果物がもっと好きになる「塩みかん香るもやしの新生姜炒め」
野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.497
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。
先週は初夏の今が旬の新生姜についてお話しましたが、
今日は新生姜をたっぷり使った塩みかんレシピをご紹介したいと思います。
【材料】(2人分)
・もやし‥1袋
・新生姜‥30g
・ニラ‥1/2袋
・塩みかん(青みかん)‥小さじ1
・鶏ガラスープの素‥小さじ1
・水‥大さじ1・ごま油‥大さじ1
【作り方】
①新生姜は細めの千切りに、ニラは食べやすい長さに切る。
②塩みかんと鶏ガラスープの素に水を加えてよく溶かしておく。
③フライパンにごま油を熱し中火で新生姜を炒め、
香りがしてきたらニラともやしを加えて強火で炒め、
②を加えて水分が飛ぶまで炒め合わせたら、器に盛る。
新生姜がたっぷり入りますが辛味が穏やかなので、
意外とさっぱりと食べられます。
青みかんの香りと生姜は相性がよく、
ニラの臭みも軽減してくれます。
豚肉もプラスすると、
ボリュームのある主菜にもなります。
ぜひお試しくださいね!
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みかんでもっと笑顔になる「熊本の赤ナス」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.555
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
蒸し蒸しと暑くなってきました。
今回は夏野菜の代表格「ナス」の中でも熊本県の特産品「赤ナス」をご紹介します。
熊本の赤ナスは大正時代から生産されている伝統野菜で、
古くから食べられていました。
しかし、どうしても各農家で品質にばらつきがあったため、
熊本県農業研究センターが品種改良して
2002年に「ヒゴムラサキ」という新品種を開発。
以後ブランド化を進めています。
このヒゴムラサキは一般的なナスと比べて非常に長く太いのが特徴で、
果皮も濃い紫ではなく、赤紫色です。触れるとわかるのですが、
見た目に反して軽く、ふわっとやわらかさを感じます。
生で食べられるほどアクが少なく、
加熱すると甘みが際立ちトロっとした食感が楽しめます。
ナスは夏野菜の一つではありますが、
このヒゴムラサキは真夏をはずした2月から6月と9月から11月が出回り期。
ぜひ見つけて試してみてくださいね。
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果物がもっと好きになる「新生姜」
野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.496
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。
先日の6月15日は「生姜の日」で、記念日ということで、
アンテナショップや青果店でイベントが開催されていました。
生姜とひとことで言っても大きく分けて2つに分かれます。
主にハウスで栽培され、3月から8月にかけて収穫され、
収穫後すぐに出荷される新生姜と、
露地栽培で10月に収穫され、
貯蔵庫で保存しながら周年出荷される囲い生姜です。
普段、生姜は薬味として少しずつ使われることが多いですが、
今の時期に出回っている新生姜は、色も白く水分をたっぷり含んでおり、
辛みも穏やかなので、実は他の野菜を同じように料理にたっぷり使うことが出来ます。
新生姜の活用法としては「甘酢漬け」がポピュラーですが、
生姜日本一の産地高知県の春野では、
千切りを鰹のタタキにたっぷり乗せる他、
きゅうりと混ぜてサラダにして食べるそうですよ。
次回は新生姜を使ったレシピをご紹介したいと思います。
お楽しみに!
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みかんでもっと笑顔になる「やまがた紅王」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.554
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
6月といえば「さくらんぼ」の季節。
いよいよ旬の到来です。
定番の「佐藤錦」や近年人気の「紅秀峰」など、品種は様々ありますが、
大注目の新品種「やまがた紅王(べにおう)」をご存じでしょうか?
やまがた紅王は2023年に本格販売が開始されたばかりで、
なんと2Lサイズ(500円玉大)以下は認められないという、
非常に大粒で美しいさくらんぼです。
レーニアと紅さやかを掛け合わせたC-47-70という品種に
紅秀峰を掛け合わせて誕生。
国内最大のさくらんぼ生産を誇る山形県が開発した期待の新星です。
収穫期は6月下旬から7月上旬。
酸味が少なくバランスのとれた味わいで果肉の大きさからくるジューシーさは抜群。
というのもさくらんぼの種はどれもほぼ同じサイズ。
粒が大きければ大きいほど果肉をたっぷり味わえるのです。
ツヤがあり、きれいに色付く上に、
果肉がかためで日持ちもするので贈答用にもぴったり!
ぜひ試してみてくださいね。
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果物がもっと好きになる「塩みかん香る玉ねぎの常備菜」
野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.495
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。
前回は白子の玉ねぎをご紹介しましたが、
今回は玉ねぎと塩みかんを使った常備菜をご紹介したいと思います。
【材料】(作りやすい量)
・玉ねぎ‥中玉1個
・塩みかん(完熟)‥小さじ1
・ごま油‥小さじ2
・ポン酢醤油‥大さじ2
・炒り白ごま‥大さじ1
【作り方】
①玉ねぎは皮を剥き薄くスライスし、耐熱容器に入れてごま油とよく混ぜ合わせる。
②軽くラップをして600Wのレンジで1分加熱し、
軽く混ぜてから更に30秒加熱する。
③塩みかんとポン酢醤油・ごまを加えて混ぜ合わせ、
粗熱がとれたら冷蔵庫で30分ほど冷やす。
冷蔵庫で2日ほど保つので常備菜としてご利用ください。
玉ねぎの食感を残すのがこのレシピのポイントです。
豚しゃぶや蒸し鶏・冷奴のトッピングとしてもオススメです。
ドレッシング代わりにトマトやレタスにかけても美味しいですよ!
