野菜がもっと好きになる 「豊洲マルシェでうける野菜とは?」
野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.325
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。
先月から今月にかけて、「豊洲市場土曜おいしいマルシェ」で野菜の販売に携らせてもらいました。場所は千客万来施設が建設予定となっている空き地で、曇りがちなお天気の日でも1000人以上の来場者で賑わいました。「お客様が豊洲に求める野菜は何なのか?」始めは手さぐり状態で、仲卸社長と相談しつつ販売して来ました。そんな中で一番人気があったのは何だったと思いますか?それは…大株の舞茸です。次に売れたのが紅芯大根。その名の通り外は薄緑で中が赤くて丸い大根です。あとは静岡のワサビ。白や紫などカラフルな人参の3本セットも売れました。はやり、普段スーパーで見かけないものに人気が集中しました。マルシェは18日で一旦終了しましたが、24日からすぐ近くの5街区に三井不動産が手がける「江戸前城下町」がオープンしました。こちらで買い物や飲食が楽しめますので、ぜひ遊びに来てくださいね。
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みかんでもっと笑顔になる 「塩みかんもやし」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.325
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
先日、たまたま通りかかったデパートの生鮮売り場で、なかなか買うことのできない「深谷もやし」に出会えました。シャキシャキで出汁が取れるほどの旨みがある絶品もやし。やはり他とは一線を画す代物でした。
せっかく手に入れた美味しいもやし、シンプルな調理が一番!ということで、さっと火を通して塩みかんと合わせてみました。
【塩みかんもやし】
【材料】(2人分)
もやし 100g
かつおぶし 適量
〇塩みかん(青みかん) 小さじ1/2
〇オリーブオイル 大さじ2
〇酢 大さじ2
【作り方】
1. もやしはサッと茹でて(30秒ほど)水気を切る。
2. 〇の材料を合わせてよく混ぜる。
3. ボウルに1とかつおぶしを入れ、2を回しかけて和える。
シャッキシャキの食感に爽やかな塩みかんダレが絡んで箸がとまりません。もやしは豆もやしを使っても美味しくできます。その場合、茹で時間は少し長めに。豆に火が通るまでしっかり茹でてくださいね。
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野菜がもっと好きになる 「塩みかんで作る常備菜」
野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.324
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。先日、れんこんとハウス栽培のピーマンを沢山頂戴したので、この2つと塩みかんの青を使って常備菜を作ってみました。いつものおかずも塩みかんをプラスすることで、香りや味わいがほんの変わって楽しいですよ♪よかったらお試しください。
【材料】作り易い量
①塩みかん(青)…小さじ1/2
・ピーマン…4個
・れんこん…150g
・ツナ缶…70g
・炒りゴマ…小さじ1
・だし汁…大さじ2
【作り方】
①ピーマンのヘタとタネを除き、繊維に垂直に千切りにする。・レンコンの皮をむき、酢水(分量外)にさらしてアクを抜いてからいちょう切りにする。
②テフロン加工のフライパンを火にかけ、①を炒める。
③ツナ缶をオイルごと加え、だし汁でよく溶いた塩みかんを加えて炒め煮にする。
④器に盛り、炒りゴマを振りかけて完成です。ピーマンの青臭さを、塩みかんが和らげてくれます。お弁当のおかずにもおススメですよ。
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みかんでもっと笑顔になる 「小正月には小豆粥」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.324
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
1月1日の元旦を「大正月」と呼ぶこと対して、1月15日を「小正月」と呼びます。これは旧暦の1月15日が立春後の満月にあたり、昔はこの日を正月としていたことに由来するそうです。そしてこの小正月は、農作祈願などの農業に関する行事が多く、豊作を願う餅花を飾るのも特徴です。餅花とは紅白の餅で、これを丸めて柳などの木に飾り付け、縁起の良い象徴とされる桜の花や実った稲穂に見立てます。
また、小正月には小豆粥を食べ、無病息災を祈ります。小豆のように赤い色の食べ物は古くから邪気を払うと言われています。お祝いの席に小豆を使った赤飯などはつきものですよね。
定番とは異なりますが、今年は少し変わった小豆粥を作ってみてはいかがでしょうか?野菜ソムリエのおすすめはごぼうやにんじんなど、赤色(っぽく見える)野菜を使うこと。邪気を払うとともに、味により深みが出ますので、よければ試してみてください。
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野菜がもっと好きになる 「初市の宝船」
野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.323
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。
先週の話になりますが、打合せを兼ねて令和初となる豊洲市場の初市に行って来ました。マグロの初セリは、毎年テレビのニュースで取り上げられるので有名ですが、実は青果部門にも初市の恒例としてセリ落とされるものがある事をご存じでしょうか?それが何かというと「宝船」です。初市には、カラフルな野菜や果物が一緒に舟形の器に賑やかに盛り込まれた「宝船」が並びます。今年は昨年より一隻多い25隻が並び、特大サイズは50万円の最高値がつき、初市を盛り上げていました。これらの宝船は五穀豊穣の願いを込めて、料理屋が購入する他、仲卸からお得意様への年始の挨拶として贈られるそうです。私が打合せにお邪魔した仲卸の軒先にも、初セリで競り落とした宝船が誇らしげに飾られていました。場所が築地から豊洲に変わっても、五穀豊穣を願う日本らしい伝統が受け継がれていく様を拝見出来て嬉しかったです。
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みかんでもっと笑顔になる 「2020年も見通し良く」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.323
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
お正月料理によく使われる野菜の一つに蓮根があります。「見通しが良い」「穢れがない」「多産」という意味が込められ、大変縁起の良い野菜と昔から重宝されています。そんな蓮根の中でも新潟県の「大口れんこん」の先端部分、やわらかい新芽の「芽れんこん」をご存知ですか?「これを食べると他の蓮根は食べられなくなる。」というほどの代物。私も先日初めて手に入れたので、早速塩きんぴらにしてみました。火が通りやすいのでオリーブオイルでサッと炒めて塩だけで味付け。シンプルなのにとんでもなく美味しかったです。何といっても食感が良く、サクサクなのにホックリ。あっという間に食べきってしまいました。縦・横どちらの切り方も試してみましたが、それぞれに良さがあり、あえて選ぶとすれば繊維を活かした縦切りが、より食感を楽しめるのではないかと思います。
「芽れんこん」をもし見かけたら、ぜひ試してみてくださいね。
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野菜がもっと好きになる 「塩みかんでお節のアレンジレシピ」
野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.322
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。
長い方ですと9連休だった正月休みも今日で終わり、明日からお勤めスタートという方も多いのではないでしょうか?
