野菜がもっと好きになる 「胃腸が弱っているときの食事」
野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.257
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です♪
秋の天気は変わりやすく、急に肌寒くなったかと思えば汗ばむ天気が戻って来るので、体調を崩されている方も少なくないと思います。胃腸の調子を悪くしている方もいらっしゃるかもしれません。野菜ソムリエとして、健康のためにも食物繊維を多く含む野菜を毎日食べましょう!とお伝えする機会が多いのですが、胃腸の調子が悪い時にはおススメしていません。食物繊維の多い食材を食べると胃腸に負担をかけてしまため、出来るだけ消化しやすい食べ物を摂るのが望ましいです。
できれば、うどんや白米といった精製された食材を、煮込みうどんや卵粥のように水分が多くて消化しやすい調理法で召し上がっていただくのが理想的です。どうしても野菜が食べたいときは、不溶性食物繊維の少ない白菜や大根などを、いつもより長めに茹でて柔らかくして召し上がってください。他にも茹でたさつま芋やバナナなどもおススメですよ♪
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みかんでもっと笑顔になる 「世界一のナス」
野菜ソムリエ 小宅祐子さん vol.256
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こんにちは。野菜ソムリエの小宅祐子です。
先日、宮崎県の野菜・果物をふんだんに使った料理教室イベントで貴重な食材に出会いました。
宮崎県は温暖な気候と太陽の恵みが美味しい食材を育む土地柄で、マンゴーをはじめ、言わずと知れた食材の宝庫。中でも江戸時代から作られてきた伝統野菜「佐土原(さどわら)なす」は、世界的に有名なイタリアンの奥田政行シェフに“世界一のナス”と言わしめるほど素晴らしいナスです。長ナスで、表面が薄紫色。あくが少なく、甘みがあり、フルーティー。まるで梨のような食感で、生食できます。あくがない証拠に、切ってしばらく放置しても変色せずに白く美しいままの姿に驚きました。焼くと果肉がとろっとろにとろけて甘みが際立ち、肉や魚にも負けない存在感。メインを張れる食材です。
一時は絶滅の危機に瀕した奇跡のナス、その美味しさは一度食べる価値ありです。見つけたらぜひ試してみてくださいね。
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野菜がもっと好きになる 「大粒ナメコ やまなめ」
野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.256
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です♪
秋の長雨が続いています。気温が下がってくると美味しく感じるのが、スープなどの汁物ですね。先日、きのこのPR販売で4種類のきのこを使ったお味噌汁をご提供したところ、試食の数がいつもの倍以上も出ました。
使用したきのこの中に、ちょっと珍しいものがあったのでご紹介したいと思います。「やまなめ」という大粒のナメコです。一見すると山で採ってくる天然ナメコの様に見えますが、実は人工的に栽培されたもの。天然物が育つ自然条件を栽培施設で人工的に作りだし、大粒の山ナメコ本来の食感や食味が出るように育てられています。
生産者おススメの食べ方はバター炒めだそうです。フライパンにバターを熱してやまなめを炒め、仕上げに醤油を少々加えて完成です。真空パックで売られている通常のナメコより、ぬめりが少ないので調理し易いのも嬉しいポイントです。大粒で肉厚なやまなめ、ぜひ1度お試しあれ!
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みかんでもっと笑顔になる 「長芋と大葉の塩みかん和え」
野菜ソムリエ 小宅祐子さん vol.256
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こんにちは。野菜ソムリエの小宅祐子です。
毎日の献立、みなさんはどうやって決めていらっしゃいますか?メインは決まっても、もう少し野菜を食べたいなということがないでしょうか? サラダをドレッシングで食べるのもいいけれど、いつもと違う雰囲気を取り入れたい!そんな時におすすめのレシピをご紹介します。
「長芋と大葉の塩みかん和え」
【材料】(2人分)
長芋 100g
大葉 2枚
酢 小さじ2
塩みかん 小さじ1/3
【作り方】
1.長芋は皮を剥き、5~6㎝長さの拍子木切りにする。
2.大葉は丸めて端から切り、さらにみじん切りにする。
3.ボウルに1と2と塩みかん、酢を入れて全体が馴染むように混ぜる。
メインがフライやこってり炒め物などの時にぴったりの口の中がさっぱりとする付け合わせです。
長芋のシャキシャキの食感に塩みかんと大葉がさわやかに香ります。
切って混ぜるだけの簡単なレシピなので時間がない時でもササっと1品追加できて便利です。よければ試してみてくださいね。
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果物がもっと好きになる 「埼玉ブランド 彩玉梨」
野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.255
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です♪
日も短くなり、すっかり秋らしくなって来ましたね。秋といえば味覚の秋。
PR販売でスーパーにお邪魔すると、栗や柿、梨といった秋を代表する食材が売り場を華やかに彩っていました。先日埼玉県の直売所に行ったところ、珍しい梨に出会いました。その名も彩玉。「さいたま」ではくて「さいぎょく」と読みます。2玉で800円とちょっとお高めだったものの、サイズは幸水や豊水の倍近くあったので、4玉分と考えればお安いですね。ジューシーでさっぱりとした味わいの中にも、しっかりとした甘さが感じられて食べごたえ十分!もっと買ってくればよかったと後悔しました。大玉の新高と爽やかな味わいが特徴の豊水を交配して出来た品種というから納得。糖度も甘さが特徴の幸水以上で13度~14度もあるそうです。まさに「いいとこ取り」の彩玉。県外流通は少ないようですが、もし見かけたらぜひ味わってみてくださいね!
