みかんでもっと笑顔になる 「山梨県道志村のクレソン」
野菜ソムリエ 小宅祐子さん vol.289
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こんにちは。野菜ソムリエの小宅祐子です。
先日、私は山梨県道志村のクレソン農家さんを訪ねて、ありがたいことに農場をみせてもらい、たくさんのクレソン料理をいただいてきました。クレソンと言えばステーキやハンバーグの付け合わせとして飾られているイメージがないですか?私もその印象が強かったのですが、この道志村「フォレストファーム」さんのクレソンはそうではないのです。30年以上も前から化学合成農薬や化学肥料を使わずに有機でクレソンを栽培されていて、そのお味は折り紙付き!出荷先は引きも切らない大人気っぷりで、私もこんなにクレソンを美味しいと思ったのは初めて!というほど感動しました。いただいたお料理は、クレソンのおにぎりやクレソンとバナナのサラダなどクレソンが主役級に活躍するものがずらり。組み合わせの妙にうなるレシピに、仲間たちと感嘆するばかりでした。次回はそんなクレソンをもりもり食べたくなるレシピをご紹介します。お楽しみに。
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野菜がもっと好きになる 「生ごぼうの塩みかんサラダ」
野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.288
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です♪
今日は母の日。プレゼントを買い忘れた!という方は、手作り料理をプレゼントするのはいかがでしょうか?
【材料】(4人分)
・ごぼう…80g(1/2本)
・マヨネーズ…大さじ3
・酢…大さじ1
・塩みかん(完熟)…小さじ1
・カレー粉…小さじ1/2
【作り方】
①ごぼうを洗い、ピーラーを使ってリボン状にしてから水にさらす。
②調味料をよく混ぜ合わせる。
③ごぼうの水気を切り、②で和えて完成です。
食物繊維が多いことで知られているごぼうですが、中でも水溶性食物繊維の「イヌリン」は糖分の腸からの吸収を穏やかにし、血糖値の上昇を抑えてくれる働きがあると言われています。また、水にさらした時に出るアクもポリフェノールの一種で、抗酸化作用が期待できるのでさらしすぎにも注意。カレー粉と塩みかんの香りがポイントです。腸内環境を整え、健やかに長生きして欲しいという気持ちを込めて、是非お試しくださいね。
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みかんでもっと笑顔になる 「せりと豆腐の塩みかんスープ」
野菜ソムリエ 小宅祐子さん vol.288
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こんにちは。野菜ソムリエの小宅祐子です。
冬から春にかけて旬を迎える「せり」、独特な香りが魅力ですよね。先日とびきり美味しい山梨県道志村の有機のせりをいただき、色々と試作した中でおすすめの組み合わせを見つけたので、今日は旬のせりと塩みかんの簡単レシピをご紹介します。
「せりと豆腐の塩みかんスープ」
【材料】(2人分)
せり 50g
豆腐 1/2丁
だし汁 500ml
〇塩みかん(青みかん) 小さじ1/2
〇しょうが(すりおろし) 小さじ1/2
〇しょうゆ 小さじ1/2
【作り方】
1. せりは3㎝長さに切り、トッピング用に葉を1/2取っておく。
2. だし汁を火にかけ、〇を全て入れてよく混ぜる。
3. 2にせり(トッピング用以外)と豆腐を崩しながら入れて5分加熱する。
4. 器に注いで残りのせりの葉をトッピングする。
清涼感のあるせりと爽やかな塩みかんがベストマッチ。この組み合わせはぜひ一度試してみていただきたい相性の良さです。すっきりですが、だしを効かせてほっこりやさしいスープとなっています。
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野菜がもっと好きになる 「ナーベラ―を美味しく食べて美しく」
野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.287
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です♪
先週に引き続き、学びたてホヤホヤの沖縄食材のご紹介をしたいと思います。皆様はナーベラ―を召し上がったことがありますか?もしかしたらゴールデンウィーク中に沖縄へ行かれた方は口にされたかもしれません。ナーベラ―とはヘチマのこと。ヘチマというと体を洗うタワシを想像しますが、沖縄では若採りしたものを野菜として食べます。私も現地で何度かトライしたことがあるのですが、ヘチマの土っぽい香りが苦手でした。先日は、鶏肉と一緒に煮込んだカレーを教えてもらい、香辛料の香りがヘチマ特有の臭みを消していて、ようやく苦手を克服することが出来ました。ヘチマにはコレステロールを除去して肥満防止効果が期待できるサポニンが含まれていて、アンチエイジング効果もあるとされています。食物繊維も豊富で腸内環境を整えることで美肌効果も期待できるとか。どうやら女性にとって嬉しい美容食材のようですね。
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みかんでもっと笑顔になる 「エディブルフラワー」
野菜ソムリエ 小宅祐子さん vol.287
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こんにちは。野菜ソムリエの小宅祐子です。
今年は長期連休と騒がれているGW。いかがお過ごしですか?この時期、産地ではみかんが花を咲かせる頃でしょうか。花と言えば、私は先日、エディブルフラワー(食用花)を栽培されている生産者さんを訪ね、ハウスを見学させていただくことができました。そこには色とりどりの鮮やかなエディブルフラワーが咲き乱れ、満開を迎えていました。ビオラやクローバーなど身近なものも多く、食べ比べをさせてもらうとそれぞれに味の違いがあって驚きました。食用として安全に栽培された花たちは、ひとつひとつ丁寧に刷毛をかけてパック詰めされ、最後までこんなに愛情を注がれているのだと感銘を受けました。
最近ではレストランなどでサラダやデザート、飲み物にあしらわれていることも多いですよね。見た目に美しいだけでなく、実はビタミンやミネラルを豊富に含むものが多いので、ぜひ避けずに食べて楽しんでみてくださいね。
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野菜がもっと好きになる 「いもくず粉で作るくず餅」
野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.286
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です♪
先日、沖縄県産の食材を学ぶ機会があり、「いもくず粉」という食材を知りました。
甘藷の澱粉を乾燥させたもので、沖縄ではお菓子作りに欠かせない一品のようです。
今日はこの、いもくず粉で作る「塩みかん香るいもくず餅」をご紹介したいと思います。
【材料】(2人分)
・いもくず粉…50g
・黒糖…50g
・水…200ml
・塩みかん(完熟)…小さじ1
・きな粉…適量
【作り方】
①いもくず粉を水で溶かす。
②鍋に①と黒糖を入れ、中火でよく練り合わせる。
③粘りが出たらバットに流し入れて冷やし、きな粉をふりかけて好みの大きさに切り分けて完成。
コクのある黒糖ときな粉の相性が良いのは勿論ですが、完熟みかんの皮の香りがアクセントになって、これから暑くなる今のシーズンにぴったりの手作りおやつです。本葛粉の半値以下で購入出来るので、お財布に優しいのも嬉しいところ。簡単に出来るのでよかったらお試しくださいね!
