みかんでもっと「ポマンダーの作り方」
笑顔になる 野菜ソムリエ 小宅祐子さん vol.263
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こんにちは。野菜ソムリエの小宅祐子です。
前回、高知県産のゆずを使ったポマンダー作りワークショップを行った様子をご紹介しましたが、今回はポマンダーの詳しい作り方をご案内します。
まずは、オレンジやゆずなどの柑橘を準備します。レモンや姫りんごなどもおすすめです。皮に竹串で穴をあけ、クローブ(丁子)というスパイスをまんべんなく刺していきます。作っている最中はフルーツとスパイスの香りが立ち上ってそれは幸せな気分に!癒しの時間です。刺したクローブが果汁を吸ってしっとりとしたら、シナモンパウダーを振りかけてまんべんなくまぶします。パウダーをまぶしながら2~3日転がして、そのあと紙袋などに入れ、吊り下げて乾燥させます。その間お部屋が良い香りに満たされます。1か月ほどで完全に乾燥したら出来上がり。リボンをかけてクリスマスツリーのオーナメントにしたり、リースに飾ったりと香りと見た目で冬を彩ってくれます。ぜひ試してみてくださいね。
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果物がもっと好きになる 「マルシェで人気!ドワイエンヌ・デュ・コミス」
野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.262
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です♪実りの秋は各地でマルシェが開催され、私たち野菜ソムリエも販売サポートに大忙しです。
よりすぐりの逸品が、全国各地から集まるマルシェの出展品目のなかで、野菜ソムリエ仲間に勧められた西洋梨をご紹介したいと思います。
その名も「幻の西洋梨・ドワイエンヌ・デュ・コミス」。調べてみると、フランス生まれのこの品種は、明治時代初期に導入されたものの、栽培が難しいためあまり普及せず、現在でも生産量が少ないとか。ちょうど食べ頃だったので早速カットしてみると、切ったばかりの断面から果汁が滴り落ちます。手がベタベタになりますが、そこは我慢。口に入れるとシルキーな食感と甘み、上品な香りが、あっという間に溶けていなくなります。夢中で食べ続け、気づいたらあっという間に1個完食!もっと買っておけばよかったという後悔すら感じました。西洋梨がお好きな方、発見したら3個は買ってみてください。
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みかんでもっと笑顔になる「ゆずでポマンダー作り」
野菜ソムリエ 小宅祐子さん vol.262
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こんにちは。野菜ソムリエの小宅祐子です。
先日、築地から移転オープンした豊洲市場の開場記念イベントで高知県産ゆずを使ったポマンダー作りのワークショップを開催しました。そもそもポマンダーとは何かと言いますと、柑橘などのフルーツにクローブというスパイスを刺して作る天然の芳香剤です。古くはヨーロッパが起源と言われていて、病気の予防や魔除けにしていた香りのお守り。使用するスパイスのクローブやシナモンには抗菌・殺菌効果が期待でき、携帯することで当時流行っていた疫病などを予防できたとされています。また、クローブの香り成分は媚薬として働くとも言われ、惚れ薬的な活用方法もあったとか、なかったとか。
通常はオレンジで作ることの多いポマンダーですが、今回は高知県産の高品質なゆずを贅沢に使ったポマンダー作りを体験していただきました。会場はゆずの良い香りがふわっと香る癒しの場に。次回、詳しい作り方をご紹介します。
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野菜がもっと好きになる 「野菜で作るスタンプ」
野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.261
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です♪
突然ですが、野菜スタンプをご存じですか?
主に野菜のヘタや皮など、調理する際に捨ててしまう部分に染料つけて、紙や布に押し当てる遊びです。
子供たちに農作物への関心を高めてもらう目的で開催されるワークショップなのですが、先日、大人の私もトライしてみました。やってみると、これが意外に面白く感動的な発見がありました。工場で大量生産される通常のスタンプとは違って、同じものは1つもないのです。当たり前のことではありますが、野菜の断面をじっくり観察してみて、そんな事に気づかされました。特にピーマンのヘタが面白い!種やワタのつき方で、スタンプの表情が全く変わってきます。似たような雰囲気では獅子唐辛子も小さくて可愛らしいですよ。
野菜は自然からの贈り物。そして農家さんの努力の結晶なのです。ヘタや皮を捨てる前に、お子さんとそんな会話をしながら、ぜひ観察してみてくださいね。
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みかんでもっと笑顔になる「八幡浜ちゃんぽん」
野菜ソムリエ 小宅祐子さん vol.261
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こんにちは。野菜ソムリエの小宅祐子です。
先日、愛媛県は八幡浜市川上にあるミヤモトオレンジガーデンさんのみかん畑を訪問しました。極上のみかんが今か今かと色づくのを待っている様をこの目で見ることができ、感激でした。
さて、八幡浜市の名物はみかんだけではありません。地元のソウルフード「八幡浜ちゃんぽん」もその一つ。ちょうどお昼時に着いたこともあり、有名店「ロンドン」へ連れて行ってもらいました。実は長崎出身の私はちゃんぽんには少しうるさいのですが、とんこつと魚介ベースのコクのある長崎のちゃんぽんと違って、鶏ガラベースの八幡浜ちゃんぽんはあっさり。とても食べやすく美味しかったです。特に野菜がシャキシャキと歯ごたえは残しつつも甘みが出ていて食感が絶妙でした。
このお店、私たちが入ってから出るまで入れ代わり立ち代わりでほぼ満席状態。人気店であることがうかがえました。八幡浜を訪れた際はぜひ行ってみてくださいね。
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果物がもっと好きになる 「人生いろいろ ジュースもいろいろ」