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みかんでもっと笑顔になる 「シルクスイート」
野菜ソムリエ 小宅祐子さん vol.255
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こんにちは。野菜ソムリエの小宅祐子です。
すっかり秋めいてきましたね。秋の味覚と言えば色々ありますが、その一つにサツマイモがあげられるのではないでしょうか?今回は2012年の発売から人気が右肩上がりの新品種「シルクスイート」をご紹介します。
名前の通り、滑らかな舌触りと上品な甘味で大人気のシルクスイート。最近ではスーパーなどで見かけることも多くなりました。さつまいもは食感で分類すると鳴門金時のようなホクホク系か、安納芋のようなねっとり系かに分けられますが、このシルクスイートは少し変わっていて面白い品種です。というのも、9月下旬~10月ごろの収穫したてはホクホク系、少し寝かせて11月頃まで貯蔵するとねっとり系に変わるという特徴があります。絹のような滑らかな食感と濃厚で上品な甘みを体験するには、食べ頃の旬である11月~2月に、食感の違いを比べてみたい方はぜひ今の時期のシルクスイートも試してみてくださいね。
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野菜がもっと好きになる 「生キクラゲの塩みかん和え」
野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.254
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です♪
先日は食感が魅力的な「生キクラゲ」についてお話しましたが、生産者さんにおススメの食べ方を教えてもらったのでご紹介したいと思います。
それはサッと茹でて、わさび醤油につけて食べるという方法。実際に試してみたところ、刺身こんにゃくのような味わいで大変美味しかったです。
せっかくなので「塩みかん」をプラスしたレシピも考えてみました。
【材料】2人分
・生キクラゲ…100g
・塩みかん…小さじ1/2
・酢…大さじ1
・わさび…小さじ1/4
【作り方】
①沸騰したお湯で生キクラゲを30秒ほど茹でたら、氷水で冷ます。
②ボウルに調味料を入れてよく混ぜ合わせる。
③水気をしっかり切った①を②のボウルに入れて和えたら完成です。
細く刻んで、ニンニクや唐辛子と一緒に炒めてパスタと和えても美味しいですよ。
油と一緒に摂ると、ビタミンDの吸収率もアップします。見かけたら是非一度お試しくださいね!
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みかんでもっと笑顔になる 「東京生まれ東京育ちのぶどう」
野菜ソムリエ 小宅祐子さん vol.254
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こんにちは。野菜ソムリエの小宅祐子です。
まだまだ暑いですが、少しずつ秋めいてきました。旬を迎えた果物も次々と出てきています。そんな中で先日、私は珍しいぶどうに出会いました。東京生まれの品種「高尾」です。
この「高尾」、巨峰を品種改良して1956年に東京都農業試験場で誕生したのですが、栽培管理が非常に難しいため当時は普及しなかったそうです。しかし、品質の高いこのぶどうに惚れ込んだ生産者の方々が研究会を発足し、見事ブランド化に成功。現在は贈答用高級ぶどうとして定着しています。
初めて食べたそのお味は、甘みが強く、適度な酸味があり、驚くほど濃厚な味わい。口に入れて噛んだ瞬間、味が爆発して目を見開くほどの衝撃でした。収穫したての新鮮さも良かったのかもしれません。本当にびっくりしました。ぶどうに限らずですが、まだまだ知らない品種、食べたことのない品種がたくさんあるので、どんどん発見してお知らせしていけたらと思います。
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野菜がもっと好きになる 「生キクラゲ」
野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.253
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です♪
先日、収穫したての「生キクラゲ」を調理する機会に恵まれました。
中華料理などでよく使われるキクラゲは、乾燥した状態で販売されていることが殆どですが、希に生の状態で売られていることがあります。乾物とは食感が全く異なり、肉厚で瑞々しくプリップリの歯応えに、すっかり虜になってしまいました。
味そのものはクセがなく他の食材を邪魔しないので、どんな料理にも馴染みそうです。干したクラゲに味が似ていることからこの名前がついたそうですが、実はキノコの仲間です。
食べる時は30秒ほど茹でてから使用してください。使いきらなかった分は必ず冷蔵庫に入れて保存し、1週間以内に食べ切るようにしましょう。
注目すべきは豊富な栄養価です。キノコなのでカロリーは低いですが食物繊維がゴボウの約3倍も含まれており、ビタミンDの含有量は食品の中でもトップクラス!鉄分も多く含むヘルシー食材なのです。
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みかんでもっと笑顔になる 「秀玉(しゅうぎょく)」
野菜ソムリエ 小宅祐子さん vol.253
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こんにちは。野菜ソムリエの小宅祐子です。
前回、梨狩りで「秀玉」という珍しい品種を手に入れたお話をしましたが、この「秀玉」という梨はどんな梨なのでしょうか?
主に関東で9月の上旬頃、「幸水」と「豊水」の間に収穫される青ナシです。青ナシと言えば、代表的な品種に酸味と甘味のバランスに優れた「二十世紀」があります。「秀玉」も同じ青ナシということで酸味が強いのかしらと食べるとびっくり。酸味は少なく、濃厚なのにさっぱりとした強い甘みが新鮮でした。果汁もたっぷりでジューシー。やさしい歯ごたえでとても美味しかったです。
梨園では収穫する際の目利きも教えていただきました。青ナシの完熟の見極めはなかなか難しいのですが、緑色の果皮が、青みがかった緑から黄みがかった緑になると熟したサイン。その微妙な色の変化を見定めて収穫した「秀玉」は絶品でした。
数は少ないですが、まさに今が旬の「秀玉」。見つけたらぜひ試してみてくださいね。
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