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みかんでもっと笑顔になる 「ホワイトセロリとグリーンセロリ」
野菜ソムリエ 小宅祐子さん vol.286
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こんにちは。野菜ソムリエの小宅祐子です。
穏やかな春の陽気に暑さも混じり、気持ちのいい季節ですね。気温が上がった日にはすっきりしたものが食べたくなりますが、そんな時におすすめの野菜と言えば、「セロリ」です。大好き!という方もいらっしゃる一方で、苦手な野菜に挙がることも多くあります。
もし苦手だなという方がいらっしゃれば、試してみていただきたいのが「ホワイトセロリ」。通常の薄黄緑色のセロリよりも繊細で香りが穏やか、とても食べやすい品種です。茎が細く真っ白で、三つ葉に似ています。サラダで食べたり、スープにトッピングしてアクセントにしたり、スムージーにもおすすめです。逆にセロリ好きな方に試してみていただきたいのが「グリーンセロリ」。こちらは一般的なものよりも濃い緑色で、香りが強く葉が肉厚で甘味も感じられます。ぜひ生でかじってみてください。
今日はセロリの珍しい品種をご紹介しました。良ければ探してみてくださいね。
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野菜がもっと好きになる 「秋掘りと春掘り」
野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.285
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です♪
先日、青森県十和田市の農家さんから春掘りのごぼうが届きました。
5月ごろ植えつけた青森県のごぼうは、通常だと秋に収穫されます。それを収穫せずに越冬させて春に掘り起こしたものが、「春掘りごぼう」として出回ります。
雪が積もる大地の下でじっと寒さに耐えた分、栄養価も高く、甘み、旨みがギュッと濃縮されたごぼうになるとか。それに対して、秋掘りのごぼうはシャキシャキして柔らかいという特徴があるそうです。そんな違いを感じながら食べ比べてみるのも楽しいですね!秋掘りと春掘りとで2度楽しめる野菜は、他にもあります。それは何かと言うと、ながいもです。はやり、ごぼうと同じ様な味と食感の違いが出るそうです。頂いた春掘りごぼうは、お味噌汁にしました。シンプルにゴボウだけ入れたお味噌汁は、甘さと旨みが染み出てとても美味しかったです。花々の開花と共に、春の楽しみがまた1つ増えました。
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みかんでもっと笑顔になる 「東京うど」
野菜ソムリエ 小宅祐子さん vol.285
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こんにちは。野菜ソムリエの小宅祐子です。
さてみなさん、「独活」と書いて何と読むかご存知ですか?そう、山菜としてこの時期に旬を迎える「うど」ですよね。このうどは数少ない日本原産の野菜で、古代より自生のものが利用されてきました。さわやかな香りとシャキシャキとした食感にほろ苦さ、春を告げる野菜として人気の山菜です。中でも「東京うど」は江戸東京野菜として登録され、東京の特産品として知名度を高めています。この「東京うど」の最大の特徴はその栽培方法。光の入らない室(むろ)と呼ばれる地下3~4mの真っ暗な穴蔵で育てることで、長く、真っ白なうどになります。できるだけ光が入らないように慎重に管理することで、色白美人のうどが育つのです。山野に自生する一般的な緑色のうどとは異なり、繊細な香りや歯触りで、アクも少なく、とれたては生でかじることもできるほど。機会があればぜひ東京名物「東京うど」を試してみてくださいね。
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野菜がもっと好きになる 「根菜の葉を美味しく食べる」
野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.284
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です♪
早朝ウォーキングが気持ち良い季節になりました。土手を散歩していると、菜花の黄色が目に飛び込んできます。菜花はアブラナ科なので、大根やカブと同じ仲間です。直売コーナーを覗くと、新鮮な葉つき大根が売られている事がありますね。大根の白い部分は淡色野菜ですが、葉の部分は緑黄色野菜。カロテンやカルシウム、ビタミンCなどが含まれており、白い部分よりも栄養価が高いので、捨てずに食べて欲しい…とはいえニンジンや大根の葉は、クセが強くて食べ辛いですよね。
そんな時におススメしたいのが塩みかんドレッシングです。
大根の葉は、塩を加えたお湯でさっと茹で冷水に浸けてからしっかり絞り、5㎜幅にカットして塩みかんドレッシング(青)でマリネします。アブラナ科特有のクセが消えて驚くほど食べやすい副菜になります。
ニンジンの葉には塩みかんドレッシング(完熟)+オリーブオイルがおススメです。
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