愛媛県八幡浜の段々畑から

「しあわせ、みかん時間」を届けたい。

産地と私たち

100年つづく段々畑で、
ミヤモトオレンジガーデンの挑戦。

私たちの畑は、100年以上前に人が積んだ石垣の上にあります。先人が山を耕し、出てきた石を積み上げて段々畑をつくり、その一段ずつに樹を植えてきました。

八幡浜から佐田岬半島にかけての一帯は、西宇和と呼ばれます。愛媛の三大産地のひとつであり、農林水産祭の天皇杯を複数回受けた、日本で唯一の産地です。

その西宇和のなかで、みかんの御三家と呼ばれるのが、日の丸、真穴、そして川上。私たちの畑は、その川上にあります。

その川上は、四国の西のはし、佐田岬半島の付け根にあります。八幡浜の市街から山へ入った、宇和海に面した地区です。

四国の西のはし、佐田岬半島の付け根に川上があります。

みかんは、喜びや幸せを
届けることができる。

愛媛県の公式チャンネル「愛媛百貨」で紹介されました。(2分24秒)

土地の条件

三つの太陽が作る、
最高品質のみかん。

川上の畑は、宇和海に向かって落ちる急な斜面にあります。平らな土地はほとんどありません。

空から降り注ぐ陽射し。海面が跳ね返す光。そして、石垣が照り返す光。愛媛の海沿いの産地で「三つの太陽」と呼ばれるものです。斜面に植えられた樹には、光が上からも下からも届きます。

段々畑には、もうひとつ利点があります。水はけです。急な斜面は水を溜めません。適度に乾いた状態が、みかんの味を濃くします。

そして、この斜面にはいつも潮風が吹いています。潮風をたっぷりと浴びた土壌は、ミネラルを含みます。その土が、樹を育ててきました。

三つの太陽、水はけ、そして潮風。この土地の条件がそろって、みかんの味は濃くなります。ただし同じ川上のなかでも一律ではありません。畑の場所によって、枝の位置によってさえ、味は変わります。

海に向かって、段が重なります。

摘果へのこだわり

実を落とすほど、
味は濃くなる。

夏のあいだ、私たちは実を落としています。摘果という作業です。

木が実らせた分をぜんぶ育てると、養分が分かれて、一つひとつの味が薄くなります。残す実を選び、それ以外を落とす。そうして木の負担を減らし、残った実に養分を集めます。急な斜面を一本ずつ回り、手で見極めていく作業です。

落とすのは、まだ青くて硬い実です。かつては、そのまま畑に還していました。

いまは、摘み落とした青いみかんを工房へ運びます。伯方の塩とあわせ、時間をかけて熟成させると、「塩みかん」という調味料になります。ANAのファーストクラスの機内食にも使われました。

落とした実にも、行き先があります。

夏、青い実を一つずつ選んで落とします。
青い実が、調味料になります。

贈るということ

贈る人にも、
しあわせ、みかん時間を。

その塩みかんも、みかんジュースも、みかんの寒天ゼリーも、すべて自分たちの畑の実からつくっています。かたちを変えても、畑の味はそのままです。

贈り物は、選ぶところから始まります。誰に、どの品種を、どんな形で届けるか。迷っているその時間も、みかんが運んでくる時間のひとつだと思っています。

そして届いたあと、「おいしかった」と言ってもらえる。贈られた方だけでなく、贈った方にも、しあわせな時間が残ります。

ジュース、寒天ゼリー、調味料。かたちはいろいろあります。
箱を開けた、その瞬間。