果物がもっと好きになる「卵より大きい生プルーン」
野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.310
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。鉄分補給が出来ておやつにも最適なセミドライのプルーン。
深い色合いと濃厚な味わいが魅力的ですが、果物として食べる生のプルーンもあることをご存じでしょうか?出回る時期は意外と長く、早生種が7月からスタートし、晩生は10月いっぱい。生のプルーンはみずみずしいフレッシュな甘酸っぱさが特徴です。シーズンラストを飾るのはプレジデントという品種で、サイズが鶏卵よりも大きく80g~100gもあります。新鮮なプレジデントは酸味が強く果肉も堅くてシャキシャキの食感ですが、常温で置いておくと1日~2日で軟らかくなり酸が抜けて甘さが際立ってきます。追熟の過程で変化する味わいを食べ比べるのも楽しいですね。ただひとつだけ残念なことに、通常のプラムより日持ちしないので流通には不向きだとか。産地の直売所には並ぶようなので、この秋長野や青森に観光に行かれる方は、ぜひ探してみてください。
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みかんでもっと笑顔になる 「極早生みかんでスムージー」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.310
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
今年も残すところ3か月を切りました。毎年思いますが、本当にあっという間に日々は流れていきますね。そして10月に入ったということは、今年もいよいよ本格的なみかんシーズンの到来です。みなさん、準備は万端ですか?
シーズンはじめに出てくるのはしっかりと酸味も感じられる極早生種。みかん愛好者にファンの多い小粒でほんのり酸っぱいみかんです。まだ暑さの残るこの時期には酸味が心地よく、いくつでも食べられてしまいそう。そしてこのみかんで試してみていただきたいのがスムージーです。酸味と甘味が全体のバランスを上手くまとめてくれるので、色々な食材と合わせやすいのです。ここでおすすめのスムージーレシピをひとつ。
極早生みかん3個・りんご1個・小松菜50g・水50mlをミキサーにかけるだけ。約2人分のグリーンスムージーが完成です。小松菜のグリーンが鮮やかに出て、とっても飲みやすいのでぜひ試してみてくださいね。
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果物がもっと好きになる 「みかんの香りでリフレッシュ」
野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.309
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。
極早生みかんの美味しい季節ですね!個人的に酸味のある極早生がみかんの中で1番好きなのですが、最大の魅力は皮をむいたときに弾けるように立ち上る、あの爽やかな香りではないでしょうか?柑橘類をむいた時に感じる香りには、私たちのカラダにとって嬉しい効果があると言われています。香り成分の90%から93%がリモネン。交感神経を活性化させ、眠気を覚まして頭をスッキリさせてくれる効果や、免疫力を高めてくれる効果が期待出来ます。風邪予防にみかんを食べよう!というのはよく耳にすると思いますが、実は眠気覚ましにもなるのでデスクワーク中のおやつにも最適なのです。この香りの素はどこに詰まっているかというと、皮の表面に見える小さなブツブツで油胞と言います。食べ終わった後の皮を捨てずに、出勤前の朝風呂にちぎって入れるとリフレッシュ効果絶大です!ぜひ香りも存分に楽しんでくださいね。
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みかんでもっと笑顔になる 「シナノプッチ」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.309
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
秋から冬にかけてりんごが美味しい季節ですね。少し前に極早生種の「紅ロマン」というりんごをご紹介しましたが、今回は早生種の「シナノプッチ」についてお届けします。
シナノプッチは長野県果樹試験場が育成した「シナノシリーズ」のひとつ。シナノ○○と名乗るりんごはどれも質が高いなぁと感心されられるばかりですが、このシナノプッチも例外ではありません。「つがる」に「さんさ」を交配して得た実生から選抜、育成し、平成22年に登録。品種の特性的に真っ赤に色付きやすく、見るからに鮮やかで美味しそうなりんごで、150g~200gの小ぶりで可愛いサイズが特徴です。酸味が少ないので甘みを強く感じることができ、果肉がパリッ、シャキッっとしていてとにかく歯ごたえが良い。この食感のりんご、好きな方が多いのではないかと思います。おすすめの食べ方は丸かじり!小さいので1個ペロリといけますよ。ぜひ試してみてください。
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野菜がもっと好きになる 「塩みかん香る長芋スムージー」
野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.308
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。
食欲の秋といいますが夏バテで食欲がなかった方も、ついつい食べ過ぎてしまって逆に胃の調子が悪い…なんて方もいらっしゃるかもしれません。そんな時におススメのちょっと変わった長芋のスムージーをご紹介します。「え?長芋?」と驚くかもしれませんが長芋のとろみで喉越しの滑らかなスムージーになります。
【材料】1人分
・長芋…80g
・塩みかん(完熟)…小さじ1/2
・豆乳…130ml
・蜂蜜…大さじ1
【作り方】
皮をむいてひと口大にした長芋とその他の材料をミキサーに入れて滑らかになるまで撹拌すれば完成です。
長芋に含まれるネバネバ成分は暴飲暴食で弱った胃の粘膜を保護してくれ、消化酵素のジアスターゼはでんぷんの消化を助けてくれます。豆乳のタンパク質で手軽に栄養補給も出来ます。蜂蜜と塩みかんでちょっとしたスイーツのような味わいになりますよ。滑らかな喉越しをぜひ1度お試しくださいね。
