン菜とトマトの塩みかんスープ」
【材料】(2人分)
チンゲン菜 1株
ミニトマト 5個
ベーコン 20g
塩みかん 小さじ1/2
鶏がらスープの素 大さじ1
水 600ml
【作り方】
1. チンゲン菜は株元に十字に包丁を入れて縦に1/4にする。
2. ミニトマトは半分に、ベーコンは1㎝角に切る。
3. 鍋にチンゲン菜とベーコンを入れて火にかけ、少し焼き目を付ける。
4. 3に水と鶏がらスープの素を入れて沸騰するまで強火にかける。
5. 沸騰したら弱火にしてミニトマトと塩みかんを入れ、混ぜながら1~2分温める。
全て火の通りやすい食材なので、あっという間に完成する簡単レシピ。塩みかんがアクセントになり、おめざスープに最適です。ミニトマトはオレンジや黄色なども入れてカラフルにするのもおすすめ。試してみてくださいね。
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果物がもっと好きになる 「シュトーレン」
野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.371
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。12月に入ると製菓店に並び始めるシュトーレン。シュトーレンは、ドイツ発祥のクリスマスの定番お菓子です。ドイツではクリスマス前の4週間をアベントと呼び、週末ごとにお祝いをします。そこでシュトーレンを薄くカットし、家族や親しい友人と一緒に食べるのが、古くからの風習だそうです。シュトーレンは寝かせることで味が馴染んでおいしくなるので、焼きあがってから、少しずつ変わっていく味の変化も楽しみのひとつ。最近では日本国内でも、ご自宅で作る人が多くなってきたようです。パン生地の中には、ナッツやドライフルーツが入ります。私も同県の仲間と、出来る限り地元の素材を使ったシュトーレン作りにチャレンジしています。パン生地をチョコや抹茶・コーヒー味にしても楽しそうです。皆さんも、ぜひ好きな具材を入れたオリジナルシュトーレンを作って、大切な方と一緒にクリスマスを待ってみませんか?
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みかんでもっと笑顔になる「大注目の新品種誕生」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.371
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
12月に旬の柑橘と言えば温州みかんともう一つ、そう「紅まどんな」ですよね。ゼリーのようなとろける食感と上品な甘みが魅力で、近年お歳暮需要も高まっている高級柑橘。私も年に一度の楽しみとして毎年この時期を心待ちにしています。
さて、そんな紅まどんなから最近、新品種が生まれたのをご存知でしょうか?愛媛県が独自に開発し、大人気の「紅まどんな」と「甘平」を掛け合わせた注目の新品種。その名を「紅プリンセス」と言います。プリンセスのようにみんなに愛されるような存在になれば…と期待を込めて商標登録されました。両親の素晴らしい特徴を受け継いで、ゼリーのような食感と濃厚な甘みが特徴。皮が薄くてむきやすく、種もほとんど入らないそう。柑橘類が徐々に少なくなる3月~4月の主力品種となることが期待されています。現在、2025年の本格出荷を目指して育成中とのこと。なんとも待ち遠しいですね。
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