野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.260
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です♪
先日、4年ぶりに愛媛県八幡浜市を訪れました。八幡浜市といえば道の駅・八幡浜にある、産直交流施設のアゴラマルシェ。こちらで有名なのが、100種類以上ある柑橘ジュースです。さすが愛媛で有数の柑橘産地ですね!噂には聞いていましたが、実際に目の当たりにすると圧巻でした。使われている柑橘の種類も10品種以上。どれを選ぶか迷ってしまいますね。
そんなジュースコーナーの上に貼ってあるキャッチコピーが「人生いろいろ ジュースもいろいろ」でした。思わず声に出して笑ってしまいました。「〇〇ちゃんは情熱的なタイプだからブラッドオレンジかな」なんて、想像しながら選ぶのも楽しいです。
もちろん、ミヤモトオレンジガーデンの温州みかんを使った100%ジュースも販売されていますよ。冷蔵庫には、すぐに飲める小瓶タイプも揃っているので、いくつか購入して飲み比べてみるのも楽しいかもしれませんね。
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みかんでもっと笑顔になる 「ミヤモトオレンジガーデンへ」
野菜ソムリエ 小宅祐子さん vol.260
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こんにちは。野菜ソムリエの小宅祐子です。
極早生みかんが始まり、いよいよ今年もみかんシーズンの開幕ですね。そんな中、私は秋晴れの愛媛県八幡浜市へ行ってまいりました。
ミヤモトオレンジガーデンさんのみかん畑を見学させていただいたのですが、細い車道をぐんぐん上って着いた、その場所からの景色は何度見てもやはり絶景でした。急斜面に広がるみかん畑、そしてその奥には海。愛媛県のポスターになるのも納得の素晴らしいロケーションです。一足お先にまだ緑色の残る早生みかんを味見させていただくと、酸味も甘みもあり味が濃く、このままで十分美味しい!とびっくり。しかし、樹上で鮮やかなオレンジ色に色づくまでもう少しの辛抱です。これ以上美味しくなるのかと思うと自然と顔がにやけてしまいます。今年は全国的にみかんの表年と言われているので、柑橘好きにはたまらないですね。これから春先まで続く、柑橘のハイシーズンをともに楽しみましょう!
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果物がもっと好きになる「瀬戸ジャイアンツ」
野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.259
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です♪
先日、長野フェアで巨峰とシャインマスカットをPRする機会がありました。
どちらの方が売れたかというと、シャインマスカットの勝利。理由を聞いてみると、「種がなくて皮ごと食べられる所が良い」という声が返って来ました。手を汚さずに食べられる、白ぶどう系のシャインマスカットに人気が集中するようになって久しいですね。
そこで今日は、同じように種なしで皮ごと食べられる品種をご紹介したいと思います。その名も瀬戸ジャイアンツ。強そうな名前ですね。シャインマスカットよりも糖度は低いのですが、皮が非常に薄いので、ご高齢の方でも食べ易いと評判が良いとか。お値段はお高めですが、シルクのように滑らかな舌触りと上品な味わいは1度試してみる価値アリです。ホームパーティーの手土産や、日頃お仕事を頑張っている自分へのご褒美に、白ぶどう系がお好きな方はぜひ1度お試しになってみてください。
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みかんでもっと笑顔になる 「柿と蕪の塩みかんマリネ」
野菜ソムリエ 小宅祐子さん vol.259
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こんにちは。野菜ソムリエの小宅祐子です。
今回は旬の柿と塩みかんを使ったレシピをご紹介します。
「柿と蕪の塩みかんマリネ」
【材料】(作りやすい分量)
柿 1個
蕪 1個
塩みかん 小さじ1/2
りんご酢 大さじ2
はちみつ 大さじ1/2
【作り方】
1. 柿と蕪は皮を剥いて薄めの半月切りにする。
2. 調味料をよく混ぜ合わせておく。
3. 保存容器に1を入れ、2を加えて30分ほど置いて味を馴染ませる。
塩みかんがそのほかの材料をやさしくつないで、いい仕事をしてくれます。柿と蕪を交互に並べて盛れば見た目も美しく、華やかに食卓を彩ってくれる一品に。りんご酢がない時は穀物酢でも良いですが、その場合、少し酸がきつければお酢の量を減らしてください。柿の甘さに応じてはちみつの量もお好みで調節してみてくださいね。
そのまま食べるだけでなく、サラダのトッピングにしたり、レタスで巻いたり、チーズを乗せたりと様々なアレンジができます。よければお試しください。
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果物がもっと好きになる 「極早生みかんで爽やかポン酢」
野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.258
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です♪
極早生みかんが美味しい季節になりました。青みが残っている皮をむくと、部屋中に広がる爽やかな香り・・・。柑橘好きにはたまりません。食べる前から幸せな気持ちになれますね。程よい酸味とさっぱりとした甘さが特徴ですが、この酸味が苦手という方もいらっしゃるかもしれません。そんな時は、極早生みかん特有の酸味を活かして手作りポン酢を作ってみてはいかがでしょうか?
【材料】作りやすい量
・極早生みかん果汁…50ml(約1個分)
・醤油…30ml
・鰹削り節…3g
・塩みかん(青みかん)…小さじ1/2
【作り方】
材料を全て混ぜ合わせたら完成です。蒸したレンコンやかぼちゃ、きのこ、鶏肉との相性が良い、食べるポン酢の完成です。極早生みかんよりも青い、摘果みかんを使った塩みかんをプラスすることで、より爽やかな香りが楽しめますよ。冷蔵庫で1週間ほどもつので、常備調味料としてお楽しみください。
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