シャキシャキ玉ねぎとみかんと香りをぜひご堪能ください。
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みかんでもっと笑顔になる「青梅で作る梅肉ペースト」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.553
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
毎年、梅が店頭に並び始めると6月が来たなと感じます。
今回はいろいろとある梅仕事の中でもとっても気軽に簡単にできる「梅肉ペースト」をご紹介します。
生の青梅はヘタを取り水洗いをします。
水気を切って包丁の背で潰し、中の種を取り除きます。
なんと、あとは梅を火にかけるだけ!調味料は一切なし。
純粋に梅だけが材料です。
梅は酸が強いので、お鍋はホーローか土鍋を使いましょう。
焦がさないように時折混ぜながら、トロトロになるまで加熱してください。
木ベラなどで果肉をつぶすように混ぜると良いです。
梅を加熱するとムメフラールという血流改善効果の期待できる成分が生成されます。
出来上がったペーストは、はちみつを加えて炭酸水で割った梅ドリンクや、
酢豚など酸味のある料理に使うのがおすすめ。
小分けにして冷凍保存もできます。
よければ今年の梅仕事に梅肉ペーストも加えてみてはいかがでしょうか?
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みかんでもっと笑顔になる「きゅうりとわかめの塩みかん酢の物」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.552
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
だんだんと蒸し暑くなってきましたね。
今回はこれからの季節におすすめの
さっぱりとした一品をご紹介します。
「きゅうりとわかめの塩みかん酢の物」
【材料】(2人分)
きゅうり 1本
乾燥わかめ ひとつまみ
みょうが 1個
〇塩みかんマリネの素 小さじ1
〇酢 大さじ1
〇はちみつ 小さじ1
【作り方】
1.きゅうりは薄切りにして塩もみしておく。
乾燥わかめは水でもどしておく。
みょうがは千切りにする。
2.1のきゅうりとわかめをぎゅっと絞って水気を切っておく。
3.〇の調味料を混ぜ合わせる。
4.すべての材料を合わせて冷蔵庫で30分ほど置き、味をなじませる。
定番のきゅうりとわかめの酢の物をみょうがと
塩みかんマリネの素でアレンジ。
さわやかさがグンと増した副菜に仕上げました。
お酢は米酢やリンゴ酢などお好みのものでためしてみてください。
寿司酢などもともと甘みの入ったお酢だと
より食べやすくなるのでお子様にもおすすめです。
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果物がもっと好きになる「白子町の玉ねぎ」
野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.494
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。
5月に入ると関東地域で収穫シーズンを迎える玉ねぎ。
玉ねぎの産地として有名な千葉県の白子町に行ってきました。
白子町は千葉県の太平洋沿いに位置し、
すぐ近くに海水浴場としても有名な九十九里浜があります。
玉ねぎ畑もサラサラの砂地で水はけが良く、
畑を訪問した日の前日は終日雨模様でしたが、
太陽が顔を出した当日の昼頃にはサラサラに乾いていました。
同じ千葉県内でも落花生農家の友人は、
雨の翌日は土がぬかるんで仕事にならないと驚いていました。
土と砂とで、こんなに差が出るとは!
このミネラルを含んだ水はけの良い砂地と、
海から届く潮風が、辛味の少ない生で食べても甘さを感じる玉ねぎを育てるそうです。
収穫体験を受け入れている観光農園もあり、
今年は特に大玉サイズが豊作だそうで、
ゴールデンウィーク中は家族連れの車で渋滞が出来たそうです。
「白子の玉ねぎ」見かけたらぜひご賞味ください。
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みかんでもっと笑顔になる「甘夏」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.551
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
カンキツシーズンも終盤を迎え、
この季節に食べられるカンキツも少なくなってきました。
そんな中、今食べごろなのが「甘夏」です。
夏みかんの枝代わりで生まれたと言われている甘夏は、
1月に収穫して酸が抜けるまで熟成させ、
3月中旬から6月ごろまで出回ります。
プチプチとした食感の良さに加えて、
甘みと酸味のバランスがよく、
さっぱりとしていてこの時期のビタミン&水分補給にぴったり。
皮が厚いので、比較的日持ちもしますし、
この皮がおいしいのも甘夏の魅力です。
ほろ苦く、香り高い甘夏の皮は、数あるカンキツの中でも絶品。
ぜひ捨てずにマーマレードや甘夏ピールに加工して楽しんでいただければ!
おすすめはしっとり仕上げる甘夏ピールの甘煮。
しっかり茹でこぼして苦みを抜き、シロップでじっくりコトコト煮ると、
手が止まらなくなる大人のおやつに。
ぜひ果肉だけでなく皮まで存分に食べきってくださいね。
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果物がもっと好きになる「ゴーヤとキュウリの塩みかんマリネ」
野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.492
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。
夏が旬のゴーヤ。
日差し避けのグリーンカーテンに苗を植える方も増えてきましたね。
この時期スーパーを覗くと宮崎や沖縄のゴーヤが並んでいますが、
沖縄では温暖な気候を利用して年末頃から5月まで収穫できます。
今日はそんなゴーヤを使った塩みかんレシピをご紹介します。
【材料】(2人分)
・ゴーヤ‥1/4本
・キュウリ‥1/2本
・塩みかん(青みかん)‥小さじ1/2
・オリーブオイル‥大さじ1
・すし酢‥大さじ1
【作り方】
①ゴーヤのワタと種を除き、薄くスライスする。キュウリも薄くスライスする。
②ボウルにその他の調味料を入れてよく混ぜ合わせる。
③ゴーヤとキュウリを入れてよく和え、冷蔵庫で1時間ほど冷やして完成。
ゴーヤの苦味が苦手な方は、オイルやお酢を一緒に和えると苦味が和らぎます。
夏が旬の野菜には体の熱を外に出してくれる効果もあるので、
たっぷり食べて夏日を快適に過ごしましょう!
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