お正月に準備したお節料理がまだ余っているけど食べ飽きてしまったという方に、塩みかんを使ったお節のアレンジレシピをご紹介したいと思います。
「塩みかん香る栗きんとんのホットミルク」
【材料】(1~2人分)
・塩みかん(完熟)…小さじ1/4
・牛乳…200ml
・栗きんとん…小さじ2
【作り方】
①牛乳と栗きんとんをミキサーに入れて滑らかになるまで撹拌する。
②小鍋に①を入れて沸騰する直前まで温める。
③カップに注ぎ、塩みかんを加えてかき混ぜれば完成です。
塩みかんの香りが飛ばないように、後から加えるのがポイント。栗きんとんの濃厚な甘さも牛乳と混ぜることでマイルドになります。完熟塩みかんと栗の相性もよいです。お子様のお夜食や、寒い日の朝食代わりに、ぜひお試しくださいね。
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みかんでもっと笑顔になる 「お雑煮いろいろ」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.322
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あけましておめでとうございます。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
2020年オリンピックイヤー、記念すべき年の幕開けですね。
さて、一年の無事を祈りお正月に食べるものの一つとしてお雑煮がありますが、みなさんのお宅のお雑煮はどんな出汁でどんな具材ですか?私は長崎県の出身なのですが、すまし汁に丸餅、鶏肉、椎茸、かまぼこ、白菜、人参がたっぷり入った具沢山のお雑煮でした。地方やご家庭によって千差万別のお雑煮。いろんな方にどんなお雑煮を食べていたか聞くのはお正月の楽しみの一つです。基本的に関西地方は白味噌仕立てで、東日本と近畿を除く西日本地方はすまし汁仕立てが多いようです。餅の形は東日本が角餅、西日本は丸餅。具材についてはその土地の名産が入ることが多く、新潟では鮭やイクラ、島根は蛤、広島は牡蠣が入るご家庭も。豪華ですね!どんな味になるのか興味津々です。
私も今年はいつもと違う未体験のお雑煮にチャレンジしてみたいです。
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野菜がもっと好きになる 「お節にピッタリ 彩り塩みかんなます」
野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.321
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。
今年も残すところあと僅かとなりました。お節料理作りの真っ最中という方も多いことと思います。紅白の水引にみたて、家族の平和を願って作られる紅白なます。先日、紅芯大根という中が赤くて丸い大根を入手したので、人参の方を色が淡い島にんじんを使い、そこに塩みかん(完熟)の香りをプラスして変わり種のなますを作ってみました。
【材料】
・塩みかん(完熟)…小さじ1/2
・紅芯大根…80g
・島人参…120g
・酢…大さじ2
・砂糖…大さじ1
【作り方】
①大根の皮をむき、太めの千切りに。人参も同様にする。
②塩みかんを①にもみ込み、30分ほど放置する。
③水分が出てきたら軽くしぼり、酢と砂糖を混ぜた液に漬け込む。
※紅芯大根の赤い色素で人参が染まってしまうので、別々に漬けておき盛り付ける直前に和えると彩りもキレイに仕上がりますよ。
よかったら今年のお正月メニューとしてお試しください。
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みかんでもっと笑顔になる 「塩みかん年越しそば」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.321
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
クリスマスが終わるとすぐに2020年がやってきますね。年越しの準備は万全でしょうか?今年の年越しそばは塩みかんでアレンジ!今回はそのレシピをご紹介します。
「塩みかん年越しそば」
【材料】(2人分)
そば 2袋
豚バラ肉 100g
大根(下部がおすすめ) 200g
刻みネギ お好みの量
塩みかん(青みかん) 小さじ1
〇だし汁 600ml
〇酒 大さじ1
〇みりん 大さじ1
〇しょうゆ 大さじ2
【作り方】
1. 大根はおろして塩みかんと合わせ、水気を切っておく。
2. 豚バラ肉はサッと茹でる。
3. そばを茹でてザルにあげ、流水でぬめりを取る。
4. 鍋に〇の材料を入れて火にかけ、1の大根おろしを加える。
5. 3のそばに4のつゆをかけて2の豚肉と刻みネギをトッピングする。
塩みかんと相性抜群の大根おろしをたっぷり使ったみぞれそば。豚肉も入れて満足感もしっかり。寒い大晦日にあったかいおそばで年越しはいかがでしょうか?
どうぞ良いお年をお迎えください。
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