みかんでもっと笑顔になる 「ホワイトセロリとグリーンセロリ」
野菜ソムリエ 小宅祐子さん vol.286
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こんにちは。野菜ソムリエの小宅祐子です。
穏やかな春の陽気に暑さも混じり、気持ちのいい季節ですね。気温が上がった日にはすっきりしたものが食べたくなりますが、そんな時におすすめの野菜と言えば、「セロリ」です。大好き!という方もいらっしゃる一方で、苦手な野菜に挙がることも多くあります。
もし苦手だなという方がいらっしゃれば、試してみていただきたいのが「ホワイトセロリ」。通常の薄黄緑色のセロリよりも繊細で香りが穏やか、とても食べやすい品種です。茎が細く真っ白で、三つ葉に似ています。サラダで食べたり、スープにトッピングしてアクセントにしたり、スムージーにもおすすめです。逆にセロリ好きな方に試してみていただきたいのが「グリーンセロリ」。こちらは一般的なものよりも濃い緑色で、香りが強く葉が肉厚で甘味も感じられます。ぜひ生でかじってみてください。
今日はセロリの珍しい品種をご紹介しました。良ければ探してみてくださいね。
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野菜がもっと好きになる 「秋掘りと春掘り」
野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.285
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です♪
先日、青森県十和田市の農家さんから春掘りのごぼうが届きました。
5月ごろ植えつけた青森県のごぼうは、通常だと秋に収穫されます。それを収穫せずに越冬させて春に掘り起こしたものが、「春掘りごぼう」として出回ります。
雪が積もる大地の下でじっと寒さに耐えた分、栄養価も高く、甘み、旨みがギュッと濃縮されたごぼうになるとか。それに対して、秋掘りのごぼうはシャキシャキして柔らかいという特徴があるそうです。そんな違いを感じながら食べ比べてみるのも楽しいですね!秋掘りと春掘りとで2度楽しめる野菜は、他にもあります。それは何かと言うと、ながいもです。はやり、ごぼうと同じ様な味と食感の違いが出るそうです。頂いた春掘りごぼうは、お味噌汁にしました。シンプルにゴボウだけ入れたお味噌汁は、甘さと旨みが染み出てとても美味しかったです。花々の開花と共に、春の楽しみがまた1つ増えました。
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みかんでもっと笑顔になる 「東京うど」
野菜ソムリエ 小宅祐子さん vol.285
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こんにちは。野菜ソムリエの小宅祐子です。
さてみなさん、「独活」と書いて何と読むかご存知ですか?そう、山菜としてこの時期に旬を迎える「うど」ですよね。このうどは数少ない日本原産の野菜で、古代より自生のものが利用されてきました。さわやかな香りとシャキシャキとした食感にほろ苦さ、春を告げる野菜として人気の山菜です。中でも「東京うど」は江戸東京野菜として登録され、東京の特産品として知名度を高めています。この「東京うど」の最大の特徴はその栽培方法。光の入らない室(むろ)と呼ばれる地下3~4mの真っ暗な穴蔵で育てることで、長く、真っ白なうどになります。できるだけ光が入らないように慎重に管理することで、色白美人のうどが育つのです。山野に自生する一般的な緑色のうどとは異なり、繊細な香りや歯触りで、アクも少なく、とれたては生でかじることもできるほど。機会があればぜひ東京名物「東京うど」を試してみてくださいね。
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野菜がもっと好きになる 「根菜の葉を美味しく食べる」
野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.284
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です♪
早朝ウォーキングが気持ち良い季節になりました。土手を散歩していると、菜花の黄色が目に飛び込んできます。菜花はアブラナ科なので、大根やカブと同じ仲間です。直売コーナーを覗くと、新鮮な葉つき大根が売られている事がありますね。大根の白い部分は淡色野菜ですが、葉の部分は緑黄色野菜。カロテンやカルシウム、ビタミンCなどが含まれており、白い部分よりも栄養価が高いので、捨てずに食べて欲しい…とはいえニンジンや大根の葉は、クセが強くて食べ辛いですよね。
そんな時におススメしたいのが塩みかんドレッシングです。
大根の葉は、塩を加えたお湯でさっと茹で冷水に浸けてからしっかり絞り、5㎜幅にカットして塩みかんドレッシング(青)でマリネします。アブラナ科特有のクセが消えて驚くほど食べやすい副菜になります。
ニンジンの葉には塩みかんドレッシング(完熟)+オリーブオイルがおススメです。
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みかんでもっと笑顔になる 「日向夏の食べ方」
野菜ソムリエ 小宅祐子さん vol.284
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こんにちは。野菜ソムリエの小宅祐子です。
今年も柑橘シーズンが終盤に入りました。この時期におすすめの柑橘のひとつに「日向夏」がありますが、少し珍しい食べ方をする果物です。レモン色のツルンとした皮は極力薄く剥くのがポイント。りんごのようにくるくるとナイフで剥いて、内皮である白い部分を多めに残します。食べ比べ講座などでお出しするとびっくりされることも多いのですが、この白い部分(アルベドと言います。)が美味しいのです!私も初めて食べたときのインパクトが強烈で、「こんな食べ方をする果物があったのか!」とすぐにファンになりました。アルベドはふわふわとした食感でほんのり甘みがあり、食物繊維が含まれているのも嬉しいところ。ジューシーでさわやかな酸味の黄色い果肉部分とのバランスがとても良いです。さっぱりしているので、サラダに入れてレタスやトマトなどと一緒に食べるのもおすすめ。ぜひこの時期だけの旬の味を楽しんでくださいね。
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野菜がもっと好きになる 「千葉の落花生Qなっつ」