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みかんでもっと笑顔になる 「塩みかんにんじんドレッシング」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.308
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
食欲の秋、美味しいものがありすぎてつい食べ過ぎてしまいます。そんな時にいくら食べても罪悪感のないサラダは私の強い味方です。今回は野菜をもりもり食べられるおすすめのドレッシングレシピをご紹介します。
「塩みかんにんじんドレッシング」
【材料】(2人分)
にんじん(中) 1/2本
塩みかん(完熟) 小さじ1
りんご酢 小さじ2
太白胡麻油 大さじ1
【作り方】
1. にんじんはすりおろす。
2. 1をボウルに入れて塩みかんとりんご酢を加え、混ぜる。
3. 2に太白胡麻油を加えてよく混ぜる。
すりおろしにんじんを使ったドレッシングは食感も残ってそれ自体がサラダの一部に。にんじんに多く含まれるβ-カロテンは油と一緒に摂ると吸収率がアップするので今回はオイル入りのドレッシングにしました。調味料を醤油ではなく塩みかん(完熟)にすることでにんじんの美しいオレンジが活きて彩りも鮮やか。箸が進みます。良ければ試してみてくださいね。
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果物がもっと好きになる 「青森県のぶどう」
野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.307
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こんにちは!朝晩の空気がひんやりして、すっかり秋らしくなって来ましたね。
久しぶりに車を走らせていると、「ぶどう狩り」と書かれた幟がちらほらと青空にきらめいていました。ぶどうというと、関東では山梨や長野が一大産地として名が知れており、大粒で種のないタイプの流通が多くなって来ています。一方、青森県では昔ながらのぶどうで小粒でも糖度が高くジュースなどの加工にも向く品種が栽培されています。北の津軽地方でスチューベンが。南部地方ではキャンベルアーリーが栽培されています。スチューベンは糖度が高く貯蔵性も高いことから秋に収穫されたものが2月頃まで出回ります。キャンベルアーリーは高い糖度がありながら、酸味もあるのが特徴。皮ごと口に含むとまず甘さが広がり、後から酸味が追いかけてくるのが楽しいです。ポイントはどちらも皮ごと口に含むこと。皮と果肉の間が甘いので、口の中でしごくように召し上がってみてください。
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みかんでもっと笑顔になる 「あけび」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.307
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
厳しかった残暑も段々と秋めいてまいりました。この時期、日本各地の山野でとれる「あけび」、最近では食べたことがないという方も多いのではないでしょうか?
昔は山に入って熟して割れたあけびの中の種まわり(白いゼリー状になっている)をしゃぶるようにして食べていたそうです。砂糖菓子のようなまったりとした甘みで、子供にとっては天然のおやつだったのですね。そしてもちろん、果肉だけでなく果皮も食べられます。こちらは一変してほろ苦さが特徴の大人な味。油炒めや揚げ物が一般的のようですが、私は先日、猪肉のラグーソースに入っていたのが初のあけび体験でした。あけび=甘いというイメージがあったので、食べた瞬間はとても驚きましたが、猪肉との相性が抜群で苦みがアクセントとなり、とても美味しかったです。
行楽の秋、ハイキングなど山を訪れる際には童心に帰って「あけび」を探してみてはいかがでしょうか?
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果物がもっと好きになる 「ホットクの塩みかんバター風味」
野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.306
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こんにちは!突然ですが、レンジで温めればすぐに食べられる冷凍食品はよく利用されますか?
先日、サンプルを頂く機会に恵まれました。チャーハンや餃子などの定番商品から、最近では韓国料理のスイーツといった専門的なものまであり、しかもどれも飲食店で食べるプロレベルの味わい。美味しさに加えて冷凍技術の向上もあり、冷凍食品は年々売上げが伸びているそうです。今回はそんな冷凍食品のホットクに塩みかんをプラスしたアレンジレシピをご紹介したいと思います。ホットクはモチっとした生地に黒砂糖とピーナッツの素朴な餡が入った韓国の定番おやつです。
【材料】
・冷凍ホットク2枚
・塩みかん(完熟)…小さじ1/2
・無塩バター…10g
【作り方】
①フライパンを火にかけて温め、弱火にしてホットクをならべる。
②焦げないように裏返しながら中心部が温まるまで加熱する。
③バターと塩みかんを入れて全体にからめて完成。よかったらお試しください。
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みかんでもっと笑顔になる 「紅ロマン」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.306
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
9月に入り、いよいよ今季のりんごシーズンがスタートです。早生りんごの代表と言えば、まずは「つがる」が思い浮かびますが、それよりも一足早い極早生種「紅ロマン」をご存知でしょうか?夏に出会える真っ赤なりんごとして8月の下旬から出回ります。パキッ・シャキッとした歯ごたえで程よい酸味が爽やかな、この時期にぴったりのりんごです。他の極早生種に比べて日持ちが良く、切っても茶色く変色しにくいのも特徴の一つです。
この「紅ロマン」は岩手県奥州市江刺地区の高野卓郎氏が「シナノレッド」と「さんさ」を掛け合わせて育成した「高野1号」という品種の商標です。平成24年に品種登録されたばかりの新しいりんごですが、その美味しさと真っ赤な見た目の美しさから年々、名前が知られるようになってきました。食べごろは10月中旬頃まで。厳しい残暑にさっぱり爽やかな「紅ロマン」、ぜひ試してみてくださいね。
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