野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.283
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です♪
今年は桜が満開になるまで時間がかかったようで、二週に渡ってお花見に出かけた方も多いのではないでしょうか?花見の「おつまみ」にもピッタリな落花生。国内で一番生産されているのは千葉県です。そんな千葉県から新しい品種が登場しました。その名もQなっつ。アルファベットの順番でQはPより後ですよね?そこでP(ピー)ナッツを超える味、ということで名付けられたそうです。開発にかけられた期間はなんと20年!満を持して昨年10月から発売がスタートしました。気品のある白いさやの色と、はっきりとした甘みで食べやすい味が特徴だそうです。ラッキーなことに、先日「炒りたて」のQなっつを食べる機会に恵まれました。落花生ってこんなに美味しかっただろうか?と感動する味わいで、とにかく甘かったです!取り扱い店舗は千葉県内に50店舗以上。通販もあるようなので、衝撃の味をぜひお試しください。
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みかんでもっと笑顔になる「清見のキャロットラペ」
野菜ソムリエ 小宅祐子さん vol.283
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こんにちは。野菜ソムリエの小宅祐子です。
今年も桜の季節になりました。この時期、お弁当を持ってお花見という方も多いのではないでしょうか。今日はそんなお花見弁当にぴったりの一品。簡単柑橘レシピをご紹介します。
「清見のキャロットラペ」
【材料】(2人分)
ニンジン 1本
清見オレンジ 1/4個
クルミ 適量
塩 小さじ1/3~1/2
オリーブオイル 大さじ1
【作り方】
1. ニンジンは皮を剥いてスライサーで(なければ手で)千切りにする。
2. 千切りにしたニンジンに塩を振り、しばらく置いて水分を出してしっかりと絞る。
3. 清見オレンジは皮を剥き小さめに切る。クルミは軽く炒って砕く。
4. 2に3を合わせ、オリーブオイルを回しかけて和える。
今が旬の清見オレンジは甘みがのっていてとっても良い香り。ニンジン嫌いのお子様にも食べやすく仕上がります。アレンジも自在で、パンにはさめばサンドイッチに。パクチーを加えるとエスニック風に。ぜひ試してみてくださいね。
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野菜がもっと好きになる 「塩みかんの手作りなめたけ」
野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.282
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です♪
春爛漫。各地から桜の開花宣言が届き、今週はお花見にお出かけの方も多いことでしょう。この季節、桜は美しいけど花粉症で辛い思いをされている方も多いのではないでしょうか?鼻炎で食事を摂るのも面倒という方でも、さっと作れて食も進むレシピ・塩みかんの手作りなめたけをご紹介したいと思います。
【材料】(作りやすい量)
・えのきたけ…200g
・だし汁…50ml
・すし酢…50ml
・赤唐辛子…1本分
・塩みかん(青)…小さじ1
【作り方】
①えのきたけの石づきを除き、食べやすい長さに切る。鷹の爪は種を除き輪切りにする。
②鍋に①とその他の調味料を入れて中火で煮る。
③ぬめりが出て煮汁が少なくなってきたら火を止め、そのまま冷まして完成です。
炊き立てのご飯にはもちろん、釜揚げうどんにも合います。煮沸殺菌した保存瓶に入れておけば冷蔵庫で1週間ほど持ちます。塩みかんの爽やかな香りをぜひお楽しみください。
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みかんでもっと笑顔になる「塩みかんコールスロー」
野菜ソムリエ 小宅祐子さん vol.227
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こんにちは。野菜ソムリエの小宅祐子です。
春キャベツが美味しい季節になってきました。今日は旬のキャベツと塩みかん(みかんを塩漬けにした万能調味料)を使ったレシピをご紹介します。
「塩みかんコールスロー」
【材料】(2人分)
キャベツ 1/4個
ニンジン 1/4本
◎塩みかん(青みかん) 小さじ1
◎マヨネーズ 大さじ1
◎酢 大さじ1
◎砂糖 小さじ1
【作り方】
1.キャベツは1㎝角の色紙切り、ニンジンは千切りにする。
2.1に塩(分量外)を少し振り、しばらく置いて野菜から水分を出す。
3.ボウルに◎の材料を入れて混ぜる。
4.3のボウルにしっかり水気を切った2のキャベツとニンジンを入れて和える。
塩みかんを入れることですっきり爽やかさの増すコールスローです。キャベツを色紙切りにして、この時期特有のふんわり柔らかい食感を存分に楽しんでくださいね。これにツナやサラダチキンを加えるとよりボリュームアップして食べ応えがでます。よければ試してみてください。
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果物がもっと好きになる 「柑橘のドライフルーツを楽しむ」
野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.281
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です♪
先週は、甘平と土佐文旦で作ったドライフルーツの特徴をお伝えしましたが、今回はアレンジレシピをご紹介したいと思います。まずは甘平から。乾燥されることで甘みが強くなった甘平を砕いて、飲むヨーグルトに30分ほど浸します。その後に製氷器に流し入れてアイスキャンディーにします。陽気がよくなったこの季節、ちょっと小腹が空いた時のおやつにぴったりです。
次に土佐文旦。干すことで香りがより強くなった土佐文旦は、フルーツ紅茶にします。砕いた土佐文旦を茶葉と一緒にティーポッドに入れ、沸騰したお湯を注いで蒸らすと、爽やかな香りが部屋中に広がり爽やかな気分に♪蜂蜜をプラスすると、土佐文旦の皮の苦みが和らいて飲みやすくなります。
最近では、1万円を切るお求めやすい家庭用ドライフード―メーカーもあるようです。お好みの柑橘をカットして、自宅で手作りしてみるのも楽しいかもしれません。
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